祖母山〜傾山 縦走

2017年04月14日(金) ~ 2017年04月16日(日)

• GPS: 46:02
• 距離: 35.9km
• 登り: 3,134m
• 下り: 3,338m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:33
• 休憩: 0:33
• 合計: 4:06

距離 6.2km 登り 1,217m 下り 158m

12:55 尾平登山口
13:06 宮原分岐（吊り橋）
14:57 14:58 宮原
15:59 16:15 祖母山九合目小屋
16:30 16:46 祖母山
17:01 祖母山九合目小屋

2日目

• 山行: 8:04
• 休憩: 1:36
• 合計: 9:40

距離 17.2km 登り 1,262m 下り 1,631m

7:14 祖母山九合目小屋
7:28 7:34 祖母山
8:17 天狗ノ分かれ
9:02 9:14 障子岳
10:10 10:22 古祖母山
11:32 11:53 尾平越
13:36 14:09 本谷山
16:26 16:33 九折越小屋
16:38 16:43 水場
16:54 九折越小屋

3日目

• 山行: 5:26
• 休憩: 0:43
• 合計: 6:09

距離 12.5km 登り 647m 下り 1,531m

4:45 九折越小屋
5:54 6:03 傾山
7:03 7:30 九折越小屋
8:08 8:15 上畑コース林道出合い
9:56 上畑コース分岐
10:02 九折登山口
10:54

天候

14日(金)PM: 快晴。15日(土)AM:ガス PM:晴れ。16日: 晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 飛行機

【往】ソラシド 羽田 6:40→大分 8:15
　　　バス 大分空港 8:30頃→大分駅 9:40頃
　　　JR 大分 10:15→緒方 11:19
　　　豊後大野市コミュニティバス 緒方駅 11:25 →尾平鉱山 12:32 <平日>
【復】同バス 傾山登山口 10:59 →緒方駅 11:43 <土日>
　　　JR 緒方 12:07→朝地 12:13
　　　バス やまびこ号 熊本行 朝地駅前 12:35 →熊本空港 14:47
・緒方駅から登山口へのバスの本数が少なく、行動の制約となります。
・東京からの場合、6時台の羽田→大分便に乗ると(平日なら)12:30過ぎに尾平登山口に到達できます。
・一方、帰りは昼前のバスを逃すと(次のバスは夜なので)その日に東京へ戻れません。
・私は意地でタクシーは使わない派ですが、使えば行動に余裕ができますし、また、現地泊を1泊少なくできるかも。(午後に下山してもその日のうちに東京に戻れる、etc.) ただし、タクシー6千円 vs バス300円...

コース状況／危険箇所等

・雪、凍結は全くなし。
・九合目小屋〜山頂〜障子岳は、粘土質の土道で若干滑りやすい。(びちゃびちゃではないですが。)
・全コース、かなり短間隔で丁寧にピンクのリボンがつけられており、昼間であれば、迷うことはなさそう。ただし、本谷山〜九折越までは広い尾根で若干分かりにくいところあり。
・本谷山の山頂北東の水場、見つかりませんでした。（水枯れ？水溜まりはあったけど)

その他周辺情報

緒方駅から２駅隣の豊後竹田駅横に、花水月(はなみづき)という立派な温泉があります。ゆっくりした後、その前のバス停から阿蘇、熊本空港、熊本に行く特急バスやまびこ号に飛び乗れます。(後で気付いた...)

写真

4/14 10:10

空港からバスで大分駅。駅内のファミマでガスカートリッジを受け取り （飛行機では運べないので、Amazonで購入しコンビニ受取を手配)、緒方駅へ。

4/14 10:35

大分〜登山口までの道中、桜が咲きまくってました。
(なお、登山中は花は全く見かけず。)

4/14 11:22

緒方駅からコミュニティバスで登山口へ。マイクロバス。￥300と安い！

4/14 12:38

尾平登山口に到着。朝5時前に家を出て、ようやくスタートです。

4/14 12:58

正面に壁のように立ちはだかる山。

4/14 13:05

立体交差なコース分岐。宮原コースは左に入って橋渡る。(黒金山尾根コースは直進)

4/14 13:29

鹿に行く手を阻まれる。
いえ、通せんぼされても。
あなたのいる方に進みたいんですけど...

