猿山岬 〜雪割草咲き乱れる奥能登の山〜
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 06:01
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 626m
- 下り
- 625m
コースタイム
天候 | 午前中曇り 昼頃から晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雪割草開花時期には地元の方が誘導して下さいます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ ・深見〜猿山岬灯台 よく整備された登山道で不明瞭な踏み跡に入り込まなければ道迷いの心配もありません。 急斜面(そのさらに下は断崖絶壁)をへつるように付けられた道・桟橋の区間があり、転落すると命に関わりますので足元にはご注意を。 深見の集落からいきなりの急登があり、ぬかるんでいる箇所もあるのでトレッキングシューズ以上は必要と思います。 ・猿山岬灯台〜娑婆捨峠駐車スペース 整備された歩道が続きますので、トレッキングシューズでなくても歩けそう。 ≪トイレ≫ ・深見集落、娑婆捨峠に公衆トイレ有。 ・雪割草の深見側群生地にも仮設のトイレ有。中は確認しなかったが、携帯トイレスペースではないかと思われます。 |
その他周辺情報 | ≪商店・自販機≫ ・深見集落にはコンビニ無し。自販機も見なかった。事前に調達して来られたし。 ≪温泉≫ ・深見集落から車で10分程のところに門前じんのびの湯有り。 |
写真
感想
ミスミソウ(雪割草、スハマソウとも)。
東海地方でも鈴鹿の山で会うことができるものの、太平洋側ではなぜか白花が大半。
一方で日本海側では赤、ピンク、紫、青など様々な色のミスミソウがある。
鮮やかなカラーリングのミスミソウを見てみたいと思い、奥能登の猿山岬へ行ってきました。
天気予報ではバッチリ晴天のはずが、奥能登に来てみると空はどんより。
雪割草は太陽の光を浴びないと花がきれいに開かないので、はるばるやってきて花がみんな閉じていたらどうしようとやきもきさせられますが、午後から回復傾向であることを信じて出発。
登山口となる深見の集落は奥能登の最果ての小さな漁村。
しかし雪割草開花の時期に合わせて案内所の開設や車の誘導、登山道の整備、群生地での案内などを地区の皆さんで行って下さっているので頭が下がります。
と同時にこの山の雪割草が地元の方々に愛されていることがよく伝わってきました。
スタートの深見集落から急登の一気登りで海岸の崖の上の平坦地へ登り、猿山岬灯台まで崖の上の急斜面をトラバースしていくような感じのコース。
猿山岬灯台まで美しい海を見ながらのトレッキングが楽しめるのもいいですね。
太平洋側のミスミソウは、小さめの花が一つ二つ咲く感じで群落を形成するほどで群落を形成するものは見たことがありません。
それだけに登山中に出会えると嬉しくなります。
一方で、ここ猿山岬では深見群生地、猿山灯台群生地、猿山山頂付近群生地共にミスミソウが林床を埋め尽くさんほどに咲き乱れているので圧巻でした。
大半のものが群落を形成するし、特に深見の群生地ではピンクや赤などの花が多く、見た目も鮮やか。
ミスミソウのイメージがすっかり変わりました。
佐渡ヶ島とか新潟の角田山に行くと青や紫のミスミソウも見れるようなので、またイメージが変わるでしょうね…。
しかし岐阜から行くには遠すぎる…。
他にもキクザキイチゲ(アズマイチゲ??)がたくさん咲いて、急斜面を埋め尽くす大群落を形成しているところもあり、これほどキクザキイチゲが咲き乱れているのも初めて見ました。
ただ、きれいに開花している花は稀だったので、まだ少し時期が早いのか、日差しだけでなく気温も開花に影響するのか不思議なものですね。
はるばる奥能登まで出かけてみましたが、美しい花と海を眺めながらのトレッキングができておなか一杯になりました。
北陸の山、花が豊かで素晴らしいです!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する