川苔山(川乗山)で雷雨に遭遇→撤退
- GPS
- 04:14
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 973m
- 下り
- 976m
コースタイム
- 山行
- 2:31
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 4:10
天候 | 晴れのち雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
撤退時に滝周辺までは急傾斜の下降になりました。雨が降っていたら滑落のリスクが高まります(降り出す前に通り過ぎた)。 落ちた先は奈落で、転落死亡事故も起きているので細心の注意が必要です。鳩ノ巣駅から登って川乗橋を目指す場合は普通に下降路となり、死亡事故は下降時に起きています。 |
写真
感想
昨日、奥多摩の川苔山にテストをしに行ったのですが、途中から雷雨になりました。
そもそも天気予報をちゃんと見てなかったのも問題ですが、夏の雷雨を甘く見てました。
川乗橋の登山口に立ったのが10時半。この時点でやや遅いのですが、ちょっと都合がありまして。
川乗橋から50分ほどの林道歩きになります。天気は晴れ、太陽が照りつけて気温が高く、汗がだくだく出てきます。
細倉橋を経て登山道に入り、百尋の滝までは暑いながらも順調でした。
滝を過ぎた辺りで薄暗くなり風が出てきて『ひと雨来るかなぁ』なんて思ってました。
山頂手前、足毛岩の分岐から山頂北西尾根に乗るルートを3分ほど登ったところで北西から雷鳴が聞こえました。
更に5分ほど登っていくとまた雷鳴が聞こえて音も大きくなりました。
明らかに北西から雷雲が近づいてる。
よし、帰ろう。
この時点で13時。山頂まで標高差300m。
山頂は諦めるとして(もう20回以上登ってるし)、稜線を越えて本来のゴールである鳩ノ巣駅に降りるか、スタートの川乗橋に降りるか迷ったんですが、行程としては戻るほうが圧倒的に短く、早く林道に出られるので戻る方を選択。
そこからは早かった。
下りですからサクサク戻ります。
途中、中高年男女ペアと若い女性ペアとすれ違い、「雷が鳴ってるから帰ります。この雷鳴であと300m登る勇気はないです」と伝えましたが、4人は山頂を目指したようです。
まだこの時点では雨は降ってなくて、むしろ青空だったので山頂に行っちゃうのも仕方ないのかも(こちらも無理には止められないし)。
更に、非常に軽装(スニーカーととても小さな街用リュックサック)な女性が前から来たので「雷雨が来ますよ」と言ったけど、多分その人も山頂へ。
5人とすれ違って滝の方へ戻ってると、空は青空になり『ありゃ、失敗したかな、でもいいや、今日は帰ろう』なんて心のなかで呟いてると…。
左後方からザーッ!っという音が聞こえました。
あれ?沢の音?と思って木の隙間から山頂方向を見ると見えない。
山頂が水煙で見えなくなってました。あんな降り方初めて見た。
雷はほぼ真上でドッカンドッカン。
やべぇ、と思いつつも、滝方面への下降路は転落死多発地帯で、特に下りでの事故が多いので慎重に下り、滝はスルーして水場がある辺りへ。
ここで豪雨になりました。
急斜面は終わっていますが、まー、本当にバケツを引っくり返したような猛烈な雨でした。
カッパを着ててもほぼ無意味(汗もかくし)。ザックカバーを付けてもザックがビショビショ。
靴もアプローチシューズだったので浸水してガッポガッポ。
全身ずぶ濡れで、沢登りをしてる様でした。
普通の登山でここまで濡れたのは初めてですよ。
登山道はほとんど沢。滝のようになっている場所もあったくらいです。
細倉橋に着いたのが14時。川乗橋に14時45分。
通信が繋がったので雨かしら?の画面を見ると、これからまた豪雨が来るみたいだったので大沢バス停(小さな商店がある)まで歩いて、自販機で買ったコーラを飲みながら雨宿りをし、駅でズボン、シャツ、靴下を替えてビニール袋を履いた上に濡れた靴を履いて帰りましたとさ。
夏の雷雨を甘く見たらダメですね!
しかし、1時間早く登ってたら鳩の巣への下りで雷雨に捕まり、ひたすら長い樹林帯歩きになっていたと思うので、今回に限って言えばラッキー。
雷鳴が聞こえた時点で引き返して正解でした。
(そもそもこんな日に登るなというのは別にして。今週の平日で登らなきゃいけなくて、他の日は予定が空いてなかったのでねぇ・・・)
登り慣れた山でも天気一つで大違いですね。慣れた山でも馴れ合っちゃいけないなと反省しました。
皆様におかれましても、山の天気を甘く見ず、適切に安全な判断をしていただければと思います。
(まったく、偉そうな事を言えるもんじゃありませんが^^;)
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