妙義山域の沢4つ、墓場尻川〜裏谷急沢〜谷急沢左㑨〜谷急沢右㑨


- GPS
- 12:10
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,048m
- 下り
- 2,051m
コースタイム
- 山行
- 10:27
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 13:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
終了後に車を裏谷急沢用に移動。 2. 裏谷急沢の入渓点近くの県道92号の駐車スペースは、既に他の車で埋まっていたので、その少し先の左側の駐車スペースを利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<全般> 妙義山域は紅葉の名所で落葉樹が多い。この時期は冬に落ち葉が堆積し、それがまだ梅雨や台風の雨で流されていない為、谷やルンゼの様な低い所に溜まって歩き難くなっている。多分落ち葉が年間を通じて一番多い時期。特に滝を巻く際にルンゼを通ると大変。落ち葉で下は見えないし、脚が潜って歩き難い。落ち葉の下の岩の間に足が挟まったり、捻ったりしない様に注意しながら歩くこと。新緑はまだ少し早く、1,2週間後の方が良さそう。但しこの日は蛭は見かけなったが、遅らせると出てくる可能性が増えるので要注意。 <墓場尻川> 全般的に綺麗なナメが多くて楽しめる。 1. 6mのナメ滝を巻かずに右壁から登る場合、狭い段が2段有って2段目の登りが難所。ここに乗れれば、後は滝上まで傾斜が緩くなるので大丈夫。 2. 三俣を左に進んだ際、最初の3段10mの滝が次の難所。1段目は右壁から登り、2段目は左壁を登るが、自分はフェルト底の沢靴で登れなかった。出だしの急斜面の所は1.7m位なので、複数人なら下から押してもらえば越えられそう。 越えられない場合は右から巻く。自分はロープを持っていないので懸垂下降は使えないが、滝の上に下る明瞭な踏み跡が有るのでロープは不要。但し巻きの登りも下りも急斜面なので、慣れていない人にはロープを出した方が安心。 3. 18m雄滝は右を小さく巻ける。但しここもかなりの急斜面の登りなので、慣れていない人がいればロープを出した方が安心。 <裏谷急沢> 前半の3段大滝が最大の難所。1段目は簡単だが2段目が難しく、右側から高巻くが、1段目を登らずに、最初から右側を高巻いた方が少し楽かも。但しどちらから高巻いても、滝の落ち口へのトラバースしながらの下りが危険。ロープを持っていれば出した方が安全。この直ぐ後の二つの滝もまとめて大高巻きする手もありそう。滝が見られないのが欠点ですが。。。 <谷急沢左㑨> 癒し系の沢なので下りに利用しても安心。 <谷急沢右㑨> 殆どの滝が直登できるので楽しい。 <三方境〜並木沢登山口> この時期は危険なトラバース地帯が、所々で落ち葉に埋まって踏み跡が無くなっており迷い易い。トラバース部分はかなりの急傾斜で下りに使用するのは危険。 |
写真
装備
個人装備 |
沢タビ
ヘルメット
沢スパッツ
ヘッドライト
雨具
GPS
地図
ガイドブックのコピー
GoPro
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備考 | *GoProのリモートコントロールのバッテリーが死んでる。買わないと使えない。 *カメラのバッテリーが死んでる。カメラを使い終わったらGPSをOFFに設定要。 |
感想
2年前に日帰りで表妙義と裏妙義を2回ずつ、計4回登り・下りの大周回をやったので、次は沢をやろうと思ったところ、yoshi629さん達が日帰りで沢3つをやったレコを見つけました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-149617.html
去年はそれにプラスアルファを付けて周回したので、今年は沢4つに挑戦することにしました。沢のガイドブックに載っていた妙義山域の沢で、残っているのは小山沢と墓場尻川の2つです。地理的には小山沢が妥当ですが、レコをチェックしてみた限りではあまり面白みがなさそうでした。そこで墓場尻川にしたのですが、レコを確認するとまたまたyoshi629さん達のが有りました。非常に参考になりました。ありがとうございます。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-760314.html
最初はあさおの滝駐車場に車を止め、アプローチにはMTBを使う予定でしたが、計劃を立てた後で車で移動すればMTBが必要ない事が分かりました。ただそれだと墓場尻川のルートが孤立してしまいます。そこで去年のyoutaroさんのレコで、あさおの滝駐車場に車を止め、この界隈の山々を縦走して軽井沢に下って電車で戻るという紅葉ハイクがとっても綺麗だったので、秋にそれをやる事で繋げる事にしました。前半の部分は墓場尻川の沢登りに変え、後半の軽井沢散策と電車で戻るのはyoutaroさんのルートを拝借するわけです。
墓場尻川は落ち葉の量を見ただけで、紅葉の時期の綺麗さがわかりますから、再訪するならその時期がベストでしょう。墓場尻川の沢登りと軽井沢散策なら、他の人を誘ってノンビリやるのが良さそうです。沢でコーヒーとおやつを食べながらノンビリと紅葉を愛でるのは気持ちが良いことでしょう。
という事を考えながら墓場尻川の沢登りをやったのですが、ナメが綺麗で良い沢ですよね〜♪ところで意外な事に林道に出て車に戻る途中の道程で、登って来るトレランの二人の人に会いました。今回の山行で会ったのはこの二人だけですが、登りなのに前を行く女性は走っていました。僕もトレランシューズに履き替えていたし、下りなので走っていたのですが、その女性は登りで僕の下りと同じ位のペースなので驚きでした。この二日後にmisuzuさんに誘われて三つ峠に岩トレに行くのですが、その時のmisuzuさんの岩登りにも驚かされました。人間って鍛えればかなりの事までやれてしまうのですね。。。
後半の谷急山の3沢は、去年既に歩いているので不安はありませんでしたが、裏谷急沢の核心部の3段の滝の巻きは少し怖いですね。3沢とも特徴が異なり、なかなか面白いルート取りなのですが、谷急沢右㑨を歩く時に河原が日陰になっている所が多かったのが残念でした。もう1時間は早く登り始めたかったですね。
ところで三方境に着いた時、後は地図に載っている登山道だから大丈夫だと思ったのですが大間違いでした。危険なトラバース部分が落ち葉に埋もれて見えなくなっており、急斜面で3回もルートミスしてGPSで確認しながらの復帰になりました。妙義は地図に載っている登山道でも手ごわいですね。
無雪期はソロで行くなら未踏ルートを入れないといけないルールなので、次に妙義に来るときは、バリ主体にするか他のメンバーを誘うかになります。妙義のバリは流石にロープ無しで行ける気がしないので、misuzuさんに誘われた時に即のったのですが、やっぱりアルパインは難しいですね〜。
コメント
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お疲れ様。
私の頭では、このルートは全く考えられないです。未踏ルートを必ず入れるというこだわりも素敵です
沢4つも通って、No Rope、ソロとは
墓場尻川は、簡単な上、紅葉が良さそうとのことですので、秋に考えてみます。
ありがとうございます。
ルートはyoshiさん達の二つのルートを合わせただけなので、いつもの様に捻ってはいないです。。。登攀用具を持っていないので危ないと判断したら常に巻いています。
岩トレでも見ての通り、慎重なので無理をしないです。。。
misuzuさんなら、無理なく僕が巻いたところも登れると思います
ところでyoutaroさんのレコは以下です。僕のレコにも出てくる山中茶屋跡が8:22分なので、旧碓氷峠から先はちょっとルートを変えて短くしないとダメだと思います。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-999381.html
綺麗な紅葉ハイクでしょう
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