Lone Pine Peak 2回目またも敗退(Sierra Nevada山脈)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,584m
- 下り
- 1,594m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
テント場に駐車可能。 頂上までは往復11 mile. Maysan LakeまではOn Trail 6 mile, Maysan Lake上はOff Trail Scramble 5 mileとガイドブックに書いてあるが、実際の体感距離は1,3〜1.5倍あるんじゃないかくらい遠く感じる・・・(泣) Lone Pine Peak(12944 ft / 3945 m) Lat/Lon: 36.56170°N / 118.224°W 山情報は下のWebなど参照: http://www.trails.com/topomap.aspx?trailid=HGS435-048 http://www.summitpost.org/lone-pine-peak/150606 |
コース状況/ 危険箇所等 |
Lone Pine Peak(12944 ft / 3945 m), California州,米国 Owens Lakeという塩湖(昔海だったのが干上がった。Death Valleyと同じ原理)の北すぐにLone Pine市街がある。市街から西へ車を30分ほど走らせるとSierra Nevada山脈の中腹にあるWhitney Portalに到着する。ここは文字通りMt. Whitney(アメリカ本土(アラスカ除く)で一番高い山=14,505 feet/ 4,421 m)の登山口でもある。 Whitney Portal駐車場からは左手に進んで裏手に回り少し登って尾根を右回りに迂回するイメージで始まる。 尾根を迂回した谷をLone Pine Peakを左手に見ながら登ってゆく。一旦Peakよりも西側に行って、Maysan Lakeで切り替えし山頂の稜線へ上がって頂上に至る感じ。勿論、東面の直登ルートもあるようだが、そこはRock Climberの世界。 Maysan Lakeまではガイドブック資料では片道3 mile, 5km強だが、実際はもっと長く感じる。Zig Zagやら一部戻りを簡単に直線距離で測ってるのかも。前年10月にMaysan Lake直前で日暮れ時間切れ撤退となったので(まあこのときは高山病なのか途中で1時間くらい昼寝(朝寝?)しちゃったから仕方ないかな)、今回はリベンジなので少し早めにLone Pineの宿を出た。 Maysan Lakeへの谷筋は、John Muir Wildernessと呼ばれる準国立公園的なエリアで比較的整備されたコース。斜面も急斜面はZigZagが切られているので直登はなくハイキングコースとして、しかし汗をかきながら気持ちよく登ってゆく感じ(表現難しいですが、緩斜面ではないものの急斜面の直登も無いイメージ)。 Maysan Lakeから頂上稜線までがOff Route Scrambleな上ガレな急斜面。日帰りでどこまで行けるか、だ。実際には稜線下のガレ場途中でまたも時間切れ撤退。17時近くまでがんばったので下山は22時になってしまった。ヘトヘト。 Trailhead標高 = 7,900 feet/ 2,408m Maysan Lake標高= 11,600 feet / 3,536m Lone Pine Peak標高 = 12,944 ft / 3,945m (2011年6月16日記) |
写真
感想
Lone Pine Peakは、Sierra Nevada東のCA州道395号を初めて通った時からいずれ登りたい、と登攀意欲がかきたてられた。
Lone Pine市街から近くに見える三角な山で、アラスカを除くアメリカ本土中の最高峰であるMt. Whitneyと並んで見えるのもそう思わせる要因だったかもしれない。
Mt. Whitneyエリアは日帰りなら問題ないがOvernightの場合はPass(宿泊許可証)の事前取得が必要で、夏場の土日は6ヶ月以上まえから申し込んで当たるかどうか、らしい。それに比してLone Pine PeakはPassも不要で山頂までの距離も短く、また頂上の見晴らしはどのSierra Naveda中の山より素晴らしく、Mt. Whitneyを至近に望むことに加え、Sierra Nevadaの北から南までを一望できるらしい。("Climbing California's Mountains"(Jaya Anderson氏著))
Lone Pine Peakは、'05年10月後半に初回トライしたが、このときは寝不足と高山病の始まりか、途中で滅茶苦茶眠くなり、傾斜のゆるい岩の上で1時間本格的に寝入ってしまい、その先のガレ場で時間切れ撤退となったので、今回2回目はリベンジ登山である。
Whitney Portal下のテント場の裏がトレイル口。最初車道に沿って上がってゆく。稜線を右に周り込み、途中、別荘風のLog Cabinを幾つも遠望しながら南側の谷筋に出る。谷筋をほそなくゆくと"John Muir Wilderness"の看板あり。Sierra Nevada山脈周辺を開拓した有名人。John Muir Trailなるものもこの辺を南北に走っている。
次第に登り勾配が上がってくると、右側へZig Zagを切り始めながら、次第に奥へと向かう。綺麗なハイキングコースで整備されている印象。昨秋昼寝してしまった平らな岩場辺りでまた眠くなったが、今回はまだマシだった。その先少し平らなエリアになるがまた勾配がきつくなり、右側へZig Zag。しばらくするとLakeエリアに到着。緑を背景にLone Pineの稜線が美しい。Maysan Lakeは更に一段上がった上にある。右手少し戻ってからTrailで登り、少し下ったらMaysan Lakeはすぐだ。
Masan Lakeからの360度ぐるり眺めは美しい。当方には北から、Mt. Irvine, Mt.Mallory, Mt. LeConteと4000m峰が3つ至近距離で並ぶ。Lone Pine Peakの山頂・稜線は間近に見える。
しばし休憩のあと、Lone Pine稜線へのガレ場を目指す。Maysan Lake反対側に30代のアベックがいつの間にか居る。少し話するとここで2泊する予定らしい。
Lakeから東側の谷へと一旦降り、大きな岩が積み上がった帯を越えると平らな場所に出る。ここからガレ場を上がる。次第に勾配がきつくなり45度を超えてる感じ。登りながら滑ってるので3歩進んで2歩下がる感じ。おまけに空気が薄いので息がきれなかなか進めない。それでも稜線のまでの半分くらいは登っただろうか。Mt. Whitneyの山頂や、先ほどの4000m Range(Mt. Irvine, Mallory, LeConte)が違った角度から別の表情を見せている。上は岩場。あと100〜200mほどで稜線なんだが、この辺で時間切れ。しばし周囲の景色を眺め、写真を幾つも撮ったあと撤退開始。
下りはガレ場は早いのだが、Maysan Lakeまでの昇り返しを嫌って右に回り込み近道を取る。と、2番目のlakeにじゃまされて右へ右へと回り込むしかない。その先は多きなガケ、となった時、左への抜け筋を発見。歩きづらいがここまできたら行くしかない。その先でTrail合流。昨秋敗退した場所の少し先だ。そこからの下りがきつい。Summer Timeなので夜20:30くらいまでは明るいが、やがて真っ暗に。Head Lightを点灯し、更に2時間でWhitney Portal駐車場。休み休み下ったので登り7時間、下り5時間の計算か。どう考えてもMaysan Lakeまで片道3mileな訳がない。ルート距離でいくと片道5 mileほどある気がする。
翌朝、Lone Pine Peakを下から撮影。次はいつ来れるか分からないが、今度はテントをかついで来ようと思う。
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