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記録ID: 1096225
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ハイキング
日光・那須・筑波

古賀志山(東南稜) 〜吹き抜ける風は春の匂い〜

2017年03月30日(木) [日帰り]
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子連れ登山 tonebubu kiri6174 その他2人
GPS
--:--
距離
6.0km
登り
433m
下り
423m

コースタイム

日帰り
山行
4:40
休憩
0:35
合計
5:15
8:30
130
10:40
10:45
5
10:50
20
11:10
11:40
20
御嶽山
12:00
80
古賀志山
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●宇都宮森林公園
 ・宮環の駒生から県道70号線。田野町交差点を右折して道なりに進む。
 ・無料。トイレあり。
コース状況/
危険箇所等
【東南稜】
 ・森林公園から林道出合までは南コースで、よく整備された登山道。
 ・東南稜は、忠実に尾根を辿ると心得ておけば、道を外すことはないと思われます。
 ・上部(岩下道より上)は岩場がひたすら続きます。
 ・東稜見晴からは古賀志山山頂まですぐ。
森林公園より出発。
2017年03月30日 08:30撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
2
3/30 8:30
森林公園より出発。
目指す山並み。
2017年03月30日 08:36撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 8:36
目指す山並み。
しばらくは静かな森の中を歩きます。
2017年03月30日 08:46撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 8:46
しばらくは静かな森の中を歩きます。
階段(むしろハードル)は歩きづらいことこの上ないですが、林の雰囲気はなかなか。
2017年03月30日 08:51撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 8:51
階段(むしろハードル)は歩きづらいことこの上ないですが、林の雰囲気はなかなか。
林道に出ました。
2017年03月30日 09:14撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 9:14
林道に出ました。
とにかく忠実に尾根通し。
2017年03月30日 09:22撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 9:22
とにかく忠実に尾根通し。
いよいよ古賀志山の真骨頂であります。
2017年03月30日 09:39撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 9:39
いよいよ古賀志山の真骨頂であります。
出だしから段差の高いところがあります。
2017年03月30日 09:44撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 9:44
出だしから段差の高いところがあります。
鎖は昨年8月に新調されたようです。
感謝です。
2017年03月30日 09:52撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 9:52
鎖は昨年8月に新調されたようです。
感謝です。
多気山。
暖かい代わりに遠望は利きません。
2017年03月30日 09:54撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 9:54
多気山。
暖かい代わりに遠望は利きません。
苦戦しつつも登っていきます。
2017年03月30日 10:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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3/30 10:03
苦戦しつつも登っていきます。
振り返れば結構な高度感。
2017年03月30日 10:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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3/30 10:13
振り返れば結構な高度感。
ひたすら岩場が続きます。
2017年03月30日 10:03撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 10:03
ひたすら岩場が続きます。
思案中…
2017年03月30日 10:11撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 10:11
思案中…
見た目より難しい…。
2017年03月30日 10:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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3/30 10:22
見た目より難しい…。
東稜見晴。
道たくさんありますねぇ…
2017年03月30日 10:42撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 10:42
東稜見晴。
道たくさんありますねぇ…
霞む関東平野。
2017年03月30日 10:43撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 10:43
霞む関東平野。
一転緩やかな稜線歩き。
2017年03月30日 10:45撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 10:45
一転緩やかな稜線歩き。
先日の雪。
2017年03月30日 10:47撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 10:47
先日の雪。
古賀志山山頂。
意外と人も疎らですね。
