舟伏山 〜事件は山で起きている!?〜
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- GPS
- 05:03
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 831m
- 下り
- 812m
コースタイム
天候 | 晴れ 昼から少々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ ・樹木伐採作業が終わり、東ルートが通行可能になりました。登山道も復旧されています。 ・東ルート、西ルート共に斜面につけられた狭い道を九十九折れで登っていく区間が多いです。浮石を踏んで落石させると重大事故になり得ますので慎重に歩かれたし。 ・西ルートは杉の植林地の急登が始まるまで沢沿いのコース。3回ほど渡渉あり。 ≪危険動物情報≫ ・クマ:遭遇せず。棲息している痕跡はあるので単独行はクマ鈴があると良いかと。 ・ヘビ:同行した副部長が目撃 ・ヤマビル:本日は遭遇せず |
その他周辺情報 | ≪トイレ≫ ・登山口となるあいの森キャンプ場に公衆トイレ有。 ・それ以降、山頂も含めてトイレ・携帯トイレ使用スペース無し。 ≪商店・自販機≫ ・あいの森にはどちらも無し。ふもとの集落でも商店は見なかった。 ・コンビニは関広見ICから来ると関市内のサークルKが最終。 |
写真
感想
イワザクラはわたしを山野草の虜にしてくれた思い出深い花。
大雪の影響もあって例年より遅れたものの、開花の情報が上がって来たので、今年も会いに行ってきました。
登山口となるあいの森に8時過ぎに到着すると、先行の車は4台程。
イワザクラシーズンは人気の山で、土日ともなると登山ツアーのマイクロバスまで押し寄せるので早めの到着が有利ですが、今日はちょうどいいくらいの人出でした。
一昨年から杉の伐採作業のため通行できなくなっていた東ルートが再整備されたので、今日はこちらから。
以前は杉林の中の沢のたもとに登山口があり、これから入山するぞというムードがありましたが、伐採作業が終わった今は荒涼とした山肌が一面に広がっています。
斜面上部に一本だけ残された木は道しるべとして残されたのかな?
尾根に出るまで皆伐された斜面の九十九折れですが、木が無い分斜面の急傾斜ぶりがよくわかるので、狭い登山道を踏み外さないよう慎重に登ります。
こんな急斜面で木の伐採や運搬を行なう林業の方は超人だろうか…?
尾根に出て杉の植林地に入るといったん勾配は緩んでほどなく桜峠。
ここから天然林の区間に入るので、早春の花を探す「宝探し区間」の始まり。
芽吹き前の森は明るく、歩くのが気持ちいい!
しかし、イワザクラ開花シーズンなのにカタクリやニリンソウはほとんどが葉っぱのみ。
この山にもかつてはたくさんあったというミスミソウは一株も見ず。
昨年の大雪のせいなのか、いつもの早春の舟伏山とはちょっと雰囲気が違うように思いました。
みのわ平を過ぎて急斜面をひと登りすると、イワザクラ咲く岩場。
今年も鮮やかなピンクのイワザクラが咲き乱れていました。
なぜこの山の、この岩場だけに群生するのか不思議なものです。
鎌ヶ岳〜霊仙山〜伊吹山〜舟伏山〜北山へと続く石灰岩ベルトがあり、ここにイワザクラが咲いていたのであれば、かつては伊吹山や霊仙山にもあったのだろうか。
人間が盗掘して無くなってしまったとすれば悲しいことですね。
今年も舟伏山のイワザクラはその美しい姿を存分に見せてくれました。
一輪だけ白花のイワザクラを見れたのがうれしい誤算。
しかし、花はたくさん咲いているのに花びらが欠けていたり色がくすんでいるものが多く、花のみずみずしさの点では例年より劣るように思いました。
大雪の影響なのか、気候変動の影響なのか。
今日は副部長も同行してくれているので、撮影はほどほどにして先に進みました。
平坦な山上台地は豊かな自然林がひろがる穏やかな区間ですが、ヤブレガサ・バイケイソウなど鹿が食べないものが大群落を形成するだけで花はほとんど無し。
時期をずらして訪れてみると、花々が咲き競う舟伏山山上台地を見ることができるのでしょうか??
そのころにはヤマビルとの格闘になりそうですが…
しばらく山上台地を歩くと南方向が切り開かれて展望がいい舟伏山山頂に到着。
南には金華山、百々ヶ峰。
東には恵那山から続く中央アルプス、さらには北アルプスの峰々がうっすら見えていました。
北側は樹林帯のため展望はイマイチですが、まだ雪が残る能郷白山や真っ白な白山と思われるピークを樹幹から望むことができました。
休憩後は西コースへ。
昨年、一昨年は西コースをピストンしてイワザクラを見に行ったものでした。
西コースは上部の天然林では様々な早春の花を見つけることができる区間。
今日もヤマルリソウ、ヒトリシズカ、エイザンスミレ、フデリンドウを見つけることができました。
しかし、去年・一昨年と比べるとやはり花の量が少ない気がします。
急登の杉の植林地をぐんぐん下り、沢沿いのコースになると山旅も終盤。
最初の渡渉箇所で拳銃を拾いました。
おもちゃだけど、なんでここに持ってきたのでしょうか?
パーンと音が鳴るなら熊よけになる??
でも熊に出会った時は、びっくりさせると襲い掛かってくるというけれど…。
沢沿いのコースも花が豊かなのですが、今日はミヤマカタバミはほぼ咲き終わりだし、去年見つけたワダソウもないし、フタバアオイも葉っぱだけだし、やはり何かいつもの年と違う感じでした。
美しいイワザクラに今年も会えてよかったですが、どこか例年と違う感じの舟伏山でした。
イワザクラがいつまでもこの山で咲き続けますように。
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