裏六甲・水無川〜高尾山739m〜逢ヶ山722m アリマウマノスズクサを見つけよう!
- GPS
- 05:45
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 714m
- 下り
- 697m
コースタイム
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇地 図 地形図1/25000「有馬」、六甲全山縦走マップ 6k 4.5h 神戸ゆかりの世界的植物学者牧野富太郎博士が発見命名したアリマウマノスズクサを見つけよう! |
写真
感想
今日は「神戸ゆかりの世界的植物学者、牧野富太郎博士が発見、命名したアリマウマノスズクサを見つけよう!」ということで、CLこだわりのコース。朝方は雨でしたが、次第に天気は回復、大雨に打たれることはありませんでした。普段見られない水量豊かな水無滝や、いろいろな季節の花に出会えました。アリマウマノスズクサもたっぷり鑑賞できました。裏六甲は野草の宝庫です。
神鉄有馬口駅から、白いタニウツギが咲く林道を進み、さらに水無川を遡り、水無滝を目指しました。普段は水がないからこの名前なのでしょうが、今日はそうはいきません。川の中はガレ場が続き、ごつごつした岩に足を取られないよう進みます。かなりアドベンチャー気分です。水に濡れた岩は滑りやすく要注意です。水無滝に到着、滝の落差は20mほど。見上げると今日の水無滝(夫婦滝)は感動もの、滝上部の樹々の間から少し日が射し、幻想的な雰囲気です。
水無川を少し引き返し、途中から西に入り、水無峠から高尾山への急登を進みます。この辺りは目当てのアリマウマノスズクサの群生地、初めて見る神秘的な花を目に焼き付けました。可憐なナルコユリの咲く高尾山から湯槽谷山まで進み、ここで昼食、辺りは霧がかかって、少しアルプス気分です。山頂の石柱が新しくなっていました。今年4月、ロータリークラブの寄贈のようです。
湯槽谷山から引き返し、高尾山〜逢ヶ山〜東山橋登山口へ。急なアップダウンを繰り返す道ですが、全員無事にクリア。途中、立ち止まり、花をカメラに収める余裕もありました。(KI)
<アリマウマノスズクサ>主に六甲山系周辺の丘陵〜低山地の林縁、雑木林内に生育する、つる性の多年草。基岩が花崗岩で、比較的乾いた林道脇や林縁、湿度の高い渓流畔から、日照条件の悪い低木の生い茂った乾いた雑木林内にも見られる。葉は薬っぽい匂いがします。これは虫に食べられないようにアリストロキア酸という毒があるためなのです。ところがこの毒を利用している昆虫がいます。ジャコウアゲハです。また、アリマウマノスズクサの葉は、ジャコウアゲハの食草となっています。記念碑台の六甲山自然保護センターにも展示されているそうです。参考図書:白岩卓巳著「アリマウマノスズクサ―六甲山を特色づける不思議な植物―」
2010年10月11日(月) 裏六甲・鬼ヶ島580m〜有馬三山 マザーツリーを訪ねる静寂の道
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-81877.html
2010年07月10日(土) 六甲山系・逢ヶ山〜有馬三山 のんびり楽しむ登山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-70356.html
初めまして!
アリマウマノスズクサというのを初めて知りました。
ありがとうございます。
>水無川を遡り と書いてありますが、
皆さんは、有馬口から水無川の中を沢登をしてらっしゃるのでしょうか?
川の横でなくて? 川の中をずっと遡る沢登はせずに、アリマウマノスズクサの場所へ行けないでしょうか?第三堰堤の数分後ですよね?
実は、私達は、有馬口〜東山橋〜峰山峡〜アイスロードの方へは歩いた事があるのですが、この辺の他のコースは歩いていないので道の様子がわかりません。
★有馬温泉から裏六甲縦走路で湯桶谷山まで南下して、ちょっと寄り道をして、アリマウマノスズクサの場所へ行って、湯桶谷山まで戻り、岡本など南の方へ下りたいのですが、無理でしょうか?
★湯桶谷山〜高尾山〜逢ヶ山、(又は〜東山橋登山口 )の間には、その花は見られませんでしょうか?
お花も見たいけど、夏山のトレーニングとして有馬三山を通って、少し長めに阪急の方へ 来週歩きたいなと思っているのですが。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
水無川は名前の通り、いつもは水がありません。ガレ場の状態です。この日は雨天で、ゴム長で歩けるくらいの水量でした。
アリマウマノスズクサは水無峠の東側で、また別の日かも知れませんが、水無峠から西、逢ヶ山へ向かう斜面で確認できました。
アリマウマノスズクサについては、記念碑台の兵庫県立六甲山自然保護センターに展示があるんではないかと思います。
★アリマウマノスズクサ目当てであれば、有馬温泉から湯槽谷山経由ではなく、有馬口から鬼ヶ島経由の方がいいと思います。
水無川を通らなくても、鬼ヶ島から水無峠、高尾山へと行けます。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1206077.html
★有馬三山から南に下るには、番匠尾根、極楽茶屋から油コブシ経由で六甲ケーブル下駅から市バスに乗り、阪急六甲へ向かうことが多いです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1871800.html
kobechuoさん、
早速のお返事をありがとうございます。さっきの文章を少し訂正します。
水無川の状態、>この日は雨天で、ゴム長で歩けるくらいの水量
山靴ではだめで、ゴム長で歩ける水量ですね?
吉備人の六甲の詳細地図、友だちから添付で送ってもらって、水無峠の位置確認できましたので、以下、訂正します。
>アリマウマノスズクサは・・・水無峠から西、逢ヶ山へ向かう斜面で確認できました。
ということは、湯桶谷山から西へ高尾山、そこから水無峠へ
行かなくても、南のルートで仏谷峠〜逢ケ山へと逢ケ山西尾根コース道を行けば、アリマウマノスズクサが見れるという意味でしょうか?
ササユリを見て、他の花も見れたら嬉しいと思っていますが
トレーニングを兼ねているので裏六甲縦走路を基本にしたいと思っています。
色々参考ルートを載せて戴いてありがとうございます。
因みに私が前に歩いた日記は、
https://yamap.com/activities/536957/
です。
水無川は、傾斜が大きいのでトレッキングシューズでも大丈夫かと思いますが、ここを歩く人はほとんどいないと思います。多分、倒木だらけかも。
多分、アリマウマノスズクサは、湯槽谷山〜高尾山〜逢ヶ山の尾根沿いにはないと思います。
有馬三山のササユリは年々少なくなっています。
再度、お返事ありがとうございます。
水無峠に行かないと見れないとのことですね?
わかりました。
ありがとうございました。
水無峠から逢ヶ山に向かう斜面辺りかと思います。
kobechuoさん、出かけていましてPCを見るのが今になり、失礼しました。
ありがとうございます。
大変参考になりました。 山友と相談してみたいと思います。
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