両神山(日向大谷口) 〜まぶしい新緑に包まれて〜
- GPS
- 10:23
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,945m
- 下り
- 1,949m
コースタイム
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 3:44
- 合計
- 10:23
歩く速度が安定していない(特に登り・清滝より下部)ので参考程度でお願いします。
天候 | 晴れ 昼頃は上部でガス |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・朝7時の時点で登山口から1.5kmほど離れた路肩まで満車。 ・トイレ,登山届提出所などは両神山荘にあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
食器
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ポール
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感想
久しぶりに4人で登れることになった今日、鳴神山に続きGW登山第二弾、「神」つながりで(?)両神山へ。
なにもGW真っ只中に混雑必死の百名山に行かなくても……とは思ったのですが、じゃあほかに何処へ行くのか、という(笑)
まあ…ちょっと両神山に申し訳ないですが、消去法?的に決まった山行でした。
で、行ってみての感想…。
両神山に対して失礼のあったこと、心よりお詫び申し上げます(笑) さすが名峰、想像をいい意味で裏切ってくれる、素晴らしい山でした。
そして、我が家にとっては、初めての秩父・奥秩父エリア。もっと言えばはじめての埼玉県の山となりました。
駐車場の混雑が目に見えていたので、茨城を3時に出発…ちょっとしんどい。
北関東道をひた走り、関越道に乗って藤岡JCTを過ぎると未知の領域(?)へ…。
本庄児玉ICで降りますが、ここからが結構長い…。途中児玉の街で道を間違え、若干時間をロスしながらも、無事日向大谷への道に到達。
登山口に近づくと、誘導員の方いて、その指示に従って登山口より1.5kmほど下の広い路肩に駐車。誘導してくれたのは地元の方でしょうか。朝早くからありがとうございます。
準備を整えて出発し、日向大谷口へ。
日向大谷口ではポンに元気を貰いました♪…ほんとに人慣れしていますね。
さて、それでは両神山へ登山開始!…ですが。
出だしからどうも娘の調子が良くない。久しぶりの山だからだろうと思って様子を見ながら歩くも、歩きだし早々に立ち止まる程…
道は山腹のトラバースで休む場所に欠くので、とりあえず会所まで歩き、広場で休憩。どうもお腹が痛いようです。
薬を飲んで20分ほど休憩し、良くなってきたというので再び出発。
薄川に沿って登っていく登山道はとても気持ちいい道です。
沢のせせらぎと、溢れんばかりの新緑…樹間にのぞくは両神のごつごつとした山並み…尾根歩きが好きだけれど沢もまた良いですね…。
しかし、娘の調子は回復しきらず、再び悪化。標高1000mあたりでもう一度休息。しばらくじっくりと休みます…「撤退」という言葉も頭に浮かべつつ、ゆっくりと様子見……。
静かに休んでいると、妙に清冽な心持になりました。新緑の木々を一つ一つ眺め、沢の流れや鳥の囀りの音を聞く…怪我の功名なんて言ったらおかしいかもしれませんが、せわしない山行をしていたら絶対に気づけないであろう山の表情に、出会えたような気がします。
そうこうしているうちに娘のほうも少し回復し、とりあえず清滝小屋、と歩き始めることにしました。
このあたりの斜面にはネコノメソウが沢山咲いています。誰が名付けたか、見れば見るほど、花がつぶらな瞳に見えてくるから不思議です。
弘法の井戸を過ぎてひと登りすると、正面に立派なログハウス風の清滝小屋。
ここでもちょっと休憩を入れ、進退判断をしました。
娘の調子の方は、回復傾向。実際、この後体調が悪くなることはなく、むしろ快調に飛ばしていました。
もう一つが時間。この時点で11時。山頂着はコースタイム通りでも12時半ごろと想定。下山は休憩も考慮して16時は過ぎるだろうと考えました。
決めては、日の長さと天気。幸い天気のほうは安定した予報だったので、遅くても夕方5時までに下山、したがって午後2時をタイムリミットとして、山頂を目指すことに。
清滝から両神神社までは、今日一番の急登。小規模ながら岩場もあり、面白い区間。清滝までの牛歩ペースから一転、好調にぐんぐん標高を上げていきます……この時点で、山頂まで行けると確信。
登り着いた両神神社には、狛犬のかわりに狛狼が。…このおおかみ、登山口のポン並みに可愛らしい(笑)
この神社周辺は針葉樹の森になっていて、奥秩父らしい、といっても奥秩父を歩くのは初めてなので、「私達が夢想する奥秩父のイメージに当てはまるような」森でした。
この道の途中で、白装束の方が降りて来られました。気になって聞いてみると、京都・聖護院の所属だそう。話し終えると山道を軽々と下っていかれました。…かっこいい。
道は緩やかに下り、再び登り返しますが大した急登ではなく、山頂直下に到達…
が、ここからが問題。
両神山表参道、山頂直下にして最後の砦というか、岩場があるのです。特別長いわけではありませんが、登る人降りる人入り乱れてすごい混雑に。下りの人が慎重に降りていく間に、岩場下には登り待ちの行列がズラリ…
順番を待って登り切り、山頂に到着するも、こちらもただでさえ狭い山頂に人いっぱい。
この山、山頂といい駐車場といい登山道といい、どう考えてもキャパオーバーですわ(笑) こんなに人が集まるべき山ではない……百名山の影の一面を見た気がします。
そんなわけで、山頂では記念写真どころか山頂標識を撮ることすらままならず、展望を楽しむのもそこそこにさっさと下山。
しかし、白井差コース分岐の所にあるテーブルが空き、そこで休憩させて頂くことができました。
下山は早く、清滝小屋まで一気に下降。ここで一旦休憩。
時刻は3時近くなり、清滝小屋に泊まる人、テン泊する人などもちらほら。縦走のために泊まる人もいれば、ゆっくり歩く人や初テン泊の人などもいました。…日帰りで行ける所を、2日かけてじっくり歩く…そんな山歩きも羨ましいなぁ…。
弘法の井戸で水を汲んだら、あとはひたすら薄川沿いを下り、途中一回の小休止で日向大谷口まで一気に下りました。
バッチを買ってポンにご挨拶したら、あとは車まで帰るのみ。
両神山、楽しい山でした。さすがは深田久弥、百名山は外れがない(ホントは外れの山なんてないと思いますけど、「万人受けする」という意味で)です。また来たいなぁと思わせてくれる山でした。清滝小屋に泊まりたい(笑)
※花の名前は間違っているかもしれません。間違っている場合はぜひ訂正(コメント)願います。
一昨年のゴールデンウィークに自分も両神山登りました!
何かと惹かれる山でソロで2回、娘と2回と筑波山の次に登っている百名山です。
同じ奥秩父山塊でもそちらは花がたくさん咲いていて羨ましいです!(こちらの瑞牆山・金峰山の春はまだまだでした)
そして娘さんも体調回復して無事に登りきれてなりよりです(^-^)
自分も今回は体調に悩まされ進むか撤退かの岐路に立たされ辛かったです。
花は、下の方には標高が低いのでぼちぼち咲いてました。
ですが、有名な山頂付近のアカヤシオはまだ全然でした。
uedさんのレコも拝見しました。ポンちゃんは変わっていませんね お母さんがなくなっていたのは知りませんでした。確かにあまり動きませんが…でも、幸せそうな顔をしていました.
娘、喘息はほとんど治ってきているような感じなんですが…なかなか体調管理が難しいですね。また今回は中学進学から1ヶ月で疲れがたまっていたのかもしれません。
体調は大事ですね
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