南奥駈道（玉置神社〜本宮）

2017年03月18日(土) ~ 2017年03月19日(日)

• GPS: 10:25
• 距離: 18.3km
• 登り: 1,127m
• 下り: 2,000m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:23
• 休憩: 0:34
• 合計: 1:57

距離 3.5km 登り 207m 下り 417m

13:24 玉置山展望台
13:54 14:05 玉置山
14:11 14:23 玉置神社
15:10 15:21 玉置辻
15:21 宿泊地

2日目

• 山行: 7:49
• 休憩: 0:24
• 合計: 8:13

距離 14.9km 登り 923m 下り 1,597m

7:53 宿泊地
9:23 9:25 大森山
9:34 9:35 大水ノ森
10:32 切畑辻
11:14 五大尊岳（北峰）
11:27 五大尊岳
12:47 12:53 金剛多和
13:13 13:14 大黒天神岳
14:06 14:14 山在峠
14:23 14:24 吹越山
15:05 15:06 吹越峠
15:38 15:42 七越峰
16:06 ゴール地点

大森山から五大尊岳への下りは枯れ葉で滑りやすく、注意が必要。
アップダウンが多くて結構大変でした。。。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

写真

3/18 11:04

七里ヶ浜にて、春の海。
暖かさに、波しぶきが涼し気に見える。

3/18 12:16

七越峯（奥駈道の最後の峯）は、亀の甲羅の様。
吉野からの奥駈が終わりを迎え、神殿を前に、広々とした河原が目の前に広がり、修験者は安堵したことだろう。

3/18 13:12

歩きはじめの玉置山展望台からの眺め。やや春霞。

3/18 13:14

左奥には、雪をいだいた釈迦ガ岳。大峰の高峰域だ。

3/18 13:30

世界遺産の地。
今日明日は、奥駈道の最南端の18Kmのトレッキング。

3/18 13:31

「かつえ坂」からスタート。

3/18 13:35

ブナの木がところどころに。
ブナの木を見ると何故かほっとする。
かつえ坂は、漢字では、「飢坂」と書くようだ。

3/18 13:35

南国らしいヒメシャラ。ブナにからんでいる。
すべすべの木肌だが、この時期は脱皮するのかな。

3/18 13:37

玉置山頂に向けて、敷き詰められた枯れ葉を踏みしめて緩やかな道を登る。

3/18 13:49

今日の目的は玉置神社、明日、玉置辻から熊野本宮大社に向かう日程です。

3/18 13:54

玉置山頂。山名標識が置かれて見えないが、一等三角点がある。

3/18 13:58

シャクナゲのつぼみも膨らみかけている。
葉の裏がオレンジ色のビロードのようで、「ツクシシャクナゲ」という種類のようです。（ガイドさんから教えてもらいました）
玉置山一帯は、シャクナゲ多く、初夏の頃はきれいな様。

3/18 14:02

玉置神社に向けて、枯れ葉のなかを下る。杉の木も次第に登場。

3/18 14:06

まっすぐ伸びた杉の大木に会えます。

3/18 14:10

玉石社の大木。これを見るだけでも感動もの。
千年以上の時空を超えて、何か感じるものがある。

3/18 14:11

玉石社（たまいしのもり）には、中央の丸石を取り囲んで、3本の大木。
玉石杜には妖魔退散のご神力があるとのことで、平安時代に大峰修験道の本拠となってからは、白河院、後白河院、後鳥羽院などの歴代天皇が参拝したり、空海、弘法大師などの錚々たる修験者たちが訪れたとのこと。（後日調査）

