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記録ID: 1177017
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ハイキング
関東

最終バスっていつだっけ?冷や汗の筑波山【稲荷信者登拝記2】

2017年06月20日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.2km
登り
687m
下り
682m

コースタイム

日帰り
山行
3:20
休憩
1:30
合計
4:50
10:20
130
筑波山神社
12:30
12:50
10
13:00
13:20
20
13:40
14:10
10
14:20
14:40
10
筑波山(女体山)
14:50
20
15:10
筑波山神社
筑波山神社より御幸ヶ原コースで登り、男体山、女体山を巡ってから白雲橋コースでの下山を予定していたが、時間が押してしまい、女体山から御幸ヶ原へ引き返してケーブルカーで下山。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
つくばエクスプレス【秋葉原】→【つくば】(45分)→
シャトルバス【筑波神社前】(40分)→徒歩(10分)

【バス時刻表】http://kantetsu.co.jp/bus/mt_tsukuba.html
コース状況/
危険箇所等
御幸ヶ原コースは木の根が張りだした道が長く続く。週末は人ごみで渋滞し、ケーブルカーも大行列とのこと。御幸ヶ原に茶屋が多数あり、飲食可能。他、茶屋数件。
その他周辺情報 筑波山神社周辺に宿泊施設多数。日帰り入浴も可。
秋葉原から45分。つくば駅前のバスターミナル。筑波山へは1番乗り場から。つくばエクスプレスの改札前にコンビニあり。
秋葉原から45分。つくば駅前のバスターミナル。筑波山へは1番乗り場から。つくばエクスプレスの改札前にコンビニあり。
筑波山神社へのシャトルバスの夏季のダイヤ。平日は1時間1本。ろくに調べずに着てしまったので、9:00の便まで40分も待つことに。うーん、いい加減。
筑波山神社へのシャトルバスの夏季のダイヤ。平日は1時間1本。ろくに調べずに着てしまったので、9:00の便まで40分も待つことに。うーん、いい加減。
筑波神社前まではバスで40分ほどの道のり。さすがに平日は席はガラガラ。バスは途中で曲がるので、左右どちらの席でも筑波山が望める。あれだな〜。
筑波神社前まではバスで40分ほどの道のり。さすがに平日は席はガラガラ。バスは途中で曲がるので、左右どちらの席でも筑波山が望める。あれだな〜。
バス亭「筑波神社前」下車。参道の大鳥居が迎えてくれる。トイレ、売店、自販機、電話ボックスありと充実の拠点。
バス亭「筑波神社前」下車。参道の大鳥居が迎えてくれる。トイレ、売店、自販機、電話ボックスありと充実の拠点。
神社まで10分ほど歩く。宿泊施設や自販機が点在。
神社まで10分ほど歩く。宿泊施設や自販機が点在。
10:00前に筑波山神社着。さすがに風格のある神門。傍らには杉の御神木が聳える。
10:00前に筑波山神社着。さすがに風格のある神門。傍らには杉の御神木が聳える。
山に抱かれ、静かで趣のある境内。奈良時代に纏められた「常陸国風土記」には筑波山信仰がすでに見え、古くからの聖地であることが伺える。
山に抱かれ、静かで趣のある境内。奈良時代に纏められた「常陸国風土記」には筑波山信仰がすでに見え、古くからの聖地であることが伺える。
拝殿。本殿は男体山・女体山それぞれの山頂にある。山を神体として遥拝するのが原始の神社の姿であり、このような立派な拝殿は仏教建築の影響を受けた後世のもの。
拝殿。本殿は男体山・女体山それぞれの山頂にある。山を神体として遥拝するのが原始の神社の姿であり、このような立派な拝殿は仏教建築の影響を受けた後世のもの。
摂社の朝日稲荷。ここで大神さまに御挨拶できるとはうれしい。
摂社の朝日稲荷。ここで大神さまに御挨拶できるとはうれしい。
拝殿向かって左手に「御幸ヶ原コース」の登山口およびケーブルカーの駅がある。かつては神域として登山が禁じられていた筑波山にいつでも入れるいい時代。では一礼して行きましょう。
拝殿向かって左手に「御幸ヶ原コース」の登山口およびケーブルカーの駅がある。かつては神域として登山が禁じられていた筑波山にいつでも入れるいい時代。では一礼して行きましょう。
「御幸ヶ原コース」の登り始め。天気は薄く雲がかかっている。
「御幸ヶ原コース」の登り始め。天気は薄く雲がかかっている。
しょっぱなから木の根と岩が複雑に絡み合っている道がお出迎え。高尾山とは全然違うかも…。
しょっぱなから木の根と岩が複雑に絡み合っている道がお出迎え。高尾山とは全然違うかも…。
