西上州山行2日目(高岩+裏妙義〜稲村山)
- GPS
- 09:53
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,186m
- 下り
- 1,931m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:42
16:10稲村山登山口-16:25あさおの吊橋駐車場
天候 | 晴れ後薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
行き:碓氷軽井沢IC〜八風平の林道脇(山と高原地図記載のP、3台停まれます) 帰り:松井田妙義IC |
コース状況/ 危険箇所等 |
・高岩は妙義エリアでも難易度高い岩峰です。 垂直に近い壁で、非常に狭いので、ザックはデポすることをお勧めです。 足がかりは十分あり、かつ、脆くないです。 ・裏妙義も岩峰、トラバース、ルートファインディング等必要です。 三方境から入牧橋へのルートは落葉が非常に多く、ルート不明瞭な箇所も。 ずっとトラバース気味のルートで、現在位置がわかりにくかったです。 |
写真
感想
西上州山行2日目に目指すのは、上信越道碓氷軽井沢インター直上に聳える高岩。
特に東京方面に向かう時に、格好いい山容が飛び込んでくるので、
一度は登りたいなあと考えていました。
同時にミョウギイワザクラを探しに裏妙義を訪れます。
今日は岩峰続きの一日となるので、ソールの硬い靴+ヘルメットで挑みます。
高岩の基部まではあっという間、雄岳に向かうバンドを周り込むと、
噂に聞くチムニーが現れました。
それは今までに見たことのない、人生最大の傾斜の壁でした。
剱岳のカニのタテバイや表妙義の鷹戻しもかなり垂直に感じますが、
実際は70〜80度ぐらいだと思いますが、ここはまさに垂直。
一瞬、これは登れそうもないと思わせる威圧感があります。
つい数日前に鷹戻しで死亡事故があったばかりなので、
いつもより慎重に岩壁を眺めます。
実際に登ってみると、傾斜はきついものの、
ホールド・足ががりが豊富で意外と登りやすく感じました。
一方の鷹戻しは足がかりが小さく、かつツルツルに磨かれているので、
難易度が高く感じるのでしょう。
それにしてもこれが一般登山道(破線)、西上州の手強さを実感です。
そして2番目の岩棚にたどり着くと、何とミョウギイワザクラが咲いてました。
こんな可憐な花が、こんな険しい岩稜に咲いているのは何とも言えない感動。
気持ちがほっとする部分もありますが、まだまだチムニーは続きますので、
再度気持ちを引き締めて再開。
たどり着いた雄岳はそれは絶景ポイントでした。
しばし、高速道路の上に立っている優越感に浸ります。
車で裏妙義の登山口へと移動しますが、
GWにもかかわらず駐車場空いていてラッキーでした。
御岳の手前からミョウギイワザクラがちょうどピークなのか、たくさん見れます。
アカヤシオもすごい所に咲きますが、この花も撮影困難な箇所に咲いてます。
御岳を過ぎると、油断できない岩稜地帯が続きます。
丁須の岩は何と貸切、秋の方が混んでいるのでしょうか。
この先も下山口まで緊張感続くルートで、さすがは裏妙義といった感じでした。
最後はファミリー向けの稲村山に登り、赤線を少しだけ軽井沢方面に延ばしました。
稲村山も絶景、今日は絶景続きの一日です。
今日は何と言っても高岩制覇が印象的、次回上信越道を通るのが楽しみです。
個人的な感想では、妙義エリアの一般登山道の難易度は、
鷹戻し・金洞山>高岩>相馬岳・白雲山=裏妙義
の順(左ほど難しい)に感じます。
事故の多いエリアで、この日も表妙義方面にヘリが2台飛んでましたが、
体調や気象条件が万全の状態の時のみ挑むエリアと、肝に銘じた一日でした。
コメント
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hirokさん、こんばんは。
上信越道からの高岩。高速から見た目インパクト大です。
hirokさんから登れるという話は聞いてましたが、
とうとう登りましたね。
上信越道のトンネルの名前シリーズ、
通過するときの嬉しさ、わかります。
断崖絶壁の花。
荒々しい岩山に桜草咲くのですね。
私は見に行くことはできない花なのが残念です。
sat4さん、こんばんは
高岩は短時間で登れてしまうので、何かと組み合わせなければと思っていたのですが、
ミョウギイワザクラ探しと合わせて、ようやく実現しました。
この付近、八風山をはじめ、日暮山、高岩など、
山の名前の付いたトンネルが多いですね。
(稲村山もあったような記憶が。。。)
インパクトでは高岩がNo1でしょうね。
何でこんな所に咲くの?というぐらい険しい所に咲いていました。
撮影中に滑落しないように、と注意を払う必要があります。
荒々しい岩と可愛らしい花との見事な対比でした。
前日のアカヤシオはまたしても外れでしたが、
ミョウギイワザクラは大当たりで満足です。
hirokさん、こんばんは!
