芦ノ湖西岸歩道〜函南原生林
- GPS
- 05:17
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 464m
- 下り
- 385m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 5:17
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
伊豆箱根バス 熱海箱根線 (西武系列のバスです) http://izuhakone.jorudan.biz/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
GPSで箱根町から富士箱根ランド間はバスです。 |
写真
感想
首都圏のオアシス、箱根。
ちょうどこの週のブラタモリで放送をやっていたので見た人も多いはず。
箱根の山々が丹沢とともに関東平野のどん詰まりを作り出し、その巨大なカルデラが温泉を持って大都会の人々を癒している。
と言うわけでまずはカルデラ湖である芦ノ湖の西側を歩いて見ます。
遊覧船の発着駅である桃源台から出発。遊覧船の到着先まで10kmほどを歩きます。
湖岸沿いの道ですからアップダウンはほとんどなく、よく整備されたハイキングコースではありますが、結構山道っぽいところもありました。右手は三国山に連なるがけで、ここの木が地滑りによって湖にそのまま滑り落ちたのが「神代木」で、これが箱根名物寄木造りの黒い部分になってるってブラタモリで言ってたっけ。
意外と長い道でしたが、ヤマザクラ、マメザクラがちょうど咲いていて、気持ちのいい散歩道でした。
ハイキングコースを抜けて、箱根町の観光地に到着。ここからバスに乗って第二の目的である函南原生林に向かいます。
箱根町から熱海行きのバスに乗車。乗っているのは私達二人だけでした。
富士箱根ランドで下車。坂道を降りて行って学習の森に向かいます。
函南原生林はインターネットを調べてもほとんど情報がありませんでしたが、私の持っていた2012年版の山と高原地図にはコースの記載があったので、大丈夫と思っていたのですが、タブレットにダウンロードした2014年版の地図からはコースの記載が消されているのに気づき、そういえば函南町の公式ホームページには「原則として入山禁止」と書いてあるのを思い出し、急に不安になりました。
結果的にはコースは通行可能で、周回コースを3/4周して県道側、函南原生林入口バス停に出ることができたのですが、どうやら深い事情がありそうなことに気づいたのは後になってからでした。
原生林と言うだけあって、手付かずの森が残されており、とても大都会のそばとは思えないほどの雰囲気で屋久島や白神山地を彷彿とさせるような佇まいがあります。
急な坂道の階段を降りていくと巨大なアカガシが現れ、驚愕させられます。
道はよく整備されているようですし、古いイラスト入りの看板や途中拓けたところにはベンチなどもあったりして、手入れされているようでもある一方であまり人が大勢立ち入った雰囲気はなく、不思議な感じでした。
看板には「巨大ブナ」があるとありましたのでそこを目指して行ったのですが、それはすでになく、あったのはその経緯を記した看板でした。そこに記してあったのは、このブナが有名になってしまい、大勢の人が押し寄せるようになったため、根元の灌木等も消失し、結局は10年以上前の平成17年に倒れてしまったということでした。
家に帰ってから調べてみたところ、この函南原生林は
水源の森として江戸時代から禁伐採の掟を作って保護してきた土地であり、
現在は箱根山禁伐林組合の管理下にある土地であるとのこと。
ここからは推測でしかありませんが、
私にはあの看板から学習の森として整備したことが結果ブナの倒壊につながったことを深く後悔している様子が感じ取られ、それが看板や一部の情報は10年以上前のものが残ってはいるものの、現在では「原則」立ち入り禁止、という形になっているのではないかと思われます。
「函南原生林入口」というバス停が残っていることからも、積極的に禁止というわけではないものの広く受け入れているわけではないので「原則」禁止という形になっているのではないかと想像します。
私は行った後で気づいたわけですが、今後行かれる方はその辺りを斟酌の上、判断された方が良いかと思います。
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