遠見尾根(中遠見山)雪洞泊
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 03:57
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 475m
- 下り
- 572m
コースタイム
天候 | 3月19日(日):晴れ&ガス。強風 3月20日(月):快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ゴンドラ:テレキャビン(往復1800円) リフト:第一ペアリフト(400円/上りのみ利用可) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース全般 コース全般を通してワカンを使用しました。 ●ゲレンデトップ〜中遠見山 ゲレンデトップからスキーコースに従って地蔵の頭を南側に巻きます。 スキーコースから外れ鞍部へと進み、注意書きの立て札があるBCへの入口を通過して 遠見尾根に取り付きます。 樹林帯の尾根を高低差100mほど急登すると森林限界を超え、 尾根の幅が狭まり、南側に雪庇が発達した尾根を進んでいきます。 雪庇に注意しながら進み1892を通過してここからさらに高低差100mほど 急登すると小遠見山へと至りまが、小遠見山は山頂手前を東側に巻きました。 小遠見山から中遠見山までは緩やかな尾根を進みます。 1箇所雪庇が張り出した尾根を跨がなきゃいけない箇所がありました。 雪洞は中遠見山から高低差50mほど下った標高1980m付近の雪庇の下に掘りました。 |
写真
感想
三連休は仕事が立て込んでいて山に行くのはちょっと難しいかなぁと思っていました。
でも予報を見ていると、いてもたっても居られなくなり、
何とか仕事の都合をつけて時間を捻出することに。
しかし、普段のようにたくさんの時間を山に充てることはできません。
ということで、今年の積雪期にやりたかった雪洞掘りを目的に山に入ることにします。
当初は上越の人のあまり入らない尾根を考えていましたが、
天気が芳しくないようで急遽、
雪洞が掘れそうな場所のイメージがあった遠見尾根に行くことにしました。
小遠見山前後にも適地っぽいところが見受けられましたが、
人の出入りが多くてさらに先に進むことにします。
天気は次第に下り坂になり眺望もほとんどなし。
中遠見山を過ぎると人もグッと少なくなると同時に
そろそろ掘り始めなきゃいけない時間にもなりました。
中遠見山からさらに先に進み、
適度に雪庇が発達した尾根の下に場所を決めて雪洞掘りをスタート。
夢中で掘って、排雪して。掘って、排雪して。
3〜4時間ほどで完成。
テントと違って広くて高くて居心地は抜群。
この日、外はビュービュー強風が吹いていたのだけれど中はとても静か。
寒さもほとんど感じません(komemameは最初は寒かったようですが)。
でも湿度120%で気づいたらすべてがビショビショだぁ。
翌日。
雪洞の入口は前夜の強風で1mほど埋まっててちょっと焦りました。
雪かきをして明るくなった入口から外を眺めると、
快晴の青い空の下、とんでもない絶景が広がっていました。
どーんと正面に鹿島槍。横を見ると五竜。こりゃたまらん。
ゆっくり出発してあっという間に下山完了。
それにしても、雪洞はカメラのレンズが曇ってしまって
思うように写真が撮れないのにはちょっと困ったなぁ。
11月末を皮切りに、今シーズンは雪山いっぱい歩きました。
振り返ると、かなり満足度の高いシーズンだったなぁ、と。
そんな今回は雪山納めで、やり残していた雪洞泊をしてきました。(やったね!)
今回は歩くという点では気楽ではありましたが、
雪洞をちゃんとつくれるのか、それが心配でならず、
前日夜、一夜漬けで本を読み読みイメトレしました。
なんとなく簡単人出来そうな気もしたり、
意外とやってみたら難しいんじゃないの、と思ったり。
実際掘ってみた感想は…
意外と出来ちゃったよね、という感じ。
そこそこ時間もかかったし、膝立ちで屈みながら
ひたすら雪を掻き出すのは、
腰と腕、手が非常に疲れましたが、
なんだかつくっている間は一生懸命で、時間を忘れました。
できないかも、なんて思うこともなく、
ずっととにかく動きつづけていました。
山に登るのとは、また違った運動をした感じです。
こうやるといいのかな?こうしておくと後々よいかも、と、
自分たちなりに試行錯誤しながらつくったことで、
本やレコとかでしか見たことなかった遠い存在の雪洞というものが、
すごく身近なものになった感じがします。
はじめての雪洞泊は、
テントと違って広々で過ごしやすかったです。
調理をしていて、鍋が吹いてもへっちゃらだし、
ものを置く場所を壁につくれたり居住性も高い。
ただ。
雪洞は濡れない。なんてことなかった!湿気すごいし。
暖かい。なんてことはなかった!冷蔵庫に放り込まれた感じ。
そんなこんなで、私はなかなか寝付けません。
しかし私の横では、冷えたビールを喜んで飲み、
あっという間に眠りに落ちていくdanyamaの姿…。
なんで。
きっと、どこか間違ってるところがあるんだろうな。
そこは来シーズン以降の宿題。もっと研究しないとな。
といいつつも、私も知らないうちにグースカ眠っていて、
起きたらちゃんとポカポカ暖かかった。(←結局たっぷり寝れた)
雪洞は、雪山歩きにとって必要な技術でもあると思うので、
経験できただけでもよかったかなと。
今シーズンはなんだかんだと雪も多く、
いっぱいラッセルもしたし、お天気に恵まれた日も多く、
ときには山での出会いもありつつ、すっごく充実していました。
感謝、感謝です。
おしまい。
焼肉もモツ鍋も日本酒も美味しそうですね
レコ見てて私ものんびり雪洞で1泊したくなりました(笑)
ただ、雪洞泊・・・すべてがビショビショでしたか・・・
ある程度は濡れても平気なのですが、お高い冬用シュラフやダウン等の衣類が濡れたらへこみますね
翌日は晴れて景色が綺麗に見えて良かったですね
お疲れさまでした。
yama-pangさん
こんにちは。
コメントいただきありがとうございます。
焼肉もモツ鍋も日本酒も美味しかったですよ。
今回は雪洞掘りが目的だったので重さを気にせずに
食べたい&飲みたいものをザックに詰め込めました。
そーなんですよ〜、やり方が良くないのでしょうか、
すべてがヌレヌレになってしまいました。
今回は翌日下山するだけだからオッケーなものの、
縦走の場合とかだったらちょっと考えなきゃ、という感じでした。
とはいえ、夜、外は暴風雪だったにもかかわらず、
そんなことにも気づかずに10時間以上静かに眠れたのは
やっぱり雪洞の成せる技なのだったと思います。
yama-pangさんも是非に!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する