2017年03月30日 10:50撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 10:50
古賀志山山頂。
意外と人も疎らですね。
立派な山頂標識。
2017年03月30日 10:50撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 10:50
立派な山頂標識。
御嶽山までは2つのルートを選択できます。
2017年03月30日 11:01撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 11:01
御嶽山までは2つのルートを選択できます。
岩場コースはこんな感じ。
険しくても東南稜ほどではない。
2017年03月30日 11:04撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 11:04
岩場コースはこんな感じ。
険しくても東南稜ほどではない。
最後は今回唯一のはしご。
2017年03月30日 11:10撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 11:10
最後は今回唯一のはしご。
御嶽山、登頂。
本家御嶽山は登頂を果たせぬまま登れなくなってしまいました。
2017年03月30日 11:12撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 11:12
御嶽山、登頂。
本家御嶽山は登頂を果たせぬまま登れなくなってしまいました。
心の清き人には日光連山が見えるハズ。
我が家は誰一人見えませんでした(笑)
2017年03月30日 11:15撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 11:15
心の清き人には日光連山が見えるハズ。
我が家は誰一人見えませんでした(笑)
古賀志山に戻るとだいぶにぎやかに。
2017年03月30日 12:01撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 12:01
古賀志山に戻るとだいぶにぎやかに。
吸い込まれていきそうな谷。
ここを下ります。
2017年03月30日 12:09撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 12:09
吸い込まれていきそうな谷。
ここを下ります。
低山であることを忘れそう。
2017年03月30日 12:13撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 12:13
低山であることを忘れそう。
そして、カタクリ。
2017年03月30日 12:33撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 12:33
そして、カタクリ。
ちょっと下向きですが。
2017年03月30日 12:33撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 12:33
ちょっと下向きですが。
ならばと裏から撮ってみました。
2017年03月30日 12:48撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 12:48
ならばと裏から撮ってみました。
どさくさに紛れて(?)スミレも
2017年03月30日 12:48撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 12:48
どさくさに紛れて(?)スミレも
春ですね…。
2017年03月30日 12:49撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 12:49
春ですね…。
お花畑の全容。
2017年03月30日 12:50撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 12:50
お花畑の全容。
清水。
まろやかな味。
2017年03月30日 13:00撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 13:00
清水。
まろやかな味。
澄んだ水が不思議な模様を作っていました。
2017年03月30日 13:03撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 13:03
澄んだ水が不思議な模様を作っていました。
森の大砲と化した水管。
どう見ても工業用。
2017年03月30日 13:12撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 13:12
森の大砲と化した水管。
どう見ても工業用。
バリケードの右手に道があります。
2017年03月30日 13:20撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 13:20
バリケードの右手に道があります。
川底が銅色の沢。
2017年03月30日 13:22撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 13:22
川底が銅色の沢。
桜を待つ湖岸を歩いて駐車場へ。
2017年03月30日 13:37撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/30 13:37
桜を待つ湖岸を歩いて駐車場へ。
下山後、大谷の町を訪れました。
大谷観音。
2017年03月30日 14:34撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 14:34
下山後、大谷の町を訪れました。
大谷観音。
巨大地下空間、大谷資料館。
2017年03月30日 15:17撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 15:17
巨大地下空間、大谷資料館。
この世ならざる景観…。
2017年03月30日 15:36撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/30 15:36
この世ならざる景観…。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ 食器 調理器具 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール

