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Yamareco

記録ID: 1091837
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山滑走
支笏・洞爺

漁岳、小漁岳、北漁岳

2017年03月20日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
19.8km
登り
1,423m
下り
1,408m

コースタイム

日帰り
山行
10:00
休憩
0:00
合計
10:00
6:30
0
6:30
270
11:00
0
11:00
120
13:00
210
16:30
0
16:30
ゴール地点
連休の3日目は天気よいので、札幌近郊の山に行くことにした。漁岳に登って、稜線上を散歩しながら写真撮るつもりで出発、6時半ごろに漁沢林道入り口着。歩道に乗り上げて駐車。足元はスカルパT2とロシニョールBC110。カメラは蛇腹中判のGF670を持ち上げた。

雪は締まっており、トレースもある。ただ、硬い雪のためウロコが効かない。いつもの地点で林道を離れて稜線へ。よく晴れて風も強くない。トレースたくさんあり、迷うことはない。スノーシュー履いたおじさんと抜きつ抜かれつ、恵庭岳やオコタンペ湖の写真を撮りながら稜線をあがる。漁岳山頂近くは雪が硬いとしんどいな、と思ったけど、南東向き斜面のためにそれほどカチカチでなく、ウィペットなしの軽いポールでも怖くはなかった。山頂では羊蹄山から日高まで見渡せる好条件。

漁岳山頂から南に、小漁岳目指し、シールはずして滑り降りる。このあたりで2日前に起きたように、右側のビンディングのネジが3本ともちょっと緩くなるのに気づく。実は2日前に群別岳南西尾根の幌天狗に登った( こちらは写真できてからアップする予定 ) おり、ぐらついていて山中で締め直し、帰宅後に締め増しをしていた。まぁドライバー持っているし、面倒だけど気づくたびに締めればいいか。

11時に小漁岳山頂。むかし登ったフレ岳、丹鳴岳が近い。ここから漁岳との鞍部までシールつけたまま滑り降り、またシール装着、漁岳山頂目指す。でも、山頂近くから左にトラバース、近道して北漁岳に向かう。

羊蹄山を左に見ながら、大したのぼりもなく13時、北漁岳に到着。こちらは空沼岳が近い。漁岳にはかなりの数の登山者が見える。

北漁岳からシールはずして漁岳へ。でも湿雪ではないのでウロコは効かない。急なところは迂回して到着。ここから本格的な滑降。1時間で車まで戻れるはず、途中でラーメン休憩、のはずだった。

山頂直下の急斜面、たしかに硬い所とモナカの所あるけど、やたら不安定だ。とくに左ターンでは後ろ足に乗れず、自然にアルペンに近い体勢になってしまい、引っかかって転倒、というのが何回も。滑落の可能性もあるからおっかない。コワゴワ小さな鞍部まで降りて足元を見ると、右側がグラグラ、横に20度ぐらい動くようになっている。靴を外してチェックしてみると、ネジ3本とも緩んでいる。とくに前の1本はネジ穴が広がってしまったようだ。

修理袋を見ると、ちょっと大きめのネジってのが、どうしたものか1本も入っていない。ネジ穴にその辺の木の小枝を突っ込んでネジを締めなおすと、なんとか効いているように思える。

不安ながらなるべくショックをかけないように下っていったけど、ほどなく3本ともすっぽ抜けてビンディングが吹っ飛んでしまった。

さいわい雪は締まっており、人気コースなのでトレースは多い。スキーは2本とも担ぐことにした。

スキーを樹木に引っかけながらヨタヨタ歩いていたら、前を行くスノーシューのグループに追いついてしまった。標高800mあたりで左に折れて林道に降りなければいけないところ、ステップの多い方に引きずられて、オコタンペ山経由、オコタン分岐の方へ降りてしまった。自信たっぷりに漁沢林道に降りるとそのグループに話したため、彼らも同じように降りてしまい、余計な道のりを歩かせることになった。私には遠回りでも樹木に邪魔されないこちらの方が都合よいし、写真も撮れるんだけど。

車には16時半ごろ帰着。

大きいサイズの写真は https://www.flickr.com/photos/threepinner/ に、スライドも現像してからアップします。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道道453号線、漁川林道入口
コース状況/
危険箇所等
漁岳山頂直下の急斜面、凍っていると要注意
漁川林道から上部稜線を望む。ウロコ板だけど、硬い雪には効かない。
1
漁川林道から上部稜線を望む。ウロコ板だけど、硬い雪には効かない。
稜線に上がってオコタンペ湖と支笏湖を望む。
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稜線に上がってオコタンペ湖と支笏湖を望む。
同じく恵庭岳。
漁岳に近づく。雪は堅いけど、南東面で日が当たって柔らかくなるだろうと予想、ウィペットは持ってこなかった。特に苦労せず登れた。
4
漁岳に近づく。雪は堅いけど、南東面で日が当たって柔らかくなるだろうと予想、ウィペットは持ってこなかった。特に苦労せず登れた。
漁岳から小漁岳に向かう。
4
漁岳から小漁岳に向かう。
漁岳から小漁岳への途中から、漁岳を振り返る。
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漁岳から小漁岳への途中から、漁岳を振り返る。
小漁岳から漁岳を望む。
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小漁岳から漁岳を望む。

装備

個人装備
ロシニョールBC110 銀チリ スカルパT2
備考 修理用のネジ、もう少しサイズをいろいろ。左右6本のネジが同時にグラついて、穴が広がっているのは、板の方に何か問題があるのでは?それとも、ネジを固定した接着剤(セメダイン スーパーX)との相性が悪かったか?板は捨てずにインサートビス加工する予定。

感想

修理道具の最低限は持っていて、組合せを替えれば固定できるネジもあったかもしれないけど、無理にこじるとネジ穴が変になってしまい、後でインサートビスで改修するときの障害になるかもしれないので、あきらめて担いで降りることにした。帰路の稜線上で携帯電話が通じる所があり、遅くなるかもしれないことは連絡できた。

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