吾妻連峰残雪期縦走からの秘湯でGO!
- GPS
- 24:43
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 1,204m
- 下り
- 1,695m
コースタイム
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:13
天候 | いきなりの雪,強風,翌日は晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り:微温湯温泉から福島駅までタクシー(6000円ちょっと) |
コース状況/ 危険箇所等 |
浄土平のレストハウスから微温湯温泉に至るルートが非常にわかりにくいです。このルートのなかで最もGPSを使用したポイントです。 アイゼンは入らないと思います。チェーンスパイクで十分です。 |
その他周辺情報 | 下山後は,日本秘湯を守る会にも載っている微温湯温泉がオススメです。 |
写真
装備
個人装備 |
登山靴
バルトロ75
サコッシュ
ストック+スノーバスケット予備
MSR revo+フローター
アイゼン
iPhone・ケーブル
コンパス
ANKER バッテリーパック
地図(1/25000)
腕時計
ピコシェルター
ショベル
ナイフ
プラティパス 2.0 L
キャンドル・コルク板
魔法瓶
ヘッドライト (予備電池)
救急用具
筆記用具
タオル
トイレットペーパー
ウエットティッシュ
行動食
ビニール袋・ジップロック
補修テープ
ガイロープ
コンタクトレンズ
歯磨きセット
財布
ラジオ
ドライナミックメッシュ
ドライレイヤー
靴下 x 2
メリノウール長袖 x 2
アルファフーディ
モンベル ベスト
パタゴニア ナノエア
ネックゲイター
ハードシェル Roc SPIRIT
ゴアテックスパンツ
手袋
帽子
目出帽
ゴーグル
ガスストーブ
ライター
コッヘル・ボウル
スプーン
食料
予備(ガス)
BD twilight bivy
ツエルト
ガイライン
シュラフ
インナーシュラフ(コクーン)
EVERNEW マットUL
KLYMIT イナーティア Xライト
Xライト用ポンプ
エマージェンシーブランケット
LED ソーラーランタン
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感想
残雪期の吾妻連峰縦走は,今回で3度めの挑戦でした。念願が叶いほっとしているところです。
吾妻連峰縦走にあたり,ヤマレコユーザー yamamokomoko さんの記録を参考にして計画をたてました。冬期あるいは残雪期における吾妻連峰縦走の記録はほとんどなく,yamamokomoko さんの記録を見て「マジで行ったのか!」と感動していたのです。それが3月の「吾妻連峰,ラッセル・クロウ 」に繋がったのですが,大雪であっけなく敗退しました。あまりに山が厳しすぎて5月になるのを待っておりました。まあしかし昨年のGWも大雪で敗退しているので,行けるところまで行ってみようと思いました。
今回は,バルトロ75ではなくパラゴン68というグレゴリーらしくない軽量のパックで挑みました。これで1キロの減量です。極力軽くして,水(2L)と食料入れて14キロに抑えました。まあしかし,バッテリーと食料は多めです。
初日は西大巓の頂上で雪がふりはじめて,しかし視界を遮られるほどの強さではなかったので,縦走を続けることにしました。地図を見て頂けるとわかるのですが,同じ時期に大雪になったことがあるので主脈を縦走しつつ,ひたすらピークを避けて体力温存で行くことにしました。二日目も4時過ぎには登り始めました。雪が凍っておりチェーンスパイクの小さな爪でも確実にグリップすることができました。午後になると雪が団子のようになりチェーンスパイクは外しました。2日目は晴天でほんとうに助かりました。ただし,午後から崩れるとの予報でしたので,大雪の恐怖?からペースはあげたほうだと思います。今回の縦走でもGPSは大分役に立ちました。ピークを巻くときに位置感覚がずれるときがありますが,迷う前にGPSアプリを立ち上げました。パーゴワークスのチェストパックにiPhoneとバッテリーを入れており,また,iPhoneはダイニーマコードでチェストパックにしっかり固定されております。風が強く,iPhone がヒラヒラと吹き飛ばされたらかなり大変なことになるので,このへんは慎重です。ちなみに予備のiPhoneはバックパックに入れており,避難小屋の位置情報はスントにも入れてあります。
閑話休題。今回は天候に助けられて,なんとか縦走することができました。一切経の頂上についたときには達成感で一杯でした。頂上からは西大巓,中大巓,東大巓が連なり,昔,山岳部顧問の先生が言っていた「見えてる山は近い」という言葉が頭をよぎりました。まあしかし風が強すぎて感動する余韻もあまりなく浄土平のレストハウスを目指しました。
そこで豚汁を食べた後,微温湯温泉へと至るルートを下山しました。しかしですね,ここはGPSが必須のルートでした。マタギさんの足跡がなかったなら,かなり難儀したコースでした。特に前半部分は,雪で山道らしい部分がほとんど隠されて,標識,マーカーも皆無です。あと熊がたくさんいるらしいので,鈴もあったほうがいいかも。簡素な登山口を左に折れると,秘湯,微温湯(ぬるゆ)温泉があります。ここで日帰り入浴してさっぱりしてから,タクシーで福島駅まで帰りました。
yamamokomoko さんの精力的な活動がなかったなら,今回の縦走は成功しなかったかもしれません。特にピークを巻いたトレースは山行になりました。
心から感謝します。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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evclimMoutnさん、おはようございます。
念願叶いおめでとうございます。装備にも軽量化の工夫が見受けられ
14キロとは驚きです。
evclimMoutnさんの吾妻に懸ける情熱が、今回山行きを成功に導いたのでしょう。
微温湯温泉に向かうルートは使ったことがなのでとても参考になります。
これからもよろしくお願いします。
yamamokomokoさん:
コメントありがとうございます! とても嬉しいです。
yamamokomokoさんの活動がなかったら残雪期の吾妻連峰は諦めていたかもしれません。。。そしてまた,残雪期の吾妻連峰にトライしてみたいです。
微温湯温泉に至るルート沿いに小さな沢があるのですが,2,3回,コースを外れてしまいました。スカイラインが開通する前は賑わっていた登山道らしいです。土湯までは時間的にきつかったので微温湯温泉のルートを選びました。
それでは今後ともよろしくお願いします。
そして,いつの日か,山でお目にかかれることを願っております。
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