記録ID: 1130917
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山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬岳大雪渓BC【雪倉へ向かう朝に届いたメール】
2017年05月02日(火) ~
2017年05月03日(水)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,655m
- 下り
- 1,657m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:08
2日目
- 山行
- 1:48
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 2:15
7:15
20分
白馬山荘
7:35
7:42
8分
白馬岳
7:50
8:05
7分
白馬山荘
8:12
8:17
13分
滑走開始地点
8:30
8:30
60分
大雪渓
9:30
猿倉荘
■2日 快晴
八方バスターミナルでシールを貼り6:35発のバスで猿倉へ。猿倉山荘で登山届を提出して小屋の裏手からシール登高をスタート。2015年GWの双子尾根山行時より雪は多くブッシュの多くは埋まっている。白馬尻からは主稜や杓子尾根に取付くパーティーが複数確認出来た。自粛により大雪渓はGWとは思えない静けさで1700m付近で先行する2人パーティーに追い越してからは独り旅となってしまった。
1900m付近で28日の雪崩末端のデブリには、捜索の目印と思われるシャベルが残置されいてた。捜索は打ち切られたようで複雑な思いでこの場所通過した。1900m付近からは、その後に発生したと思われる比較的新しい雪崩のデブリを左手に見ながら、いよいよ葱平への急斜面に取付く。板は担ぎ、兼用靴にアイゼンを装着して登り始めたが、下りパーティーのトレースに歩幅が合わず、しかも気温が上がり深く潜ることからピッチは上がらず、一歩一歩呼吸を整えながらの苦しい登りが続いた。ようやく夏の小雪渓付近でお湯を沸かし、杓子槍の絶景を見ながら贅沢なランチタイムの一時を過ごして、元気を回復することが出来た。
ここから再びシール登高で、頂上宿舎を左に見ながら稜線へダイレクトに上がると剣岳、白山方面も含めて素晴らしい景色が待っていた。
15時35分白馬山荘にチェックイン。大雪渓入山自粛の影響もあって山荘はGWとは思えないほどガラガラ状態で6人部屋?を一人で占有した。(宿泊者はおそらく全体で10人位か?)
夕食は、白馬岳主稜を登った京都の2人と一緒の卓となり、主稜の様子や所属する山岳会のことなどを情報交換しながら楽しい時間を過ごすことが出来た。
■3日 晴れ
この日は、本来なら柳又源流に滑り込み、さらに雪倉岳へ登り蓮華温泉までの憧れのツアールートへチャレンジする予定であったが・・・・未明のメールで義母が亡くなったとの知らせを受け、急遽下山して東京へ戻ることになった。
朝食後、雪が緩むまでの時間を利用して山頂をピストンした。山頂では白馬大池付近にテント泊した単独の登山者が登って来ており、写真撮影をお願いした。晴れてはいるものの昨日と比べると気温や湿度が高いせいか、視界の透明度がやや落ちているようだ。山荘に戻り、身支度を整えて滑走開始地点へと移動して滑り始める。初めは硬いバーンとシュカブラに板が流される感じだったが、小雪渓から葱平までの大斜面は斜度も適度にあって快適そのものであった。この日は大雪渓入山自粛が解除されたようで登山者、BC愛好者が続々と登ってきてGW本来の賑わいとなっていた。大雪渓に降りてからも良さそうなザラメの斜面を選びながら主に右岸側から白馬尻を目指した。林道滑走になり途中で京都の2人と合流し猿倉まで前後して下山した。
★滑走開始地点(約2800m)から猿倉山荘(1280m)まで、約1時間15分で降りてくることが出来る山スキーのスピードに我ながら驚かされた。
八方バスターミナルでシールを貼り6:35発のバスで猿倉へ。猿倉山荘で登山届を提出して小屋の裏手からシール登高をスタート。2015年GWの双子尾根山行時より雪は多くブッシュの多くは埋まっている。白馬尻からは主稜や杓子尾根に取付くパーティーが複数確認出来た。自粛により大雪渓はGWとは思えない静けさで1700m付近で先行する2人パーティーに追い越してからは独り旅となってしまった。
1900m付近で28日の雪崩末端のデブリには、捜索の目印と思われるシャベルが残置されいてた。捜索は打ち切られたようで複雑な思いでこの場所通過した。1900m付近からは、その後に発生したと思われる比較的新しい雪崩のデブリを左手に見ながら、いよいよ葱平への急斜面に取付く。板は担ぎ、兼用靴にアイゼンを装着して登り始めたが、下りパーティーのトレースに歩幅が合わず、しかも気温が上がり深く潜ることからピッチは上がらず、一歩一歩呼吸を整えながらの苦しい登りが続いた。ようやく夏の小雪渓付近でお湯を沸かし、杓子槍の絶景を見ながら贅沢なランチタイムの一時を過ごして、元気を回復することが出来た。
ここから再びシール登高で、頂上宿舎を左に見ながら稜線へダイレクトに上がると剣岳、白山方面も含めて素晴らしい景色が待っていた。
15時35分白馬山荘にチェックイン。大雪渓入山自粛の影響もあって山荘はGWとは思えないほどガラガラ状態で6人部屋?を一人で占有した。(宿泊者はおそらく全体で10人位か?)
