藤原岳 〜花の孫太尾根をピストン〜

2017年04月16日(日) [日帰り]

• GPS: 06:33
• 距離: 10.0km
• 登り: 1,101m
• 下り: 1,099m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:59
• 休憩: 0:26
• 合計: 6:25

距離 10.0km 登り 1,101m 下り 1,101m

7:19 孫太尾根登山口
8:36 8:37 丸山
9:38 草木
10:05 10:06 多志田山
10:51 11:13 藤原岳
11:50 多志田山
12:36 12:37 草木
13:01 13:02 丸山
13:40 孫太尾根登山口
13:44 ゴール地点

天候

曇り　のち　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

孫太尾根登山口がある墓地の駐車スペース利用

コース状況／危険箇所等

≪登山道の状況≫
・孫太尾根全体がバリエーションルートだけあってルートが不鮮明な箇所も多い。
・丸山直下、多志田山への急登、なにより藤原岳山頂直下の急斜面が難路。
・山頂直下の急斜面は以前の台風で道が崩壊しており、カラーテープを参考にルートファインディングしながら登らねばならない。非常に滑りやすく、浮石だらけ。下りは危険度がさらに増すので初心者・バランス感覚に自身のない方は安易に踏み込まない方が良いと思われます。下りの場合、カラーテープを追っていくと孫太尾根に復帰できず竜ヶ岳方面への尾根に入り込む危険がある。南斜面なので日当たりは良いが雨天時・雨天直後はツルツルに滑るので危険度が跳ね上がります。

