記録ID: 1119691
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フリークライミング
甲信越
杉滝岩「冬のブランクから今年も再スタート」新潟県新発田市
2017年04月30日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 0.5km
- 登り
- 101m
- 下り
- 101m
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
カーナビで、「内ノ倉ダム」と指定すると良い。 両インターから延びる県道脇に「内ノ倉ダム」の看板を認めたら曲がる。 坂道を上り、トンネルを抜けると、正面にダムサイトがある。 ダム湖沿いの道を上流に遡ると、15分ほどで岩場が見える。 ダム湖沿いの道は周回コース なお、県道から先は冬季は積雪のため通行できない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されたゲレンデの岩場 レベルが5.7から5.10dと全体的に初中級向きで。フェイスは、向かって左からA、B、Cフェイスの3面ある。 ピッチは長いルートで、2ピッチ。 Aフェイスは2ピッチの大スラブと、向かって右に、逆層のハング気味のフェイスがある。 Bフェイスは、凹角のあるフェイス、上部になるほど傾斜がキツくなる。 Cフェイスは、カバの少ない、細かい「カチ」気味のフェイス。上部に回ってロープをアンカーに掛けることができる。終了点は広いテラス。 AとBフェイスの間には、2ピッチのルンゼがある。 休憩用の東屋も完備されている。 支点や、ボルトなどのプロテクションは、しっかり整備されており、安心して身を委ねられる。 ルートの詳細は、「日本の100岩場伊豆、甲信編」を見てもらいたい。 (この杉滝岩は新潟県にあるで、本のタイトルは新潟県の旧国名である「越後」を入れた、「甲信越編」でなければおかしいのだが。) 岩場は、道路のすぐ目の前であり、アクセスは抜群。 なお、冬季は積雪のため、岩場まで行くことはできない。 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
昼ご飯
飲料
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
ロープスリング
セルフビレイランヤード
ディッセンダー
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感想
今年も、馴染みの岩場での岩登りの時期を迎えた。
随分と遅いように思われるかもしれないが、これには雪国独特の事情がある。
新潟県新発田市の奥座敷にある杉滝岩は、周辺は豪雪地のため、冬期間はアクセス道路は雪に閉ざされ、登るどころか行くこともできない。
その年によるが、概ね11月末頃から、道路の安全のため4月中、下旬まで閉鎖される。
1年の半分は登れない。
その間は雪山や山スキーに没頭するわけだが、毎年、この間に、昨シーズンの間隔を忘れる「冬のブランク」が生ずる。
雪の恩恵で身近に、しかも遅くまで雪山を楽しましてもらっているのだが、逆にその雪のお陰でクライミングに毎年ブランクが生じている。
全くの無い物ねだりだが、この解禁時ばかりは、雪の積もらない地域の岩場を羨ましく感じる。
毎シーズンのことだが、この時期は、岩登りの感覚が鈍っている。
しばらくやっていると、やっと慣れ、少しずつ昨シーズンの間隔を取り戻す。
真夏は岩が焼け、照り返しで暑いので、Г沢登り」に没頭する。
ようやく本調子に乗る頃には、もう季節は秋で、間もなくして、岩場はまた長い冬を迎える。
毎年、この繰り返しという、何とも言いようのない、雪国の性(さが)である。
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