4/14 13:54

4/14 14:11

水場あり。(飲めるかどうかは不明)

4/14 14:34

だんだん笹藪になってきます。

4/14 14:56

高度を上げると、木々の隙間から山が見えるようになります。

4/14 14:57

4/14 14:58

2時間で800m稼いで主稜線に到達。（宮原）
初めての大型ザック重たいです。

4/14 15:22

ようやく稜線が邪魔なく見え始めました。

4/14 15:39

九合目小屋も視認。

4/14 15:41

尾根、細いとこもあります。木橋だったり。

4/14 16:07

小屋到着直前、先に水場に下りて水を確保。（下り1分ほど。水量十分。）

4/14 16:13

着きましたる九合目小屋。

4/14 16:14

中は無人。(結局この日は一人ぼっち。)

4/14 16:22

明日は天気良くなさそうなので、今日のうちに山頂へピストン。(10分くらい)
路面が、粘土質の土でずりずりでメンドイです。

4/14 16:29

祖母山 山頂着。

4/14 16:30

4/14 16:38

おお〜 由布岳も見える〜

4/14 16:39

明日目指す予定の縦走路を確認。遠いなー。

4/15 7:14

◆2日目◆ 朝起きると濃霧でした。少し様子見て7時過ぎに出発。

4/15 7:27

今日の祖母山山頂。何も見えんです。

4/15 7:44

噂通り、山頂直下は梯子とロープでガンガン下りていきます。

4/15 8:00

そこを過ぎると、ひたすら竹の道。

4/15 8:10

展望台？ ... 何も見えないのでパスです。

4/15 8:11

急に広い斜面に。方向的に、多分、障子岳が真正面に見えてるんだろうなー

4/15 8:13

展望台？...だから、パスですってば。(涙

4/15 8:35

これが天狗岩、という岩らしい... (というくらい、ガスってます。)

4/15 8:40

4/15 9:03

障子岳山頂目前でシカ除けの柵が通せんぼ。
奥に道が続いてるように見えるが入り方が分からない。閉鎖中？ 4,5分悩んだ後、左側は絶壁だったので、柵の右から回り込みました。(→不正解)

4/15 9:07

障子岳山頂。360度真っ白な絶景。

4/15 9:08

山頂から下る道に再び立ちはだかるシカ除け柵。
ここに至ってようやく ”扉を止めてる緑のヒモを解いて、開けて進め” という意図を理解しました....(アホですね。>自分)

4/15 9:21

9時頃になると、山麓(尾平)あたりが薄く見え始めました。晴れ間つきで。（標高が下がったからだけかも。）

4/15 9:37

進行方向。南から雲が流れ込んで、山頂時々隠れますが、だいぶ山は見え始めました。

4/15 10:08

古祖母山山頂。

4/15 10:33

古祖母山の下り。

4/15 10:57

古祖母過ぎると、段々、地面が乾いて、歩きやすくなってきます。(関東の初冬の低山の雰囲気)

4/15 11:05

11時頃になると、しっかり祖母山〜障子山の稜線も見えるようになりました。(もっと早く晴れてほしかった)

4/15 11:11

4/15 11:32

尾平越まで下りてきて一息。ちょうど今日の行程の半分。

4/15 11:58

ここを過ぎると、先々の山が見えるようになります。

4/15 12:04

4/15 13:09

4/15 13:55

本谷山山頂。尾平からピストンしてこられた方が3方ほどおられました。なお、この先の水場では水Getに失敗しました。(直前に水飲み干してピンチ。)

4/15 14:26

低木多くて、雰囲気は伊豆の山中に似ている。

4/15 14:49

やっと傾山の全体が見えるように。

4/15 15:20

4/15 15:30

笠松山のちょい先に展望台(岩)があり、

4/15 15:27

眺めいいです。通り過ぎずぜひ寄り道すべし。
(多分、本谷山)

