ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1191093
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

俺のシルクロードがこんなに (;`・∀・)q アッチィ!! わけがない ★八王子・岡谷(御坂)ルート(猿橋・河口湖・御坂峠・甲府・諏訪・岡谷)

2017年07月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
82.2km
登り
1,144m
下り
1,181m

コースタイム

前回(2017年4月16日)は、八王子スタート ー笹子峠(旧笹子隧道)経由で諏訪湖を目指し、韮崎を過ぎた日野春駅で時間切れ断念となりました。
今回は、猿橋スタート ー御坂峠(旧御坂隧道)経由で諏訪湖を目指します。

電車内でカレー補給 ー8:45 JR猿橋駅ー禾生(かせい)ー9:00牛丼補給(東桂駅前)ー10:00河口湖・30分迷走ー10:30御坂峠アタックー11:00御坂峠の旧道分岐ー11:30御坂隧道12:00−12:20石和市内(甲府盆地)へ降下完了・県道34号から甲府を目指すー13:30甲斐市(旧竜王町)赤坂台総合公園・通称ドラゴンパーク ー14:30JR中央線・竜王駅
天候 ‐`,◎、´‐ ヾ(*゜д゜*)
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自転車
全線自転車使用
行き:JR中央本線・猿橋駅まで輪行
帰り:JR中央本線・竜王駅から輪行
コース状況/
危険箇所等
都留から3時間以上登りっ放し。そして甲府盆地へのダウンヒルが約20分。常時7〜80Km/hは出ている・豪快すぐるんじゃなイカ?
・フレていないリム、適正空気圧、手振りでクルマとの意思疎通(土産物屋からの出入り)が必要。
・段差・うねり・陥没はなかったが、2回ゼブラ帯があり左に避けた。
※平日は大型車が多いと思われるので、登りが危険になる。