≪危険動物情報≫
・クマ：遭遇せず
・ヘビ：遭遇せず
・ヤマビル：暖かい日だったが本日は遭遇せず

その他周辺情報

≪トイレ≫
・孫太尾根登山口付近にはトイレ無し。その後も山頂台地の藤原山荘までトイレは無い。

≪商店・自販機≫
・孫太尾根登山口付近には商店・コンビニ・自販機無し。事前に調達して来られたし。
・コース上に水場も無い。

≪温泉≫
・阿下喜温泉あじさいの湯利用　料金：土日は６５０円　モンベル会員だとタオルがもらえる

写真

4/16 7:19

孫太尾根登山口の桜

4/16 7:20

上水道施設脇からスタート

4/16 7:23

最初の分岐
右の方が鮮明だがそちらは造林作業道
孫太尾根へは左へ

4/16 7:24

山菜の季節
これはゼンマイ？？

4/16 7:31

神社跡の桜

4/16 7:38

やせ尾根の通過もある

4/16 7:39

コショウノキ
丸山までの稜線上で咲き乱れていた

4/16 7:42

山もツツジの季節

4/16 7:44

杉の植林地を抜けて稜線歩き
花好きには宝探しの区間が始まる

4/16 7:48

スズシロソウ

4/16 7:49

崩壊地の上を行く

4/16 7:53

シキミ

4/16 7:56

カレンフェルトの中を登っていく

4/16 8:00

カテンソウ

4/16 8:03

ネコノメソウ

4/16 8:05

ヒメウズ
キンポウゲ科
うつむき加減が共通するオダマキ属

4/16 8:20

ミノコバイモ
丸山手前にて

4/16 8:05

拡大するとユリ科の花らしい花姿

4/16 8:09

午前中は少し曇りがちで視界はぼんやりしている

4/16 8:23

タチツボスミレ

4/16 8:40

丸山に到着
セツブンソウ、フクジュソウは跡形もなかった

4/16 8:49

アセビ
今年はまだあまり咲いていない

4/16 8:42

ヒトリシズカ

4/16 8:50

たくさんあつまるとミナニギヤカ？

4/16 8:51

ミスミソウをやっと発見
復路では開花してくれることを願って進む

4/16 8:52

木の苔の上から生えるど根性スミレ

4/16 8:53

これも何かの花でしょうか？？

4/16 9:03

ウシハコベ？

4/16 9:14

カタクリ
丸山以降、葉っぱは至る所で見るが咲いているものはわずかだった

4/16 9:23

芽吹き前の明るい森
丸山〜草木〜多志田山直下までは比較的平坦で歩きやすい

4/16 9:30

ヒロハノアマナ

4/16 9:39

ヒョローンとした葉がチャーミング

4/16 9:42

草木到着
多志田山と藤原岳が壁のようにそそり立つ

4/16 9:56

ツチグリ

4/16 9:57

多志田山直下はルートが不鮮明

4/16 9:58

多志田山直下
左の踏み跡は鮮明だが少し進むと進退窮まる
正解は右の尾根を行く　木のカラーテープを見落とさずに！

4/16 10:07

あぐらの木

4/16 10:08

多志田山

4/16 10:09

少し雪が残っていた

4/16 10:10

本コース一番の核心部、藤原岳山頂直下の急斜面

4/16 10:18

孫太尾根より藤原岳までが難路です！

4/16 10:30

フクジュソウ

4/16 10:43

急斜面の上部で咲き乱れている

4/16 10:46

山頂台地到達
核心部終了でホッとする

4/16 10:54

藤原岳山頂に到達

4/16 10:54

竜ヶ岳、御在所岳など鈴鹿山地の山々

4/16 10:55

御池岳と天狗岩

4/16 10:58

4/16 11:00

藤原山荘

4/16 11:00

養老山
視界がクリアな日は養老山越しに中央アルプスが見える

4/16 11:01

セツブンソウ
山頂台地の岩陰にみずみずしい花が残っていた

4/16 11:04

大輪のフクジュソウ

4/16 11:19

広々とした山頂台地
もう少しすると花が咲き乱れる

4/16 11:19

今日は孫太尾根を引き返す

4/16 11:23

山頂直下の急斜面を見下ろす
緩い斜面に見えるが道はないし、滑るし、浮石だらけだし
すさまじくエグい区間だ…

4/16 11:27

フクジュソウが咲き乱れているが…

4/16 11:51

核心部終了
通過中は写真を撮る余裕無し…

4/16 12:00

青空をバックにカタクリ

4/16 12:01

アケボノスミレ？？

4/16 12:08

ミスミソウ

4/16 12:09

純白の咢　ピンクの雌しべ

4/16 12:20

三角の葉が名前の由来

4/16 12:25

薄ピンクの美人さん

4/16 12:27

4/16 12:29

4/16 12:30

純白

4/16 12:31

開き方がきれい

4/16 12:36

ヒロハノアマナ
帰り道はみんなパカーンと開いてくれていた

4/16 12:42

ミヤマカタバミ

4/16 13:01

丸山ではミノコバイモが見送ってくれた

4/16 13:04

ニリンソウ

4/16 13:05

咢の先端が薄ピンクで好ましい

4/16 13:08

丸山直下の核心部
藤原岳山頂直下の核心部と比べると歩きやすいとさえ思ってしまう

4/16 13:18

午後は視界がクリアになりました

4/16 13:35

ヤブツバキ

4/16 13:48

無事帰還
楽しくも厳しい孫太尾根でした

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

Tomi-Ton

春の花探しに孫太尾根経由で藤原岳に登ってきました。

孫太尾根は花が多く、山野草好きの自分には宝探しのような感覚で歩ける道。
しかし石灰岩質の山なので、雨天後などはぬかるんで足元がツルツルになるので慎重な足運びが求められます。

今回、山頂直下の急斜面をはじめて下ってみました。
足元はツルツル、明確なルート無し、石はほとんど浮石という不安定な斜面の下降は恐ろしかったです。
立ち木につかまりながら少しずつ下る、命がけの雲梯遊びの区間という感覚。
雨天時・雨天後は想像を絶する危険区間になりそう。
フクジュソウ保護のためにも今一度コースを整備して頂き、コース外には立ち入らないようにできると良いのではないかと思います。

ミノコバイモ：丸山手前から草木までたくさん咲いていました。
ヒロハノアマナ：丸山手前から草木までたくさん咲いています。陽が当たると花が開くようで、往路ではほとんど蕾。復路ではきれいに開いてくれていました。
セツブンソウ：先月は丸山で咲き乱れていましたが、すっかり消えました。山頂台地の岩陰にみずみずしい株がわずかにあり。
フクジュソウ：山頂台地、山頂直下の急斜面上部に咲いています。丸山のものは終わっていました。
セリバオウレン：こちらもすっかり消えてしまいました。
カタクリ：葉っぱはたくさん見るものの、花が咲いているのはわずかでした。
ミスミソウ：丸山ではほとんど見つけられませんでした。登山者増加で踏み荒らされてしまったのでしょうか。能登の猿山岬と比べると花は小ぶりで群落を形成することもないですが、よく見るととても美しい花姿をしているので鈴鹿のミスミソウはこのつつましやかなところが好ましいです。