甲武信ヶ岳 7歳長男と
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- GPS
- --:--
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,585m
- 下り
- 1,574m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
深夜に到着した時点で10台程度。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はないが、小学生低学年にはまだキツかったかな。 |
写真
感想
長男との百名山15座目。
長男にとって、父親としての私にとって最長コース。
事前に長男には、長いコースだけどいつものペースを守れば日没までには車に戻れる、と伝えていたが、長男はだいぶ気合いを入れていたようだ。
最悪、引き返すことも考えていて、ポイント毎に制限時間を内々につくっていたが、この時はこれが無駄になるとは思いもしなかった。
今日は夜明けとともに歩き出す。
徳ちゃん新道の入り口までは林道歩きでウォーミングアップ。
体もいい感じで温まりギアチェンジをして登っていく。
長男の足取りはいつも通りゆっくりではあるが想定どおりのペースだ。
急登と緩斜面を繰り返しながら登っていき、長男に呼ばれて後ろを振り返ると木々の間から雲ひとつかかっていない富士山を見ることができた。
シャクナゲがポツポツと咲き始めていて、あと2週間もすればシャクナゲトンネルができあがるんだろうな。
2,300mを過ぎると凍結箇所がちらほら出てくる。2,400mを越えるころにはほぼ雪道。
木賊山方面、巻道(破風山)方面の分岐手前で長男だけチェーンスパイク装着。
木賊山までは緩やかな登りの雪道をサクサク登っていくとあっという間に山頂。
甲武信小屋までまで下って、休憩。
ここで1回目の昼食、の予定がまだお腹が減っていないとのことで、栗ようかんをシェアしておやつタイム。
小腹が満足したところで、いざ甲武信ヶ岳へ。
目の前に目標があると長男はやる気が漲ってくるようで、ほぼ標準コースタイムで行ってしまった。
この時期らしくなく北アルプスまでしっかり眺められる快晴。
今日はゆっくりしていられないので、小休止してすぐに下山しようと思っていたが、長男がどら焼きを所望。景色もいいしアドバンテージもあるしゆっくりすることに。
子供向けの山ではないからか、私たちがいた時間帯の山頂には子供はうちの長男一人。
そのせいか、多くの方に声をかけていただいた。長男は山中でトークすることが大好きなので、楽しそう。
今日の下山開始時間は今までの山で言うとほぼ下山が終わった時間と一緒なので、体力がどこまで持つか、どれだけ気力があるかを見るいい機会に。
残雪の下山は危険なので長男はチェーンスパイクとストック装備。私は何もなし。
泥濘とアイスバーンと雪の道をサクサク下山。
甲武信小屋では山バッジを購入。
長男は1,000円のキラキラバッジがいいということで、がんばっているご褒美に購入。
この時点で予想到着時間よりも前には下山できそうだ。
木賊山経由ではなく巻き道を選択したが、あまり利用するヒトがいないのかすれ違うヒトも抜いていくヒトもいない。
さらに雪道が斜めになっていて長男は滑って体力を使うし精神的にもダメージ。
戸渡尾根に戻る登り返しがキツかった。
木賊山経由の方が総合的に考えるとよかったかな。
ここでかなりのペースダウンで雪道全体で15分程度アドバンテージを消化。
雪がなくなってからはゆっくりペースながら下る。下る。下る。
ロングコースの下りはやはりキツイ。
しりとりをしたり、ポケモンの話を聞いてやったり、いろんな話をしながら飽きさせないように下る。
近丸新道と徳ちゃん新道との分岐で、長男はももが限界と言い始めた。
軽くマッサージをしてやるもそれほど効果はなかったようだが、触ってやるだけで精神的に楽になったようだ。
ここでアドバンテージがゼロになり、少し焦る。
それでも日没までには余裕がある。
下っている最中、今度はふくらはぎが限界に。
ここで再度マッサージ。
ザックを背負わせていたが、ここまでしっかりがんばってきたので荷物は全て私が持つことにした。
ザックがなくなったことで楽になったようだ。
急坂を慎重に下り、緩斜面をテンポ良く下っていくと、ようやく徳ちゃん新道入口に到着。
車に着いたのは16時30分。結局、想定タイムより45分早く帰ってきましたね。
よくがんばった。長男よ。
これで夏休みに北アルプスにトライができるかな。
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