北ア・大日岳周遊(剱岳絶景)
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,528m
- 下り
- 2,537m
コースタイム
- 山行
- 12:28
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 13:30
1.20 580m 人津谷出合(喫茶クムジュン)
4.11 1300m 文登研前進基地
6.32 1778m 前大日山頂着
7.52 2040m 早乙女岳着
10.13 2501m 大日岳山頂着
10.33 2501m 大日岳山頂発
10.52 1500m 雑穀谷登り返し
12.11 1750m 前大日手前鞍部
12.39 1200m 北面沢登り返し
13.42 1300m 文登研前進基地着
14.15 580m 人津谷出合(喫茶クムジュン)
14.30 460m 立山駅手前藤橋ゲート
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
人津谷は雪多し、まだブリッジあり 落ちても徒渉可能 1300mの登山研前進基地で積雪5m弱 |
写真
感想
大日岳は僕が初めて山スキーで挑戦した思い出の聖地、今から25年前の青春真っ盛りの時だった。
今日は多分誰もやった人はいないであろうワンディ大日岳周遊コースに挑戦した。先日からバカスカ雪が降り続き今日は激パウ予想でポンツッーンに再登板してもらった。体力の余っている名人は189cmの最強ポンを投入すると余裕綽々だった。完全復活した名人にはもう怖いものなしである。僕は169cmのポンで勘弁してもらう。こんな時こそ本来は159cmのポンが生きてくるのだろう。
立山町藤橋ゲート発深夜2時と約束してあったが気合い入りまくりで眠れないので昨夜22時に自宅を出て0時に現地到着してしまった。名人号をノックして寝てる場合じゃないよ、1時には出るから準備してと叩き起こした。寝ぼけた名人マジですかと起きてきた。あたり前田のクラッカー、マジスよ!
名人急いで支度をしてなんとか1時発に間に合った。悪いす!今日は満月、狼が出そうな夜だった。ゲートからチャリにまたがり一走りで人津谷出合に到着。雪は多かった。林道は一箇所だけ雪が切れていた。日当たりが良い場所はカチカチ、悪い場所はパウダーでゴボル。ポンで正解だった。ライトもいらないような月明かりで明るい夜だった。調子こいてGPSを見なかったら2回ほどトレースがずれた。やばいやばい。
約3時間で1300m文登研前進基地に到着、積雪5m弱とマンダムだった。ここからの登りは北面でラッセルが辛かった。主尾根に出ると富山の夜景が綺麗だった。みんなは寝ているだろうが僕たちはマンダムな夜を過ごしている。さああとは前大日、早乙女さらに終点2501m大日を目指すのみ。前大日手前で白んできた。空が赤く染まり出した。早起きは三文の徳、今日も素敵な夜明けだ。前大日から少し降って鞍部へ風が強くて風下に逃げた。今年は雪が多くまだ雪庇のはみ出しも少なかった。
二人交代でトップを変わりガンガントレースを伸ばしていく。雪の結合は抜群で雪崩の可能性は全くないだろうと思った。大胆な巻きトレースを刻んで行く。早乙女を過ぎるといよいよ剱岳がドドーン、さすが山の王者、スンバラシイ眺めでした。絶景を楽しみながらさあ大日岳ロックオン、どんどん終点が近づいてくる。やったぜBaby ゴーール!ここで初めて立山が見えた。弥陀ヶ原の除雪も半分ほど進んでいた。山頂の絶景は何と言っても剱岳だった。今日も頑張ってよかった。ポンで9時間の長い道のりだった。
さあシールを剥いだら西面のルンゼへ、ここはたっぷりパウダーが残っていました。ガンガン粉を巻き上げ僕たちは天国へ落ちて行った。振り返ればシュプールがこれまたマンダムだった。標高差1000mの滑降で 雑穀谷に合流して1500mで鞍部へ登り返した。もう日は登り暑くて辛かった。鞍部まで250mの登り返し。ここで休憩、さあ今日はもう一本鞍部から北面の沢へエントリー、ここもパウダーが残っていた。500mの快適なパウダーを楽しんで進路を左にとって前進基地へ100mの登り返し。着きそうで着かない基地への登り返しでした。前進基地に着くとたくさんのトレースがあった。多くの人が来てたんですね。ピークを踏んだ人は僕たち以外にいるだろうか?
さああとは人津谷消化試合、もう雪は腐り滑りは悪い、試練の滑りでクムジュン到着、ここでチャリにまたがり15分で藤橋ゲートに到着、しめて13時間半、今日も完全燃焼でした。
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