熱中症ハンガーノック対策
・早め早めの、水分・燃料補給
・幹線道路は熱源多数(車・パチンコ店・大規模商業施設)で気温が高い。避けよう
その他周辺情報 御坂峠(旧御坂隧道)に昭和九年創業の天下茶店があり食事ができます。
今日は大月あたりから御坂峠を越え、諏訪を目指します
5
今日は大月あたりから御坂峠を越え、諏訪を目指します
ナットーでもクサヤでも何でも来いって感じだよ!!(インデックスさん)
6
ナットーでもクサヤでも何でも来いって感じだよ!!(インデックスさん)
いきなり電車内にカレー持ち込みです。乗客はおいらのみなので勘弁してくれさいw
7
いきなり電車内にカレー持ち込みです。乗客はおいらのみなので勘弁してくれさいw
9:00 猿橋で自転車を組んで走り出す。お?廃線の煉瓦橋だろうか?JR禾生(かせい)近く
5
9:00 猿橋で自転車を組んで走り出す。お?廃線の煉瓦橋だろうか?JR禾生(かせい)近く
ありゃ、灌漑用水を渡す橋梁でした。にしても古そうな橋です
3
ありゃ、灌漑用水を渡す橋梁でした。にしても古そうな橋です
笹子峠には行かず、都留(つる)から河口湖を目指します。登りっぱなしです・前方には富士山
4
笹子峠には行かず、都留(つる)から河口湖を目指します。登りっぱなしです・前方には富士山
そして道は桂川に沿っていきます
5
そして道は桂川に沿っていきます
8:43 西桂町で燃料補給。米類はだいたい2時間後にエネルギーになります
1
8:43 西桂町で燃料補給。米類はだいたい2時間後にエネルギーになります
なんでも来いって感じだよw
6
なんでも来いって感じだよw
右手に三ツ峠山らしきものが見えてきました
7
右手に三ツ峠山らしきものが見えてきました
10:00 河口湖(標高約800m)に到達。右は富士の裾野です
4
10:00 河口湖(標高約800m)に到達。右は富士の裾野です
この鞍部が御坂峠なのか?1000m越えだぜ
2
この鞍部が御坂峠なのか?1000m越えだぜ
河口湖からは最近出来た新隧道を避け、旧道から御坂へ
1
河口湖からは最近出来た新隧道を避け、旧道から御坂へ
あの山の鞍部を越えるのかな?
2
あの山の鞍部を越えるのかな?
御坂峠道に入りました。旧橋梁から見る御坂道
1
御坂峠道に入りました。旧橋梁から見る御坂道
まっすぐ行くと新御坂隧道・1967年(昭和42年)供用・2778m。おいらは旧道へ右折します
1
まっすぐ行くと新御坂隧道・1967年(昭和42年)供用・2778m。おいらは旧道へ右折します
旧道の石垣。目地にコンクリを使っていない時代製。昭和6年開削当時のものであろうか?
5
旧道の石垣。目地にコンクリを使っていない時代製。昭和6年開削当時のものであろうか?
昭和初期の道といへ明治道に通ずる優しさがある(ピンボケ)
3
昭和初期の道といへ明治道に通ずる優しさがある(ピンボケ)
勾配を和らげるためのヘアピンカーブが連続(・∀・) 汗の日も走り出しは涼しい
1
勾配を和らげるためのヘアピンカーブが連続(・∀・) 汗の日も走り出しは涼しい
11:28 峠隧道直下の天下一茶屋につきました
3
11:28 峠隧道直下の天下一茶屋につきました
11:30 御坂隧道・標高1300m(昭和6年供給・396m)到達。隧道中央から下り傾斜になっていたので出口は見えない
5
11:30 御坂隧道・標高1300m(昭和6年供給・396m)到達。隧道中央から下り傾斜になっていたので出口は見えない
扁額は「天下第一」と右書きで書いてある。※”第”の字は略字で書かれているがPCでは表示できないのであった。
2
扁額は「天下第一」と右書きで書いてある。※”第”の字は略字で書かれているがPCでは表示できないのであった。
一時間前にいた河口湖が望めた。冬場なら富士山が近いだろう
4
一時間前にいた河口湖が望めた。冬場なら富士山が近いだろう
甲府側に抜けて撮影。茶屋がなく静かな御坂美琴ちゃんです(なんか違うw)
3
甲府側に抜けて撮影。茶屋がなく静かな御坂美琴ちゃんです(なんか違うw)
甲府側の扁額には”御坂隧道”とあります
1
甲府側の扁額には”御坂隧道”とあります
12:00 さて1000mの降りですw左下に旧道が見えますが、さらに電線の向こうの見えない石和(いさわ)まで下りです。
3
12:00 さて1000mの降りですw左下に旧道が見えますが、さらに電線の向こうの見えない石和(いさわ)まで下りです。
12:20 クルマと降る20分の強烈ダウンヒルでした。
4
12:20 クルマと降る20分の強烈ダウンヒルでした。
渋滞の国道20号線を避けて裏道を行く。ん・安くね!?(甲府駅近く)
4
渋滞の国道20号線を避けて裏道を行く。ん・安くね!?(甲府駅近く)
甲府を過ぎて国道20号線へ。こりゃ駄目だ。熱源も豊富で気温も40度を超え。ここから何時間で諏訪なのか?? ・・集中力切れる
3
甲府を過ぎて国道20号線へ。こりゃ駄目だ。熱源も豊富で気温も40度を超え。ここから何時間で諏訪なのか?? ・・集中力切れる
田舎道に逃げると祭り笛も聞こえて来たりして(・∀・)イイ!!
4
田舎道に逃げると祭り笛も聞こえて来たりして(・∀・)イイ!!
13:30 甲斐市(旧竜王町)赤坂台総合公園・通称ドラゴンパーク
3
13:30 甲斐市(旧竜王町)赤坂台総合公園・通称ドラゴンパーク
竜王だからドラゴンってことか しっかし午後早いのに涼しいなw
5
竜王だからドラゴンってことか しっかし午後早いのに涼しいなw
桑畑とか!! しかも愛川町原産の春日種なんだが(・∀・;) (丘陵地帯から竜王駅へ)
1
桑畑とか!! しかも愛川町原産の春日種なんだが(・∀・;) (丘陵地帯から竜王駅へ)
農家の人がいなかったのでお話しできなかった。後方には桃の実が重そうだった
農家の人がいなかったのでお話しできなかった。後方には桃の実が重そうだった
午後2時過ぎの早い帰路。貨物も集積されていた(中央本線・竜王駅)
午後2時過ぎの早い帰路。貨物も集積されていた(中央本線・竜王駅)
ナットーでもクサヤでも何でも来いって感じだよ!!(インデックスさん)
5
ナットーでもクサヤでも何でも来いって感じだよ!!(インデックスさん)
甲斐大和駅に湧く夏雲
2
甲斐大和駅に湧く夏雲
君こそチャンピオンだ(自宅にて再納涼w)
8
君こそチャンピオンだ(自宅にて再納涼w)

装備

個人装備
ロードレーサー

感想

繭の大生産地・信州南部と甲斐、さらに相州・武蔵野からの流れを受け止めた八王寺。
岡谷ー甲府(笹子峠or御坂峠)ー大月ー小仏ー八王子ー横浜港を結ぶ、八王寺シルクロード”なのである
今日は笹子峠のライバル、御坂峠を自転車で歩きました。

 朝カレーまだ熱々の夏の駅  ほの香
 自転車の旅先答ふ冷房車  ほの香

上記にあるように、都留から3時間以上登りっ放し。
そして峠を越えると甲府盆地へのダウンヒルが約20分。直線に近いので常時7〜80Km/hは出ている・豪快すぐるんじゃなイカ?
新道と別れた旧道にある古隧道は。通行は自由で自動車でも進行できる。
何分峠の標高が1300mを超えており甲府側からは交通量の多い直登なので、変化のある大月側からの散策を推奨したい。旧道で出会ったサイクリストはわずか4人。自転車流行りの今ではあるが、様々な意味で過酷な峠(実際に笹子峠よりも過酷と感じた)ではある。
旧道に入ってからは天国。
昭和6年開削当時と思われる石垣・暗渠、当時の車輌にも優しいだろう苦心された緩傾斜が続くつづら折りの設計。それとわかる離合部分。
昭和33年に新隧道が供給されるまでの27年間、笹子ルートと肩を並べ、そして今なお生きている名隧道であった。