3/18 14:13

ここに来らただけでも満足です。
玉置神社はパワースポットですが、この玉石社は最強のパワースポットの様。

3/18 14:21

玉置神社Ýにはいくつもの杉の大木があり、天然記念物になっている。その一つが常立（とこだち）杉。

3/18 14:23

神社案内図。

3/18 14:27

本殿も美しい。

3/18 14:29

夫婦杉。

3/18 14:30

神代杉。
縄文杉にも引けをとらない。いくつかの杉が合体したような巨木。大峰の長い歴史を感じる。

3/18 14:36

神社の下の方に、一番大きな「大杉」。周囲20m以上。

3/18 15:05

バイカオウレンが咲き始めていた。可憐な花だ。
玉置辻まで下って、初日はここまで。

3/19 7:47

翌朝。
玉置辻に移動中のバスからの1枚。
伐採した杉を、ロープで林道横まで引き上げ、この重機で枝うちし、丸太に加工していた。

3/19 7:54

玉置辻でバスを降り、準備体操後、今日のロングコースのスタート。

3/19 8:00

左が、前日のルートの玉置山頂

3/19 8:28

倒木の根っこ。土が浅く、広く張った根が樹木を支えていることがわかる。

3/19 8:35

静寂に包まれた尾根道を進む。

3/19 8:51

旧ササビ辻。

3/19 9:14

数日前の雪がところどころ残っていた。

3/19 9:16

ササビの集落を望む。「篠尾」と書く。

3/19 9:23

きれいな笠の形に見えていた、大森山を通過。

3/19 9:23

世界遺産になって建てられたであろう、石の案合版がところどころにある。

3/19 9:54

ここから急な下りが続く。
枯れ葉で滑り落ちないように注意深く進む。

3/19 10:00

可憐なバイカオウレンの花。

3/19 10:15

こんなくだりが続く。

3/19 10:20

篠尾辻を通過。

3/19 11:04

尾根道を歩いていると「五大尊岳」となった。

3/19 11:04

右の石は昭和50年に、突如消えた不動明王像が乗っていた台座で、左側に平成17年に再建されたとの記載がある。
第七の靡（なびき）。（吉野・熊野間の大峯山中に祀られ、神仏が宿るとされた道沿いの拝所・行所が靡（なびき）。75箇所ある。）

3/19 11:46

さらに急な下り。厳しい行者道を感じる。

3/19 12:33

林のなかを気持ちよく進む。

3/19 12:39

標高がさがり、シダ類もでてきた。

3/19 12:45

金剛多和。役の行者（えんのぎょうじゃ）と護世童子を祭る祠とのこと。
多和とは稜線上の低くたわんだ部分、鞍部（あんぶ）のことのようだ。登山用語ではコルだね。

3/19 12:59

樹々のなかを、中世の昔に思いを巡らせて進む。

3/19 13:30

新宮の街並みも見えるようになってきた。

3/19 13:48

今回のコースでも、横が切り落ちた道を何度と進むので気が抜けない。

3/19 14:01

鹿から守るフェンス越しに、熊野川を見下ろす。
植えた苗木を守るために、白い網がかぶせてある。

3/19 14:28

最後までアップダウンが続いた奥駈道だったがようやく吹越山を通過。

3/19 14:35

関所跡を通過し、また軽い登りに。

3/19 15:37

少し登って、七越峯（ななこしみね）。
桜のスポットのようだ。

3/19 15:59

時間の関係で、今回はここが登山のゴール。
ここからはバスで移動。

3/19 16:28

第斎原。
熊野川を昔は渡渉し、ここが吉野からの続く奥駈道の終着点。

3/19 16:29

玉置山から縦走した、南奥駈の末端部の山々。
古人が歩んだ道を、少しとは言え、同じように歩んだことは感慨深い。

3/19 16:31

3/19 16:40

熊野本宮大社にお参り。

3/19 16:46

数珠なりの馬酔木の花に、春を感じながら、本宮大社を後にした。

撮影機器：

Canon EOS M2 Canon

FinePix XP90 XP91 XP95 FUJIFILM

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

kaitoron

奥駈道の最南端のルートを、古人の修行者に思いをはせつつ、歩きました。
アルプスや北海道・東北にはない、歴史を感じました。

玉置神社の杉の大木には、ちかくにいるだけで、元気をもらいました。

コメント

mennsann

お世話になりました、今後もよろしく。
投稿みつけました、
昨日はアンヨガチクチクでした
記録参考になります。

kaitoron

Re: お世話になりました、今後もよろしく。
ツアーでご一緒した方ですね。最後方の方？
久々だったせいか、道中砂利ぽくて踏ん張ったせいか、同じく、膝上にきました。
歴史を感じる、大峰も良いですね。

mennsann

Re[2]: お世話になりました、今後もよろしく。
同行、同室でカメラとう参考にお聞きしたものです。
開設が上手で参考になりました・３Q 3Ｑです。