4/15 15:27

(もうちょい右側・祖母山方面)

4/15 15:39

傾山もきれいに見えます。

4/15 16:52

16時過ぎにようやく九折越小屋着。また一人だけみたい。

4/15 16:38

本谷山から水を切らしてるので、荷物を置いて急いで水確保に。
(宮崎側へ登山道を5分ほど -100mほど下りる)

4/15 16:51

小屋前の広場から傾山を望む。

4/15 17:11

荷物広げまくりです。

4/16 5:45

◆3日目◆　朝4:45 傾山へ出発。(※ 途中までは暗すぎてiPhoneでは写真撮れませんでした。)

4/16 5:45

1時間程で "着いた〜" と思ったら 後傾で、真の山頂はお隣でした。

4/16 5:55

ちょうど夜明け直後の太陽を山頂から拝めました。

4/16 5:57

傾山の山頂。巨石がたくさん置かれてます?

4/16 6:21

昨日通ってきた祖母山からの縦走路がきれいに見えました。

4/16 7:01

ただいま〜。結局、往復2時間弱で戻ってこれました。

4/16 7:31

急ぎ荷造りして、10:59のバス目指し、急いで下山します。
さよなら傾山。

4/16 7:40

かなり急斜面をジグザクに下りていきます。"九折" (つづら) という地名の意味がようやく分かりました... (歴史的に織物が関係していると思ってた。)

4/16 8:09

いったん林道に出ます。が、すぐ山道に戻ります。

4/16 8:17

引き続き、こんな急な傾斜面のトラバースが続きます。

4/16 8:33

ロープなどもあります。

4/16 9:03

やがて沢に到達して、渡河が3回ほど。

4/16 9:12

その後は沢筋をたどって歩くことになります。ここからは小さなアップダウンの繰り返しで、なかなか標高を落とさせてくれません。右下に滝が見えましたが、もう精神的余裕もなく、ちら見したまま通り過ぎました。

4/16 9:56

やっと下界に着いた〜

4/16 10:01

駐車場&WCから先は舗装道をひたすら1時間歩きます。
緩やかな下りが続きます。が、油断してはいけない。

4/16 10:53

最後の最後に、バス停まで標高差100m、登り返しでした。(バスの時間ぎりぎりで焦ってたところに痛撃。)

撮影機器：

iPhone 6 Apple

iPhone Apple

感想

ikerina

・初めて寝具・食料を丸抱えの山行をやってみました。身近な山で予行演習しとけば良かったのに、先週買ったばかりの大型ザックをいきなり実戦投入したもんだから(それも2泊)、いろいろ大変でした。担ぐ荷物が十数kgにもなると、足回りや歩くペースにえらく影響が出るもんなんですね... 特に下りは。いつもなら何も感じないようなところで足元がぐらついて、ヒヤッとすることが何度もありました。
・無人の小屋で独りぼっちで寝袋で寝る、というのも初めてで、新鮮な体験でした。ただ、初日の祖母山九合目小屋は照明、毛布、コンセントあり、携帯も電波あり、と過ごしやすかったです。二日目の九折越小屋も全然寒くなかったのはありがたかったです。(夜、土砂降りがあったせいで放射冷却がなかった？)
・まあ、いろんな経験値が得られました。次の目標のテン泊までは、まだまだ修行が必要そうです。
・人の少ない静かな山でした。3日間ですれ違った人たった8人。
・一方、シカがたくさんいる山でした。(お尻白いのシカですよね？)
・天候は、土曜日悪化の予報がありましたが、幸い3日間 (昼間は)雨降らず。 祖母山〜障子岳のいちばんメインな稜線を縦走中に、濃霧に巻かれたのは残念でしたが、まあ昼過ぎには晴れましたので、とりあえず満足、ということで。
・上半分の大障子岩の方の縦走路もいつかトライしたいものです。あと大崩山も。
・計画を立てる際には、祖母山九合目小屋のHPが、非常に情報多くて参考になりました。