感想

 古賀志山。
 日光に行くとき帰るとき、いつも遠目に見ていた山。本やヤマレコでその名を知って気になっていながら、登る機会を逃していた山。
 今日、もともとはイワウチワを愛でる山歩きを計画していたのですが、開花が遅れているようで、急遽、古賀志山に登ることにしました。

 いやぁ…なんでもっと早く訪ねなかったのかと思うほど、素晴らしい山でした。

 森林公園から歩き始めて、ダム堰堤の先にある管理事務所から山に入ります。
 はじめは山というよりも丘陵と言ったほうがシックリくるような、緩やかなハイキング道。林道を過ぎて東南稜に入っても、道は少し細くなって傾斜がややきつくはなりますが、まだまだ里山といった感じ。
 そんな感じで核心部の足元まで来てしまったので、目の前に岩尾根が見えた時には一瞬、道を間違ったのではないかと思いました(笑)
 もちろん間違っているわけでもなく…
 それこそが古賀志山を古賀志山たらしめる(?)岩場の始まりでした。

 岩場では、鎖場好きのはずの娘が思ったよりも苦戦していました。
 まあそもそも登山自体が3ヶ月ぶりでしたが…身長が低めなのでホールドの段差が大きいところで難儀したのと、それから前よりも高い場所を怖がって慎重に歩いているような感じでした。
 時間かかりつつも無事東南稜・東稜の難所を突破し、東稜見晴まで来ると、関東平野の展望がまずまず…暖かすぎて霞んでしまったのは残念でしたが。

 ここで居合わせた方から、「お花畑」についての情報を耳にしました。
 …カタクリが咲いている、と。
 もともとイワウチワをあきらめて展望と岩場のこっちを選んだわけで、ついでに花まで観られるのならそれがいい!…と思い…。
 予定を変更して、帰りにお花畑経由で帰ることにしました。

 お花畑はさておき、とりあえず山頂へ。
 山頂はベンチやらテーブルやらがあって休憩には向いていそうでしたが、展望を期待して御嶽山まで足をのばすことにしました。

 そして、御嶽山に到着。
 視界がぱあっと開けて、目の前に広がる残雪の日光連山…というわけにはいかず(笑)
 日光どころか前日光すら濃い霞みの向こうでした。
 こればかりは仕方ありませぬ。ですが気持ちいい山頂なのでここで昼食休憩とします。休憩している間にも続々人が登ってきて、空にはいくつものパラグライダーが流れ…なかなかにぎやかな山頂でした。

 休憩を終えて出発します。途中で、ルートの整備をしている方に出会いました。
 当たり前のように登山道を歩いていますが、当たり前じゃないのだなぁ…と、当たり前のことをしみじみと感じました。
 整備してくださる人のために、何をすれば恩返しになるのかはわかりませんが、とにかく、そうした方々に感謝しながら山を歩こうと思います。
 古賀志山に戻ると、こちらも人でいっぱい。記念写真を撮って帰ろうとすると、地元の方(?)だと思いますが、古賀志山登頂記念の札を分けてくださりました。わざわざありがとうございます。

 さて、お花畑へのみち。
 古賀志山のすぐ北の鞍部から谷を下って岩下道へと出ることにしました。現地の看板には破線で出ている道で、落ち葉が滑る以外は特に問題ない登山道でした。
 岩下道に合流し、ひたすら巻いて、東南稜からひとつ尾根を越えた先の谷で、カタクリ群生を発見。てっきりこれがお花畑だと勘違いしてしまいましたが、本当のお花畑はその先でした。お花畑に着くと…。
 針葉樹の森が広がる中で、そこだけ落葉樹の谷で明るく、林床いっぱいにカタクリが。ここより大きな群生地はたくさんありますが、こんなに自然な感じのする群生地は初めてでした。
 北コースに合流したら、あとはただ下り、途中美味しい清水を飲み、見事に破壊された橋を眺め、最後は湖のほとりを桜の木(まだ咲いてませんが)の間を歩いて下山しました。

 はじめにも書きましたが、なんでもっと早く訪ねなかったのか、と思いました。
 岩場に展望に花に水に…とても濃い山歩きだったと思います。
 それから、久しぶりに家族全員で歩けたのは良かったかなぁと。次歩けるのがいつになるのやら…。

 それから。
 最後になってしまいましたが、先日の那須での雪崩によって犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。
 高校山岳部、那須、……いろいろな点から、とても他人事とは思えません。改めて、山の怖さ、山のもう一つの表情の恐ろしさを痛感します。
 遺族の方々の悲しみは私たちには想像しかできませんし、ましては亡くなられた高校生の方々の無念は想像するのも辛いですが、起きてしまった以上、私たちができることは、これを教訓として、山での事故が少しでも減るように自分自身が気を付けていくことしかないのだと思います。
 改めて…亡くなられた8人の方々の、ご冥福をお祈りします。

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