【立岩・荒船山】O登山隊で行ってみたかった荒船山 四阿山に続けて道迷い
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 912m
- 下り
- 914m
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
▼経塚山から星尾峠、田口峠分岐を通って線ヶ滝に下りる右岸コースは、そもそもはハイキングコースだったと思いますが、道の崩落など荒れています。道迷いに気を付けてください。 |
写真
感想
▼上州の山に登っていると、その特異な姿から一際目立つ荒船山。いつか登ってみたいと常々思っておりました。電車しかアクセス手段を持たない自分でも、日帰りで何とかなりそうだから後は実行だけと思っていました。
▼するとA隊長がO登山隊で行ってみようと手を差し伸べてくれました。ただ、ゆるいハイキングなんぞで満足できないA隊長の事です。私が予定していた相沢登山口からのルートなぞ選択するはずもなく、「立岩経由で登ろう、途中2箇所くらい気を付けないといけないところがあるけど難易度は高くないから大丈夫」ですって。
▼早速調べてみましたが、その2箇所とは鎖のあるバンドと立岩ジャンダルム近辺の鎖場事のことです。その他痩せ尾根とかもあるみたいで油断は出来ないコースであることは間違いないのですが、行ってみたいという気持ちが強かったのでK副隊長とまたもや御一緒させていただくことになりました。
▼結論から言いますと、その2箇所は勿論油断してはいけない場所ではあったのですが、それよりもバンドのある鎖場の前にあるザレた急峻なルンゼの方が神経を使いました。「登山客多くなったのだろうね、鎖がついて随分登り易くなった」とはA隊長。確かに鎖があって助かりましたけど、今振り返るとあそこが一番嫌だったと思う。
▼あと個人的に怖いなと思ったのは今回登っていませんが、東立岩かな。登山道からちょっとだけ入って行けば到着しそうな感じだが、もの凄い痩せ尾根を通って行く様に見えた。あれは怖い。
▼あとコメントすべきポイントとして痩せ尾根が2箇所あったことを付け加えておきます。西立岩の近辺と、ジャンダルム7m鎖登った後の2箇所のことです。前者は怖ければ尾根の上を歩かなくても巻くこと可能、後者は近年進行方向左崖側に転落防止の鎖が取り付けられたみたいです。このたった一本の鎖が与えてくれる安心感がもの凄く大きいと感じましたので、個人的に両方とも心配する必要なしと考えます。
▼元々マークしていた要注意地点2箇所については写真のコメント欄に譲ります。
▼思ったより急な登りを経て経塚山に到着。下りが嫌だなあと思っていたら、帰りは通らないとのことで少し安心する。
▼荒船山の頂上は1.5km程度平らな道が続きます。とても山の頂上とは思えない。これを体験してみたかったので、願いが叶ったことになります。
▼艫岩着。下を覗き込みたいという誘惑に負けないように努めました。
▼天気も少し怪しいので、荒船山から少し急ぎ目で下山開始。焦っていた訳ではないのですが、道に迷いました。3回も。で、先の2回は星尾現象と新星尾現象と名づけている人がいて、【笑】その説明に妙に納得してしましました。
【引用開始】 ついさきほど紹介したチャリに見落とされちゃう標識。行き先が「田口」「星尾」「荒船山」なのです。星尾峠から下ってきたならまだしも、イモリの滝から来たので、この分岐から線ヶ滝に行くために「星尾」方向へ行く……ということがうまく想像できないことがあるようです。イモリの滝から線ヶ滝へ下るのに「星尾」方向に行くと星尾峠に出ちゃうのではないか?という勘違いが発生しかねないわけです。いや、実際に勘違いしたヒトもおられるわけですが。標識を立てるのは、地元に詳しいヒトで、「星尾」と書けば星尾地区の集落へ行くという思い込みで書いたのでしょう。全然間違っていません。でも、星尾地区という言い方に馴染みが無ければ、まして星尾峠を通ってこなかったヒトならば、いったい何のコトかわかりづらい。せめて「線ヶ滝」と書いてあれば、地図にも載ってるし、よりわかりやすいことでしょう。【引用終わり】https://blog.photopierre.com/2013/01/03-1528/
▼今回我々に起きた現象は、時系列的には、‥仍各司落かなんかで一瞬道を見失い、少し沢沿いを迷った後に立派な道(田口林道)を見つけたが、最初どちらに進めばよいか分からなくなったという新星尾現象に近いもの、△修亮,亙岐に気がつきながらも、立派な林道から離れたくないという私の臆病さと、先のブログの説明にある通り星尾の表示に私が星尾峠を連想してしまったこと等が原因で誘発された星尾現象といったところでしょうか。まあ、星尾現象はK副隊長の主張通りに進んでいれば防げたのですが、田口林道をかなり進んでかなり時間をロスしてしまった。申し訳ないです。
▼【★】〜【◎】までの写真はすべて田口林道を随分佐久方面へ進んだところで撮影されたものです。皆さんはいい写真が撮れたからと慰めてくれましたが。
▼この田口林道にはやたら鹿の糞が落ちていました。そして実際鹿にも遭遇しました。飛ぶように逃げて行ったのでシャッターチャンス逃しましたけど。
▼立岩から遠ざかっているということでA隊長がおかしいと気がつき、先程意見が割れた分岐まで戻りました。これでもう道迷いはないと思っていたら落とし穴。また道に迷うことになりました。多分これも道の崩落により登山道が不明瞭になっている事により引き起こされたものと推測しています。
▼いつの間にか沢を下る(沢沿いではない)ことになっているO登山隊3名。先程の道迷いからGPSアプリをフル稼働させている私。でも現在地と私のGPSアプリの差す登山道との誤差も小さく、今進んでいる道が間違った道と確証も持てず、しばらく沢を進みます。
▼やはり登山の鉄則の通り、沢を下り続けるのは良くない。GPSは現在地と本来の登山道との小さな誤差を表示し続けている。でも登山道があるとされている部分に道がある様には見えない。隊長が沢沿いの崖を登ることを決意。崖を這うように登った結果、なんと登山道らしき路盤が見つかりました。ああ、これでは下から道がある様には見えない。
▼隊長の決断、結構ギリギリでタイミングが遅かったら登山道と沢の高低差が大きくなりすぎて登れなかったかもしれないし、沢を下り続けていたら、日没時間切れになっていたし、日没がなくても砂防ダムが何箇所かあって、結局下り切れなかったと思う。鉄則の正しさは偉大です。偉大だから鉄則とも言うのでしょう。
▼私は旧甲州街道で、昔から登山道は浸食作用を避けるため沢沿いには取らないということを学んでいたはず。だから沢から見えない少し上に登山道があるということに気がつけたはずなのにね。でもいい経験をしました。今後の私の山歩きにきっと役立つことでしょう。
▼今回もA隊長から写真をお借りしている事を付け加えておきます。
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