記録ID: 110334
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ハイキング
伊豆・愛鷹
伊豆天城 溶岩ドーム山 矢筈山
2011年04月24日(日) [日帰り]
静岡県
- GPS
- 03:45
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 422m
- 下り
- 425m
コースタイム
08:30 鹿路庭峠(ろくろばとうげ)⇒ 09:10 池地区への分岐⇒ 09:25 富士山展望地⇒ 10:00 矢筈山 10:25⇒ 11:10 富士山展望地 11:30⇒ 11:40 池地区への分岐⇒ 12:15 鹿路庭峠
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
静岡県伊東市の県道111号線(遠笠山道路)にある,鹿路庭峠の路肩(乗用車3台ほどの駐車スペース)に車を置きました。トイレは鹿路庭峠のそばやさんの横にありました。 車道をそのまま西に進めば伊豆スカイラインへ続いています。北へ下がれば伊豆市の中伊豆地区です。 小さな板に矢筈山登山口と標示がありその道標に従い雑木林の中へ入っていきました。崩壊したところをトラバースして倒木がある人工林を抜けて湧水ていどの沢に出ました。 沢の水は岩の中へ浸み込み伏流水になり消えていました。孔ノ山の苔むした岩場に沿って下がって行くと広く平らな人工林の中にはいりました。 孔ノ山の岩場を左側に見ながら人工林の中を東に進むと行き止まりになり「頂上」の道標がありました。 雑木林のなかえへ上り少し進むと茶色いヒメシャラの木に「山頂」と矢印で標示された道標がかけてありました。そのまま進むと池地区の集落に下りることができます。 矢印の方向の南へ矢筈山山頂を目指してジグザグの登山道を登りました。北側の木が切られて富士山と南アルプスの展望が開けた、少し平らな炭窯の跡地に着きました。ザックを下ろし展望を楽しみながら休憩を取りました。 少し登ると一面の岩が重なり合った岩の登山道になり、岩の間の空洞に落ちないように木に巻かれたテープを目印に登りました。 大きい針葉樹が数本見えてくると山頂近くになり東方向の岩の上からは大室山と伊豆高原が一望でき、眼下には池集落の田畑がみえました。 山頂付近の一部の岩の間からは、地中から温風が吹き上がっていました。 標高816mの矢筈山山頂は狭く遠笠山と天城高原が見える程度の展望しかありませんでした。 山頂から南に進んだ岩の上からは太平洋の彼方に伊豆七島の一部が見えました。 山頂から下がり富士山が見える展望地で昼食を採り鹿路庭峠に戻りました。 |
写真
感想
矢筈山の山名は弓矢の矢筈に山容が似ているのでなずけられたと思われます。別名ゲンコツ山とも呼ばれ、特徴がある山容をしているので遠くから見ても確認しやすい山です。
矢筈山の近くは火山噴火でできた山がいくつもあります。地形図を見ると等高線が渦を巻いているので良くわかります。
山頂付近では温風が一部の岩の間から吹き上がっていて山全体が生きているようです。展望が開けた岩の上からは大室山が見え、昔の噴火活動の様子が想像できました。
大室山から太平洋に流れ出した溶岩が作り出した伊豆高原、眼下には溶岩で沢が堰き止められてできた池地区の田畑の様子がみられました。
小川真人さんの著書「伊豆の大地の物語」を読んでおいたので、火山噴火でできた山に登ったり眺めていると以前よりも伊豆の山登りの楽しさがふえました。
芽吹き始めた新緑とあいまってミツバツツジ、マメサクラ、ヒカゲツツジの花が見頃でした。今が矢筈山が一番きれいな時季でしょう。
地形図には矢筈山への登山道の標示はありませんので,コンパスで山頂方向をセットしておいた方が賢明です。山頂に近ずくと岩の間を、木に付けられたテープを目印に登ることになります。
天候不良の時などテープを見失い路迷いの元にもなり兼ねません、伊豆の里山低山ですけれどあなどらないで登山を楽しんでいただきたいと思います。
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