曇りでも咲く元気なツクモグサに感動!(横岳)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 10:02
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 1,319m
コースタイム
天候 | くもり(稜線では時々霧雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5:10駐車場出発(10台ほど駐車。残り1台分くらいのスペースか?) 登山口にトイレなし(途中のSA・PA、道の駅を利用しておきましょう) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山ポストは駐車場からほんの少し歩いた登山道入り口にあります。 ★杣添尾根ルートは、登り下りともに単調な感じです。 ★登山道は、梅雨時(前日の雨)のためか?全体的にぬかるんでいて、非常に滑りや すくなっているので注意が必要。 ★標高2500m付近からは残雪もあります。 (アイゼンは必要ないと思います。ただ、踏み抜いた跡がところどころにありまし た。足の置き場を慎重に選びましょう。) ★横岳のハシゴ・クサリも、雨天やガスが出ている時には、視界が悪く足元が滑り やすくなっているので気をつけて! ★下山後の甘味:「道の駅南きよさと」の信玄ソフト¥350 ★下山後の温泉:「道の駅小淵沢」隣接スパティオ小淵沢内「延命の湯」¥600 |
写真
感想
今回の山行目的はツクモグサ。本州では白馬岳と八ヶ岳でしか見ることのできない貴重な花で、咲くのは梅雨時のこの時期だけ。
「ツクモグサが咲いたよ!」という情報に触れるたび、いつ登ろうか?とウズウズ。天気の良い日にしか開花しないということなので、週末の天気を気にして平日は天気予報とにらめっこ。この週末は何とか晴れ間ものぞきそうな予報が出ていたのですが・・・。
日曜日、予報に反して朝からどん曇り。まあ、梅雨だから仕方ないね、雨ザーザー降りじゃないだけマシだよ、ということで横岳を目指します。今回は、ツクモグサを見るのが初めてのメンバーばかり。天気は悪くても期待はふくらみます。
杣添尾根の登り口付近には小さなマイヅルソウがお出迎え。その後は単調な登山道をひたすら登り続けます。そして、標高2500m付近からはいよいよ残雪が。この辺りは、雨でぬかるんだ泥と残雪で非常に滑りやすく要注意です。
ガスであまり眺望がきかない中、やっとのことでハイマツ帯に出ると、あと少しで三叉峰。晴れていれば赤岳の姿も見えるはずなのに、景色が見えないというのは、道のりも長く感じ精神的に疲れます。
それでも、三叉峰に着く頃にはキバナシャクナゲが咲き始めて華やかな感じになってきました。そのまま奥ノ院を経由して、まずは硫黄岳山荘へ。オヤマノエンドウの紫色がひときわ目を引きます。コマクサは葉っぱだけ、まだ準備中です。
硫黄岳山荘に到着して、まずはトイレ休憩。ここのトイレは信じられないくらいキレイ。本当に山の上にいるの?って感じ。
外の天気もいまいちだし、お腹も空いたので、お昼ご飯とおやつをしてたら、居心地が良くてついつい長居してしまいました。硫黄岳山荘さん、ありがとうございました。
外へ出て、山荘前のウルップ草を観察し、いよいよ本日のメインイベントであるツクモグサを見に、来た道を引き返します。群生地は、三叉峰から少し赤岳方面に行った諏訪側にあるとの情報を得ていたのですが、硫黄岳山荘の方に、「カニの横ばい辺りにもあるよ」と教えていただいたので、注意しながらゆっくり登ります。
あった!ありましたよ、本日初のツクモグサ。クリーム色の可愛い花がまず一輪。みんなで感動して写真撮りながら群生地を目指します。
三叉峰から赤岳方面へ向かう道には、いろんな種類のお花がいっぱい咲いていて、ここでも感激!そして、見つけました、たくさんのツクモグサを。今日は天気が良くないのに、一生懸命花を開いて登山者を癒してくれます。
しばらく写真を撮った後、同じ杣添尾根を下山。下山では、滑りやすい登山道に思ったよりタイムオーバー。結局、駐車場に戻ったのは15時を超えていました。本日の行動時間は休憩を含めて10時間。足元は泥まみれだし、疲れました。
それにしてもツクモグサ可愛いですね。また来年も会いに行きたくなりました。
いいねした人