夕食は、白馬岳主稜を登った京都の2人と一緒の卓となり、主稜の様子や所属する山岳会のことなどを情報交換しながら楽しい時間を過ごすことが出来た。
■3日 晴れ
この日は、本来なら柳又源流に滑り込み、さらに雪倉岳へ登り蓮華温泉までの憧れのツアールートへチャレンジする予定であったが・・・・未明のメールで義母が亡くなったとの知らせを受け、急遽下山して東京へ戻ることになった。
朝食後、雪が緩むまでの時間を利用して山頂をピストンした。山頂では白馬大池付近にテント泊した単独の登山者が登って来ており、写真撮影をお願いした。晴れてはいるものの昨日と比べると気温や湿度が高いせいか、視界の透明度がやや落ちているようだ。山荘に戻り、身支度を整えて滑走開始地点へと移動して滑り始める。初めは硬いバーンとシュカブラに板が流される感じだったが、小雪渓から葱平までの大斜面は斜度も適度にあって快適そのものであった。この日は大雪渓入山自粛が解除されたようで登山者、BC愛好者が続々と登ってきてGW本来の賑わいとなっていた。大雪渓に降りてからも良さそうなザラメの斜面を選びながら主に右岸側から白馬尻を目指した。林道滑走になり途中で京都の2人と合流し猿倉まで前後して下山した。
★滑走開始地点(約2800m)から猿倉山荘(1280m)まで、約1時間15分で降りてくることが出来る山スキーのスピードに我ながら驚かされた。
天候 | 2日 快晴 3日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
■八方バスターミナルより猿倉までバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
■気温の上昇等による雪崩 ■5月2日は「大雪渓ルートは自粛」を呼びかけていた |
その他周辺情報 | ■温泉 八方温泉 日帰り入浴800円 モンベルカード提示で700円 |
写真
感想
■大雪渓への入山について
入山当日(2日)、猿倉登山口で地元遭対協より、「雪崩事故が発生しているので大雪渓への入山は自粛するように」との指導があったが、4月28日の雪崩事故以降、私なりに連日、白馬岳の天候、気温、降雨、降雪について情報を収集し、当日朝の冷え込み(八方駐車場で2℃)等も考慮して自己判断で入山することを決めた。
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コメント
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またどこかでお会いできればと思います。
アクセスしていただき嬉しく思います。
また、山頂ではシャッターを押していただき有難うございました。
私は月2回ペースで、関東甲信越の山々に出没していますで、またお会い出来ることを楽しみにしています。
peak315様
またまた大変ご無沙汰しております。義理のお母様がお亡くなりになられたとのこと。山行中に突然の知らせが来るとはさぞ大変出会ったことが想像されます。お悔やみ申し上げます。GWは白馬にいかれていたのですね。実は私もGWは鑓温泉BC&テント泊を計画していました。しかしながら、鑓温泉のお湯の量が減っておりお風呂の底からお湯が漏れているというBCガイドのサイトの画像を見てしまったので、さんざん悩んだ挙句、鑓温泉はあきらめて、以前peak315様より教えていただいた三斗小屋温泉・煙草屋旅館に行ってきましたよ。たまには軽い荷物で湯治気分での山行もいいもんだと思いました。今シーズンはBCを本格的にやろうと考えておりましたが、家族旅行・天気の具合等でなかなか時間がとれず5月16日にやっと鑓温泉に行けたという感じです。最近は天気も時間もそれほど気にしなくてよい高尾山をゆっくりハイキングしたり体力向上のために高尾・陣馬山間をトレランしたりしております。私ももう50歳になってしましました。健康第一。それでわ
昨年は少雪に泣かされましたが、今シーズンのBCはまずまず楽しめました。
とは言え、私も春に64歳となり体力・気力の低下は否めず、今回の白馬岳の登りはバテバテでした。
山に賭ける「残された時間」を意識しながら、夏以降の目的地・コースの選定を考え始めています。
今年は火曜、水曜あたりで日帰りで一緒にどこかに登れると嬉しいですね。
peak315様
こんにちわ。
来シーズン富士山BC・宝永山BCはどうでしょうか?
akitakayaです。たびたびコメント頂きありがとうございます。
自分も入山5日前から気象や積雪情報を調べ、安全性が高いと判断した時のみ入山しています。100%安全はありませんが、安全性が高いかどうかは分かります。遭対協の指導はありがたいですが、最後はデータに基づく自己判断&自己責任だと思います。
山スキーは危険も大きいですが、魅力も大きいし機動力は抜群ですよね! 日帰り出来ない雪山が日帰りできるのが、自分は嬉しいです。
akitakayaさん、今晩は!
当日、遭対協の指導があったにもかかわらず入山して「何かあったら」と、登っていても気が重かったのも事実で、こうしてヤマレコにアップする際も、無理解な方から批判を受けるのではないかと思っていました。
こうしてakitakayaさんからの「同感」とのコメントをいただき、胸の片隅にあった閊えがとれた気がします。有難うございます。
気象や積雪状況の推移も含めて、読み取る力や経験値が問われるのも魅力のうちかもしれませんね。
これからも情報交換含めて宜しくお願いします。
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