古賀志山(東南稜) 〜吹き抜ける風は春の匂い〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 433m
- 下り
- 423m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・宮環の駒生から県道70号線。田野町交差点を右折して道なりに進む。 ・無料。トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【東南稜】 ・森林公園から林道出合までは南コースで、よく整備された登山道。 ・東南稜は、忠実に尾根を辿ると心得ておけば、道を外すことはないと思われます。 ・上部(岩下道より上)は岩場がひたすら続きます。 ・東稜見晴からは古賀志山山頂まですぐ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
食器
調理器具
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
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感想
古賀志山。
日光に行くとき帰るとき、いつも遠目に見ていた山。本やヤマレコでその名を知って気になっていながら、登る機会を逃していた山。
今日、もともとはイワウチワを愛でる山歩きを計画していたのですが、開花が遅れているようで、急遽、古賀志山に登ることにしました。
いやぁ…なんでもっと早く訪ねなかったのかと思うほど、素晴らしい山でした。
森林公園から歩き始めて、ダム堰堤の先にある管理事務所から山に入ります。
はじめは山というよりも丘陵と言ったほうがシックリくるような、緩やかなハイキング道。林道を過ぎて東南稜に入っても、道は少し細くなって傾斜がややきつくはなりますが、まだまだ里山といった感じ。
そんな感じで核心部の足元まで来てしまったので、目の前に岩尾根が見えた時には一瞬、道を間違ったのではないかと思いました(笑)
もちろん間違っているわけでもなく…
それこそが古賀志山を古賀志山たらしめる(?)岩場の始まりでした。
岩場では、鎖場好きのはずの娘が思ったよりも苦戦していました。
まあそもそも登山自体が3ヶ月ぶりでしたが…身長が低めなのでホールドの段差が大きいところで難儀したのと、それから前よりも高い場所を怖がって慎重に歩いているような感じでした。
時間かかりつつも無事東南稜・東稜の難所を突破し、東稜見晴まで来ると、関東平野の展望がまずまず…暖かすぎて霞んでしまったのは残念でしたが。
ここで居合わせた方から、「お花畑」についての情報を耳にしました。
…カタクリが咲いている、と。
もともとイワウチワをあきらめて展望と岩場のこっちを選んだわけで、ついでに花まで観られるのならそれがいい!…と思い…。
予定を変更して、帰りにお花畑経由で帰ることにしました。
お花畑はさておき、とりあえず山頂へ。
山頂はベンチやらテーブルやらがあって休憩には向いていそうでしたが、展望を期待して御嶽山まで足をのばすことにしました。
そして、御嶽山に到着。
視界がぱあっと開けて、目の前に広がる残雪の日光連山…というわけにはいかず(笑)
日光どころか前日光すら濃い霞みの向こうでした。
こればかりは仕方ありませぬ。ですが気持ちいい山頂なのでここで昼食休憩とします。休憩している間にも続々人が登ってきて、空にはいくつものパラグライダーが流れ…なかなかにぎやかな山頂でした。
休憩を終えて出発します。途中で、ルートの整備をしている方に出会いました。
当たり前のように登山道を歩いていますが、当たり前じゃないのだなぁ…と、当たり前のことをしみじみと感じました。
整備してくださる人のために、何をすれば恩返しになるのかはわかりませんが、とにかく、そうした方々に感謝しながら山を歩こうと思います。
古賀志山に戻ると、こちらも人でいっぱい。記念写真を撮って帰ろうとすると、地元の方(?)だと思いますが、古賀志山登頂記念の札を分けてくださりました。わざわざありがとうございます。
さて、お花畑へのみち。
古賀志山のすぐ北の鞍部から谷を下って岩下道へと出ることにしました。現地の看板には破線で出ている道で、落ち葉が滑る以外は特に問題ない登山道でした。
岩下道に合流し、ひたすら巻いて、東南稜からひとつ尾根を越えた先の谷で、カタクリ群生を発見。てっきりこれがお花畑だと勘違いしてしまいましたが、本当のお花畑はその先でした。お花畑に着くと…。
針葉樹の森が広がる中で、そこだけ落葉樹の谷で明るく、林床いっぱいにカタクリが。ここより大きな群生地はたくさんありますが、こんなに自然な感じのする群生地は初めてでした。
北コースに合流したら、あとはただ下り、途中美味しい清水を飲み、見事に破壊された橋を眺め、最後は湖のほとりを桜の木(まだ咲いてませんが)の間を歩いて下山しました。
はじめにも書きましたが、なんでもっと早く訪ねなかったのか、と思いました。
岩場に展望に花に水に…とても濃い山歩きだったと思います。
それから、久しぶりに家族全員で歩けたのは良かったかなぁと。次歩けるのがいつになるのやら…。
それから。
最後になってしまいましたが、先日の那須での雪崩によって犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。
高校山岳部、那須、……いろいろな点から、とても他人事とは思えません。改めて、山の怖さ、山のもう一つの表情の恐ろしさを痛感します。
遺族の方々の悲しみは私たちには想像しかできませんし、ましては亡くなられた高校生の方々の無念は想像するのも辛いですが、起きてしまった以上、私たちができることは、これを教訓として、山での事故が少しでも減るように自分自身が気を付けていくことしかないのだと思います。
改めて…亡くなられた8人の方々の、ご冥福をお祈りします。
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