乗鞍岳 (乗鞍高原より春山バスで)


- GPS
- 03:12
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 414m
- 下り
- 397m
コースタイム
天候 | 晴れ時々ガス。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・乗鞍高原~大雪渓・肩の小屋口:春山バス(料金:往復2,500円、所要時間:片道約46分) 春山バス、春山登山については、注意事項をよく確認の上利用すること。 ・長野道松本IC~乗鞍高原: R158を西進し、前川渡交差点を左折。 その後、約10kmで観光センターP。 ・乗鞍高原~奈川(乗鞍スーパー林道A区間): ほとんど1.5車線の舗装されたワインデングロード。通行可。新緑がきれい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
肩の小屋口から山頂までの全コース、雪上歩行。 トイレは、肩の小屋口にあり。 |
写真
感想
乗鞍は、いつも紅葉の時期に行く山だった。
ひょんなことから、春山バスの存在を知る。
調べてみると、なんと5月下旬から肩の小屋口まで開通とある。
それならと、天気予報と相談しながら雪タップリの乗鞍行きを決行した。
天気は上々、気温は低めだ。
風があり、ガスると寒い。
登り始めから、ずっと雪の上だ。
傾斜の緩やかな肩の小屋へ向かう。
殆どの人は稜線を目指し直登している。
構成は、BC半分、ボーダー1/4、残りが登山者か。
小屋から少し上がると、周りは一面雲海だ。
雲の上に出ている山は殆ど無い。
しばらくすると、穂高が顔を出した。
奥穂と前穂が交互に雲に隠れて、なかなか写真に撮れない。
登るに従い、次第に雪が固くなってきた。
一歩一歩慎重に登る。
岩が出てくると、もうすぐ山頂だ。
山頂では、丁度ガスが取れ、御嶽が姿を現した。
風を避けて休憩し、カップメンをすする。
時折陽が差すと、ポッカポカの日向ぼっこだ。
昼からは、雪はかなり弛んできた。
稜線より少し下ったところからシリセードを開始する。
振り返ると、何人かも続いて滑ってきた。
途中、雷鳥に遇う。
いつまでも岩の上でジッとしていて動かなかった。
雷鳥と別れ、再度ロングシリセードをすると、もうそこは肩の小屋口。
滑ってきた斜面を振り返ると、何とも言えない痛快さを感じた。
そこには、スッキリ晴れ渡った青空と、白く輝く雪の斜面が広がっていた。
乗鞍の広大な雪の斜面。
絶好の山スキーの斜面だ。
そんな所でのシリセード。
楽しみ過ぎて、ちょっとした罪悪感。
これも、天候や雪、除雪状況など、全ての条件が揃ったから出来たこと。
幸運に感謝しよう。
帰り道から眺めた雄大な乗鞍。
雪の斜面がピカピカに光っていた。
許してもらえたかなあ。
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