日光白根山〜雪の大斜面〜

2017年05月04日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.1km
• 登り: 998m
• 下り: 989m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:25
• 休憩: 1:05
• 合計: 7:30

6:20 菅沼登山口
8:05 五色沼
8:30 8:35 五色沼避難小屋
10:00 10:55 奥白根山
11:55 12:00 五色沼避難小屋
12:07 五色沼
12:45 弥陀ヶ池
13:50 菅沼登山口

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

菅沼登山口駐車場を利用。駐車料は徴収していないようです。

コース状況／危険箇所等

菅沼登山口から冬季限定の沢ルートは入ってすぐに落石地帯。ヘルメット着用が望ましい。
山頂は積雪無し。山頂直下は場所により積雪あり。東面は雪たっぷり、気温上がるとシャーベット状に緩む。急斜面のためトレースが岩付近を通るが、付近は融雪が早く大穴が口を開け、踏み抜きも多かった。
弥陀が池、五色沼など山麓は積雪たっぷり。所により踏み抜く状況。

写真

駐車場は除雪されている。登山口からは雪どっさり。雪の大斜面に向け、いざ出発。

山に陽が差してきた。

冬季限定沢ルートに入る。

沢ルートを左に五色沼方面へ。斜度がキツく、写真を撮る余裕無く…。

見えた…日光白根。

五色沼…まだ凍っているが雪融け間近。

避難小屋が見えてきた。

冬用入口の窓は木戸になっていた。滞在者は無し。室内は変わりない様子。

若い登山者2人が先行。私も念願の雪の大斜面に向かう。

木立の間に見えてきた…あの白い壁だ。

木が疎らになってきた。

斜度は、この程度。

風に備え、ここでシェルを着込む。

斜度が増す。

振り返ると白錫尾根。

さらに斜度が増す。

トレースは多数。直登、トラバースが入り混じる。

この斜度でペースダウン…キツい…でも楽しい。

白と青のコントラスト…この絵が見たかった。

至福の時間だ…。

登るほど岩が露出してくる。

白根隠山と並ぶ高さまで来た。

五色沼も見えてきた。

この斜度が続く。

素晴らしい大斜面。

斜面を抜けザレのつづら折れを少し登ると雪融けの池が。

右手の岩稜上部が山頂。

山頂直下ルート外には雪渓が。

一度僅かに下り、登り返して山頂。…気付かなかったが光彩が映り込んでいた。

遠望が利く。遠くには雪を抱く白い富士山。

燧ケ岳方面。

快晴、360度の大展望。

山名板越しに五色沼。

昼食をとり下山。途中、東南斜面に誰がが描いたシュプール。

大斜面を下山。向こう側が見えない斜度。5人のパーティーが先行したが、途中で先を譲られた。

振り返ると青と白。

斜面も終盤…目的の大斜面との別れが名残惜しい。

避難小屋に到着。シェルを脱ぐ。

五色沼湖畔の道標…まだまだ雪深い。

湖畔からの白根。

五色沼の湖面…遠目ではエメラルドグリーンに見えた。

五色沼側からの白根にも別れを告げる。

弥陀が池方面へ登り返し下ると、こんな様子。

弥陀が池も凍結していた。

弥陀が池越しの白根に別れを告げる。

冬季限定沢ルートを弥陀が池から下る。踏み跡の段差が大きい。

沢ルート五色沼方面と合流して落石地帯へ。

落石に注意しながら短時間で下りる。

菅沼登山口駐車場が見えてきた…下山完了。念願の大斜面を堪能できて満足。

感想

hy7667

　2年前のGW、同じ時期に栃100の難敵である錫ヶ岳に挑戦した際に白錫尾根から見ていた雪の日光白根山。その雪の大斜面に、いつか登りたいと思っていたが、昨年はその機会に恵まれなかった。今シーズンこそはと、狙い澄ましての山行。
　朝から下山まで快晴に恵まれ、雪の大斜面をピストンで堪能することができた。上りは、正にそそり立つ白い壁。トレースは様々であったが、12本爪アイゼンでの直登で心行くまで大斜面を味わうことができた。下りは、その斜度が故に、まるで先が切れ落ちているように見える。強い日差しで腐り始めた雪と時折吹く風のため、恐怖心もあったが、大斜面の真っ只中を歩くうちに、楽しさを感じることができた。
　雪の大斜面…いつかまた登りたいものである。