最初のベンチで水分補給。早くも汗だくだ。
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最初のベンチで水分補給。早くも汗だくだ。
木の根がなくなったと思ったら、今度は一面の岩場が続く。整地された道はほとんどない。慣れていないので手間取る。
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木の根がなくなったと思ったら、今度は一面の岩場が続く。整地された道はほとんどない。慣れていないので手間取る。
また一休み。新たに導入したトレッキングポールの扱いに戸惑い、ペースを掴めない。とにかく足場が悪く、足の置き場とポールの突き場の両方を意識するのが辛い。木の根の上にポールを突いてしまい、滑ってヒヤリとする場面も。体力よりも集中力が切れた。
また一休み。新たに導入したトレッキングポールの扱いに戸惑い、ペースを掴めない。とにかく足場が悪く、足の置き場とポールの突き場の両方を意識するのが辛い。木の根の上にポールを突いてしまい、滑ってヒヤリとする場面も。体力よりも集中力が切れた。
コースの中間地点となる「中ノ茶屋跡」ではケーブルカーが間近に望める。またベンチあり。さすが観光地。
コースの中間地点となる「中ノ茶屋跡」ではケーブルカーが間近に望める。またベンチあり。さすが観光地。
後半、さらに険しさを増すコース。トレッキングポールが邪魔に感じてきた…。だが、ポールのおかげで足の負担は明らかに少ない。ペースは上がらないが疲れもさほど感じない。
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後半、さらに険しさを増すコース。トレッキングポールが邪魔に感じてきた…。だが、ポールのおかげで足の負担は明らかに少ない。ペースは上がらないが疲れもさほど感じない。
この日は地上は30℃を超える猛暑日だったらしいが、登山道は25℃を下回っていた。立ち止まると空気の涼しさに気付く。ふう。
この日は地上は30℃を超える猛暑日だったらしいが、登山道は25℃を下回っていた。立ち止まると空気の涼しさに気付く。ふう。
筑波山という男性/女性という対概念を抽象した信仰の地にふさわしいような二又の木。中央が滑らかになっているのは、撫でられているから?
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筑波山という男性/女性という対概念を抽象した信仰の地にふさわしいような二又の木。中央が滑らかになっているのは、撫でられているから?
男女川源流近くの水場。この日はあまり出ていなかったが、雨の後は多いんだろう。タオルを濡らすには十分だった。
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男女川源流近くの水場。この日はあまり出ていなかったが、雨の後は多いんだろう。タオルを濡らすには十分だった。
環境要因か、筑波山中では木に開いた「うろ」を多く見る。これは見方によっては男性性と女性性の合一、夫婦和合・子孫繁栄の象徴とも取れる。古代の人はこういうものから2つの山を名づけたのだろうか。想像が広がる。
環境要因か、筑波山中では木に開いた「うろ」を多く見る。これは見方によっては男性性と女性性の合一、夫婦和合・子孫繁栄の象徴とも取れる。古代の人はこういうものから2つの山を名づけたのだろうか。想像が広がる。
地上ではまだ見ない蝉が沢山いる。山は季節が早い。そんなところも魅力か。
地上ではまだ見ない蝉が沢山いる。山は季節が早い。そんなところも魅力か。
御幸ヶ原直前の急登。「登山では体幹がぶれるので手を振らずに歩く」というから前回の高尾ではそれを練習したのに、ポールを持ったらまた振るはめに。難しい。
御幸ヶ原直前の急登。「登山では体幹がぶれるので手を振らずに歩く」というから前回の高尾ではそれを練習したのに、ポールを持ったらまた振るはめに。難しい。
所要時間2時間10分で、男体山と女体山の鞍部「御幸ヶ原」着。茶屋が立ち並び、トイレもある。観光地といった趣。週末は高尾山のように人で埋まるらしい。「御幸」とはイザナギ命がここを通って女体山へ向かわれるという意味だろうか?なるほど。
所要時間2時間10分で、男体山と女体山の鞍部「御幸ヶ原」着。茶屋が立ち並び、トイレもある。観光地といった趣。週末は高尾山のように人で埋まるらしい。「御幸」とはイザナギ命がここを通って女体山へ向かわれるという意味だろうか?なるほど。
トイレに立ち寄り男体山へ往復。片道10分の軽い道のりだが、本日一番の急峻な岩場が待ち構える。手を使って登る場所は初めてだ。