2日目ですが、難易度が更に高まりましたね
いや〜流石ですよ
しかし、余裕綽々ですね!岩場での接写までこなされてお見事です。
ミョウギイワザクラ、中々綺麗なお花!黒戸尾根に咲く、クモイコザクラにソックリです。
生で見たいのですが、私には、ジャン同様にとても無理でしょう
写真で我慢しときます
今回の山並みは、上信越道から度々拝見しましたが、とても人間が通過する所には見えませんでした。
hirokさん、山業の死角が見当たりませんね
何とも羨ましい限りです!
tailwindさん、連ちゃん訪問ありがとうございます
tailwindさんも上信越道から高岩見たことがありますか。
恐ろしく格好いい山ですよね。
群馬100名山にもなっているのですが、
難関の一つに数えられるのではないでしょうか
岩場の写真はテラスで休憩中に撮ったものです。
登攀中はさすがに真剣そのもの。
足場を見つけるのに必死でした
コザクラ系は各地の岩場で見られますね。
微妙に名前が違うのですが、きっと区別はつきません
険しい所に咲くからこそ、一層可愛らしく感じます。
黒戸尾根のコザクラ、今年は見に行きたいと考えてます
hirokさん こんばんはー
お邪魔します
ますます 西上州っぽい 景色になりましたねー
カッコ いいお山が続々と
岩 見てると かっこいいんですが
自分は 岩 高所恐怖症っぽい (というか ビビリ)ので
やってみたいとは思うのですが、、
やはり 気力 体力 気象条件ばっちりの時ですねー
お疲れさまでした
tsui
tsuiさん、こんばんは
西上州も南の方は御荷鉾山や赤久縄山など、優しい感じの山がありますが、
西や北など長野県境に近いほど、奇岩が多くなり険しさが増してきますね。
見た目に格好いい山が多くて、日本ではないみたい。
山容にはとても惹かれます
一方で、事故も多いエリアなので、コンディションの見極めは重要ですね。
本当は西上州山行1日目と2日目は逆の予定だったのですが、
1日目は前日の雨で岩が濡れている可能性があったので、この順序にしました。
ビビリは山では重要だと思います
慎重さと、撤退する勇気をもって、安全に登山楽しみたいですね
hirokさん コンばんは
やはり妙義はどこもコワい もう2度と行かないと誓った山系です。
が!これが癖になる山なんですよね〜
コワいもの見たさ?なのか
今度裏も行ってみますワイ たぶん
kazuhagiさん、こんにちは
確かに癖になる山かもしれませんね
ビビりながらもまた行きたくなる不思議な山です。
裏は表に比べるとだいぶ余裕が持てますが、
縦走するとそれなりに時間はかかるので、集中力の持続がポイントになってきますね。
表も行かれている岩好きのkazuhagiさんにはきっと気に入っていただけるのでは
高岩の鎖場はこれまで見たことがない角度でした。
岩に取り付くまでは登れるのか?でしたが、足場がしっかりしていることが、
これだけ安心感につながると認識しました。
hirokさん、こんばんは。
高岩に登られましたか。高岩は長男が友達と
登っていて、それじゃあいつか一緒に行こうと
話をしてから早4年。。。これから行く機会があるか?
確かに、一度登ると高速の通過が楽しみになりそう
ですね
裏妙義は整備されていて意外と易しいですよね。
子供と3人で毎年のように歩いたのですが、ここ何年か
ご無沙汰です。
谷急山へ登ったことがないので、今度とおもいつつです。
(今度と思っている山が増えていく。。。)
youtaroさん、こんばんは
高岩は2時間ほどで一周できてしまうので、
機会をつくらないとなかなか行かない山ですが、
ミョウギイワザクラと合わせ技で、ようやく実現しました。
群馬100も70を超えてきたので、頭の片隅では意識してますし、
課題の浅間山付近の赤線をどう繋ぐかも未解決なので、
とりあえず軽井沢方面に南からも赤線を延ばしてみました
毎年最低でも1回は上信越道通っていますので、次回の通過が楽しみです。
お子さんは裏妙義を楽しんでいたのですね。
子どもだと恐怖感よりもアスレチック感覚で登るのかもしれませんね。
高岩も登っている長男は、その後クライマーになったのでしょうか
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