平標山
- GPS
- 05:09
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,029m
コースタイム
天候 | 快晴 山頂付近と稜線は微風・弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から山頂まで積雪多くずっと行きの上を歩く。別荘地内の道路は除雪されていてスキーで歩くには不適だが、脇の樹林帯の中を歩くことができた。或いは除雪終点まではスキーを担ぐか。雪質は硬く締まっていたものの、凍っている箇所はほどんどなく、登りも下りも比較的扱いやすい雪だった。時間が経つにつれ、下部は水気を含んで重い雪になったが、4月なのでこれは致し方ない。 |
写真
感想
自宅から比較的近くて登り甲斐があり、展望も良い平標山をスキーで訪問した。ここ数年は積雪期の訪問が多かったが、昨シーズンは雪がなく、雪がなくなった5月に訪問している。
この時期は平標山登山口の駐車場は雪の下だろうと思いつつ到着すると、既に完全に除雪されてアスファルトが完全に見えている駐車場があった。4月以降は駐車場が利用可能なのだろうか?到着時の外の気温はマイナス5℃。この時期としてはかなり低いと言えるし現実に寒い。スキーにシールを貼り、シールワックスも塗って出発。途中道路を一度横断するのでスキーを外す必要があったが、それ以降は雪が多くてスキーはずっと使用できた。別荘地内の林道は雪があればスキーのまま歩けるが、さすがに4月になると雪はなく、両脇の樹林帯の中を歩くことになった。担いで歩くよりは楽だ。例年の如く除雪終点があり、そこからようやく本格的な登山が始まる。毎年始めは片斜面のトラバース区間があり、今年も同様だった。朝早く、気温も低いので雪は硬い。滑落しないようにスキー操作に気を遣った。去年は雪が全然なくてスキーでの訪問が叶わなかったが、今年は十分なようだった。林道をしばし歩き、ヤカイ沢の入口が見えてきた。赤いテープがあった。ここからはしばらく樹林帯歩き。登りは良いが下りはほぼジャングルの中を歩くのでスキーのコントロールが難しい。樹林帯をペースを上げすぎないように歩く。天気は快晴で雲一つない。何度か開けた所が現れ、そこからは平標山の稜線がよく見えた。出発からきっちり1時間歩いたところで小休止。約2ヶ月の山のブランクがあったので、ペースを落とし、足攣りなどみ見舞われないようにしなければ。この先は急傾斜があるし、雪質も硬いので、この休憩中にクトーを取り付ける。歩き続けると傾斜は増し、徐々に緊張しながらの登高になる。今日は昨年買って結局雪がなくて使う機会のなかったウィペットを両手に持っていたので、滑落しても止められるだろうとの思惑があった。が、案外サクサク登ってしまい結局ウィペットの出番はなし。というかこんなのの世話にはなりたくないのだが、持っていくことで心の余裕が生じれば良いと思っている。急斜面を登り切り樹林帯の上に出る。この辺りからは風が強いことが予想されたので、それまでインナーのみだったグローブは樹林帯の中でアウターも着けていた。樹林帯から出ると雪質はさらに硬くなり、時折シールが全くグリップしないこともあった。クトーは一応効いているのだが、クライミングサポートを最大にすると、クトーの刃は雪面には全然刺さらないので、結局シールのみで登っているようになってしまう。うーん、これではクトーの意味がない。スリップしても大事に至ることはなかったのは幸い。ネット上ではクトーの改造等している人も見受けられるが、その気持ちはよく分かる。このクトーでは意味がない。樹林帯を抜け稜線歩きになると見晴は良いが風が体に当たるようになり寒い。とは言え既に4月なので厳冬期の厳しさは全くなく、帽子で耳を覆い、ジャケットのフードを被れば凌げるレベル。天気良く見晴も良いので進む方向に山頂が見える筈だが、始めのいくつかは本当のピークではなく手前のピークに過ぎない。分かってはいても期待してしまう。右手には仙ノ倉山が見える。積雪期には行ったことがないがそのうち行ってみたい。左手には平らな山頂が分かり易い苗場山が見える。積雪期にここに行くのは難しそうだ。前方には人の姿が見えず、ひょっとすると今日の一番のりかも?と思いつつ山頂に到着。山頂付近は風が更に強く吹き抜けるのでゆっくり休憩はしていられない。3時間以上の登りで疲れたし、帰りの滑りのために足を回復させないとならないので風が少しでも凌げるところに座って休憩する。長めは良い、谷川岳の主脈が全部見えた。山頂から下る(滑る)コースはいくつかあるようだが、滑りに自信がなく、体力的な不安も抱えている自分には、今来た道を引き返す以外には選択の余地がなかった。自分としては眺めの休憩をして山頂を出発。登山者やスキーヤーが続々登ってきていた。雪質は想像どおり硬くて滑っても跡が付かないくらい。なんとか滑ることができる程度の硬さだが、太ももに厳しい滑り。途中何度も休みながら標高を落とす。ガリガリ斜面を何とか滑り降り、稜線から樹林帯に降りる。ここも基本的には硬い雪だったが、一部柔らかいパウダーもないこともなかった。ツリーランをしつつ更に下る。毎回林道に出る手前は雪が水気を含んで重く滑らないスキーとの格闘になったが、今回もやはり同じだった。転ばないよう、ジャングルの樹木に衝突しないよう慎重に下る。林道が見えた時は少しホッとした。残りは消化試合。別荘地内の道路は、帰りも脇の樹林帯を歩く。出発から5時間あまりで往復完了。体力的な不安があったが何とか無事に怪我なく戻ってこれた。次回はもう少し長めのスキーツアーをする予定。
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