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トイレに立ち寄り男体山へ往復。片道10分の軽い道のりだが、本日一番の急峻な岩場が待ち構える。手を使って登る場所は初めてだ。
男体山頂上本殿着。近代ではイザナギ命をお祀りしているが、それ以前は人格のない男性性そのものを神格化していたらしい。
男体山頂上本殿着。近代ではイザナギ命をお祀りしているが、それ以前は人格のない男性性そのものを神格化していたらしい。
周囲を木に囲まれているので展望は今ひとつ。まだ雲がかかっている。
周囲を木に囲まれているので展望は今ひとつ。まだ雲がかかっている。
では伏見稲荷講員としてのお勤めを。恒例の鳥居と神使さまをお祀りする。
では伏見稲荷講員としてのお勤めを。恒例の鳥居と神使さまをお祀りする。
男体山頂にはこのような白い斑点のある面白い石が多く見られる。斑れい岩というやつだろうか。白い液状のものが滴ったようにも見える。もしかして、これも男性的イメージの形成に一役買っていたりするのだろうか。
男体山頂にはこのような白い斑点のある面白い石が多く見られる。斑れい岩というやつだろうか。白い液状のものが滴ったようにも見える。もしかして、これも男性的イメージの形成に一役買っていたりするのだろうか。
御幸ヶ原に戻りご飯。すでに14時。ここから女体山まで20分、そこから弁慶茶屋まで40分、白雲橋コースで下山し1時間10分。最終バスが17:00なので、女体山頂で展望を楽しんだり、のんびり写真を撮りながら歩いていたら間に合わないのでは?と今更に気付く。さすがビギナー。
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御幸ヶ原に戻りご飯。すでに14時。ここから女体山まで20分、そこから弁慶茶屋まで40分、白雲橋コースで下山し1時間10分。最終バスが17:00なので、女体山頂で展望を楽しんだり、のんびり写真を撮りながら歩いていたら間に合わないのでは?と今更に気付く。さすがビギナー。
「ビギナーが慣れない山道を急いで転倒」という最悪のケースだけは回避したいので、ゆっくりと女体山頂での展望を楽しんでから引き返してケーブルカーで下山することにした。ガマ石、セキレイ石などの奇岩が楽しめる軽い登りコースを女体山まで歩く。
「ビギナーが慣れない山道を急いで転倒」という最悪のケースだけは回避したいので、ゆっくりと女体山頂での展望を楽しんでから引き返してケーブルカーで下山することにした。ガマ石、セキレイ石などの奇岩が楽しめる軽い登りコースを女体山まで歩く。
セキレイ岩の前には茶屋も。女体山から東への下りにはさらに奇岩が多数あるというが、今回は断念。
セキレイ岩の前には茶屋も。女体山から東への下りにはさらに奇岩が多数あるというが、今回は断念。
筑波山山頂の女体山本殿着。面倒になったトレッキングポールを仕舞ったのでペースが上がり、20分のコースタイムを半分でクリア。
筑波山山頂の女体山本殿着。面倒になったトレッキングポールを仕舞ったのでペースが上がり、20分のコースタイムを半分でクリア。
筑波山(女体山)877mの山頂でもお勤め。風が強かったので落下を心配し、お狐さまはなし。そうだよね、山頂というのは大抵風が強いよね。ひっつき虫とか必要だな…。
筑波山(女体山)877mの山頂でもお勤め。風が強かったので落下を心配し、お狐さまはなし。そうだよね、山頂というのは大抵風が強いよね。ひっつき虫とか必要だな…。
山頂の岩場からは関東平野を望むすばらしい展望が広がり、登山の醍醐味を味わった。これは高尾山にはなかった。高層ビルなどの展望台とは違い、柵も何もなく直に高所を感じる初めての感動。
山頂の岩場からは関東平野を望むすばらしい展望が広がり、登山の醍醐味を味わった。これは高尾山にはなかった。高層ビルなどの展望台とは違い、柵も何もなく直に高所を感じる初めての感動。
つつじが丘から山頂直下までケーブルカーが来ているので、手ブラの人も多い。山登りはちょっとな…という人もこの展望は味わえる。
つつじが丘から山頂直下までケーブルカーが来ているので、手ブラの人も多い。山登りはちょっとな…という人もこの展望は味わえる。
山頂で20分ほど眺望を楽しみ、御幸ヶ原へ引き返しケーブルカーで下山。登った道を歩いて下山しても最終バスには間に合ったと思うが、混むと嫌なので一本前に乗ろう。
山頂で20分ほど眺望を楽しみ、御幸ヶ原へ引き返しケーブルカーで下山。登った道を歩いて下山しても最終バスには間に合ったと思うが、混むと嫌なので一本前に乗ろう。
15:20、麓の筑波山神社着。拝殿にて両神にお礼とお暇を申し上げる。もう一度軽く神社を散策してバス亭へ。お疲れさまでした。いやー二重の意味で汗かいたな。
15:20、麓の筑波山神社着。拝殿にて両神にお礼とお暇を申し上げる。もう一度軽く神社を散策してバス亭へ。お疲れさまでした。いやー二重の意味で汗かいたな。