 強力の繭玉背負ふ御坂越  ほの香
 夏桑をいしゑえとして名の峠  ほの香
 コンテナもフォークリフトも夏の中  ほの香

前回に続き二度目の甲府盆地は雄大であった。
 大盆地ぐるりぐるりと雲の峰  ほの香

なお、暑さによる集中力低下から竜王駅付近で諏訪行きを断念。
夕涼みのアイテムを確保し車中酔客となったのである(´Д`)
 この村のそこかしこにと祭り笛  ほの香
 夏雲や甲斐大和駅の通過待ち  ほの香
 甲州の暑さの果てのビール哉  ほの香

とあるインデックスさんへ
 冷酒うぃうぃインデックスに記す哉  ほの香

強力=ここでは”ごうりき”と読んでください。いしゑえ=いしづえ・礎。哉=”かな”、俳句の最後尾に置く代表的な切れ字。句を整えるという表面的な使い方は失敗しやすい。
甲州の〜=”暑さ”と”ビール”が季重なり。季重なりが成功しているか否か。

なお自転車で御坂峠を越える方には、河口湖側からをお勧めします。登りっぱなしとはいえ里山、ローカル線や河口湖などの変化が楽しめます。
甲府側は直線的な登りの一本道で、下るのに適しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

■データ
手書きの”画像1”をご覧ください。
養蚕の盛んな時代、山梨盆地から大月までの山脈を乗っ越すには、この二つのルート+中央本線が中心でした。

御坂隧道(昭和6年・396m)開通
 1929年(昭和4年)旧国道20号線に指定
 1953年(昭和28年)現国道137号に指定
 ※1967年(昭和42年)新御坂隧道供用(2778m)
 1994年(平成6年)国道137号線を解除。山梨県道708号富士河口湖笛吹線
に指定
新隧道は現国道137号線に指定

笹子隧道(昭和13年・239m)開通
 1885年(明治18年)峠越えの道がそのまま国道16号となった。
 1929年(昭和4年)国道解除(御坂道が旧国道20号線に指定)
 1952年(昭和27年)現国道20号線に指定
 ※1958年(昭和33年)新笹子隧道(2953m)供用
 1971年(昭和46年)国道20号線を解除。山梨県道212号日影笹子線指定
新隧道は現国道20号線に指定

第3のルートは中央本線
 1902年(明治35年・4656 m)笹子隧道供用
 1906年(明治39年)新宿ー八王寺ー岡谷間が開通
 1966年(昭和41年・4670 m)新笹子トンネル供用
※従来の笹子トンネルは下り列車専用、新笹子トンネルは上り列車専用となる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■関連する記録
俺のシルクロードに大正の隧道が眠っているわけがない(・∀・) ★下溝ー鑓水ー八王子(秋川街道)ー小峯隧道ー五日市ー小峯隧道ー八王子ー橋本 2017年07月02日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1185297.html
俺のシルクロードに青葉風が吹いた ★絹の町・愛川町(半原)から横浜港 2017年05月14日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1138663.html
俺のシルクロードは感嘆の連続である ★八王子・岡谷ルート(八王子・大垂水峠・笹子峠・甲府・諏訪・岡谷) 2017年04月16日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1107661.html
俺のシルクロードが川を使っていたなんて ★チャリで横浜港ー隅田永代橋ー旧江戸川ー江戸川ー利根川ー上州富岡 2017年04月02日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1096892.html
俺のシルクロードが東京湾を渡っていたなんて ★南房総岩井海岸(木の根峠)館山(千倉街道)千倉ー鴨川(長狭街道)保田(浦賀水道)久里浜 2017年03月12日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1083003.html
俺のシルクロードに細やかな雨が降る ★横浜港ー鑓水峠ー八王子 自転車パスハン 2016年04月24日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-852303.html
【チャリ・レコ】愛川は永遠(とわ)に輝く! みんな幸せハピネス! ★自宅ー厚木ー愛川町(半原地区)郷土資料館で納涼して帰りも自走 2015年08月08日(土)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-696062.html
もし明治の養蚕女子が『チャリでシルクロード』を走ったら ★横浜港ー八王子ー小仏峠ー半原越ー清川・厚木★自転車パスハン 2015年06月20日(土)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-662669.html
許すというのは強さの証なのだ(by平沢唯)★神奈川・矢倉沢往還(善波峠)おまけで旧中原街道の起点ゲッツ★自転車パスハン 2014年12月30日(火)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-566976.html
俺のシルクロードがこんなに地味なわけがない★神奈川(三増峠・小倉山)★自転車パスハン 2014年12月14日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-559854.html

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:504人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら