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フリークライミング
甲信越

杉滝岩「冬のブランクから今年も再スタート」新潟県新発田市

2017年04月30日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
0.5km
登り
101m
下り
101m
天候
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
日本海東北自動車道の聖籠新発田インターか、磐越自動車道の三川インターから30分程度。
カーナビで、「内ノ倉ダム」と指定すると良い。
両インターから延びる県道脇に「内ノ倉ダム」の看板を認めたら曲がる。
坂道を上り、トンネルを抜けると、正面にダムサイトがある。
ダム湖沿いの道を上流に遡ると、15分ほどで岩場が見える。
ダム湖沿いの道は周回コース
なお、県道から先は冬季は積雪のため通行できない。
コース状況/
危険箇所等
整備されたゲレンデの岩場
レベルが5.7から5.10dと全体的に初中級向きで。フェイスは、向かって左からA、B、Cフェイスの3面ある。
ピッチは長いルートで、2ピッチ。
Aフェイスは2ピッチの大スラブと、向かって右に、逆層のハング気味のフェイスがある。
Bフェイスは、凹角のあるフェイス、上部になるほど傾斜がキツくなる。
Cフェイスは、カバの少ない、細かい「カチ」気味のフェイス。上部に回ってロープをアンカーに掛けることができる。終了点は広いテラス。
AとBフェイスの間には、2ピッチのルンゼがある。
休憩用の東屋も完備されている。
支点や、ボルトなどのプロテクションは、しっかり整備されており、安心して身を委ねられる。
ルートの詳細は、「日本の100岩場伊豆、甲信編」を見てもらいたい。
(この杉滝岩は新潟県にあるで、本のタイトルは新潟県の旧国名である「越後」を入れた、「甲信越編」でなければおかしいのだが。)
岩場は、道路のすぐ目の前であり、アクセスは抜群。
なお、冬季は積雪のため、岩場まで行くことはできない。
長い冬を終えて久々の杉滝岩
2017年04月30日 10:11撮影 by  F-02G, FUJITSU
4/30 10:11
長い冬を終えて久々の杉滝岩
AフェィスとBフェイスとのルンゼ
冬の間、室内壁で特訓したnachumikanさん、今回はトップで取り付く
2017年04月30日 10:59撮影 by  F-02G, FUJITSU
4/30 10:59
AフェィスとBフェイスとのルンゼ
冬の間、室内壁で特訓したnachumikanさん、今回はトップで取り付く
隣りの垂壁ではお父さんに連れられて、なんと小さな子供が登っていた。将来が楽しみ。
2017年04月30日 10:59撮影 by  F-02G, FUJITSU
4/30 10:59
隣りの垂壁ではお父さんに連れられて、なんと小さな子供が登っていた。将来が楽しみ。
Cフェイスから正面のスラブ
春らしく緑が芽吹いてきている。
2017年04月30日 12:21撮影 by  F-02G, FUJITSU
4/30 12:21
Cフェイスから正面のスラブ
春らしく緑が芽吹いてきている。
Cフェイスからの眺め
ここからの景色が一番美しい
2017年04月30日 12:22撮影 by  F-02G, FUJITSU
4/30 12:22
Cフェイスからの眺め
ここからの景色が一番美しい
Cフェイスを懸垂降下
2017年04月30日 12:37撮影 by  F-02G, FUJITSU
4/30 12:37
Cフェイスを懸垂降下
Aフェィス脇の新コース
今回は大ベテランがトップで案内してご指南してくれた.
2017年04月30日 13:02撮影 by  F-02G, FUJITSU
4/30 13:02
Aフェィス脇の新コース
今回は大ベテランがトップで案内してご指南してくれた.
続いてセカンドが登る。サードが続いて登れるようロープを腰からロープを下げて登っている。
2017年04月30日 13:14撮影 by  F-02G, FUJITSU
4/30 13:14
続いてセカンドが登る。サードが続いて登れるようロープを腰からロープを下げて登っている。
岩場のそばのダム湖の湖畔から焼峰山が望める。
ダム湖とマッチして美しい。
2017年04月30日 17:08撮影 by  F-02G, FUJITSU
4/30 17:08
岩場のそばのダム湖の湖畔から焼峰山が望める。
ダム湖とマッチして美しい。
雪解けで水量が多いので放流しています。このダム、堰堤の中が空洞で、ダムマニアの間では有名なダムらしい。
2017年04月30日 17:10撮影 by  F-02G, FUJITSU
4/30 17:10
雪解けで水量が多いので放流しています。このダム、堰堤の中が空洞で、ダムマニアの間では有名なダムらしい。
撮影機器:

装備

個人装備
グローブ 昼ご飯 飲料 ロープ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット チョーク 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー ロープスリング セルフビレイランヤード ディッセンダー

感想

今年も、馴染みの岩場での岩登りの時期を迎えた。
随分と遅いように思われるかもしれないが、これには雪国独特の事情がある。
新潟県新発田市の奥座敷にある杉滝岩は、周辺は豪雪地のため、冬期間はアクセス道路は雪に閉ざされ、登るどころか行くこともできない。
その年によるが、概ね11月末頃から、道路の安全のため4月中、下旬まで閉鎖される。
1年の半分は登れない。
その間は雪山や山スキーに没頭するわけだが、毎年、この間に、昨シーズンの間隔を忘れる「冬のブランク」が生ずる。
雪の恩恵で身近に、しかも遅くまで雪山を楽しましてもらっているのだが、逆にその雪のお陰でクライミングに毎年ブランクが生じている。
全くの無い物ねだりだが、この解禁時ばかりは、雪の積もらない地域の岩場を羨ましく感じる。
毎シーズンのことだが、この時期は、岩登りの感覚が鈍っている。
しばらくやっていると、やっと慣れ、少しずつ昨シーズンの間隔を取り戻す。
真夏は岩が焼け、照り返しで暑いので、Г沢登り」に没頭する。
ようやく本調子に乗る頃には、もう季節は秋で、間もなくして、岩場はまた長い冬を迎える。
毎年、この繰り返しという、何とも言いようのない、雪国の性(さが)である。

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