装備

MYアイテム
inaritozan
重量:-kg
個人装備
Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール
備考 水は1.3L。女体山から引き返したので余裕があった。半袖を着用していたので両腕が真っ赤に日焼け。夏山の紫外線を甘く見ていた。次回までには長袖のウェアを準備したい。

感想

二回目の登拝は万葉集にも語られる古来よりの信仰の山、筑波山を選択。梅雨前線が関東にかかる前日の猛暑日となった。

「つくばエクスプレス」のおかげで都内からのアクセスはいいが、つくば駅からのシャトルバスは平日は1時間1本のみ。バス待ちで時間を取られるとアクセスのよさも台無しになってしまう。

筑波山は高尾山同様にビギナー向けの筆頭に挙げられていることが多いが、木の根が蜘蛛の巣のように張りだした道や急な岩場が絶え間なく続き(御幸ヶ原コース)整地された道が多い高尾山との違いに戸惑った。行動食をパクつきながらハイキング気分で歩くという感じではなかった。

初投入したトレッキングポールの扱いにも手間取ってペースを掴めなかった。後日調べたところ、今回のような場所では足とポール、両方の置き場に注意を払う必要があるので大変だということと、木の根を傷付ける恐れもあるので、ポールは使用しない方がよかったらしい。

登山口の神社でのんびりしすぎたこともあり、帰りの最終バス(平日17:10)に間に合うか不安になったので予定を変更してケーブルカーで下山。こういう選択肢があることがビギナー向けの所以と実感。残念だったが、女体山頂上の展望はすばらしく、登山の魅力を満喫できた。


【満足度 ★★★3】残念だったが展望には満足

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筑波山
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
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白雲コースから頂上、下りはおたつコース。
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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