草津白根山
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- GPS
- 04:48
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 953m
- 下り
- 946m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 4:46
天候 | 曇り時々晴れ ほぼ無風 蒸し暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
殺生河原付近は硫黄臭があり、長居は無用。下りで利用した清水沢コースは途中道標やマーキングなどなく、下り始めは踏み跡を、後半は刈り払いされたルートに沿って歩く。 |
写真
感想
警戒レベルが1になったことで、行動範囲が広がった草津白根山を訪問してきた。7年前に芳ヶ平周辺へ山スキーをしに行ったことはあったが、本峰方面はこれが初訪問だった。
駐車場出発は5時少し前、本当はもう少し早く出たかったがもっと下をロープウェイの駐車場と勘違いしたりで遅れた。7月中旬なので外は既に明るい。標高1500メートル超なので涼しさを期待したが、下界よりは、という程度でしかなく、歩いたら大汗をかきそうに湿気があった。道路を渡って登山道に入り、すぐに殺生河原に至るが、この辺りで既に硫黄臭がする。看板があちこちにあり、立ち止まらずに進むことを警告している。特にこの日は風もなくガスが滞留しやすい条件なので長居はせずに進む。硫黄臭がずっと続いたらイヤだなと思ったが、すぐになくなり普通の登山道が始まる。今日はピークが2100メートル超なので、本気で登れば2時間かからない程度で到着するだろうと予測。風のない樹林帯を汗かきながら登る。富貴原ノ池は、急登の跡に現れる。写真のみで休憩せずに通過。その後も登り一辺倒。天気は曇っていて所々で青空も望めるが、ほぼ予報どおり。登りの時にピーカンだと暑くてたまらないので、眺望が得られる程度の曇りはむしろ好都合。ロープウェイ山頂駅方面との分岐で一度休憩。ここまで誰とも会わず。この後鏡池付近に来るとようやく登山者とすれ違うようになるが、下から登ってきたのではなく、レストハウスの駐車場を使っていたようだ。鏡池は登山道から離れていて少し下らないと到達できないが、まだ時間も早いので行ってみる。往復の登山道が一部藪に覆われていて、腰を屈めないと歩けないほどだった。鏡池から最後の登りをこなすと、ようやく樹林帯の外に出る。ここまで1時間と少し。日差しがない分暑くなく、大汗を絞らされることはなかった。そして、ここから最高点付近まではお待ちかねのコマクサロードの始まりだった。ちょうどこの花の時期だろうとは思っていたが、登山道の両側が満開のコマクサだった。これはすごい。写真を撮りながら先に進む。時間帯的に早朝だったので人の姿もなく、風もないので既に標高は2000メートルを超えていても、寒さは全く感じなかった。コマクサは先月の岩手山では期待したものの季節が早かったためか、或いは選んだ登山道が良くなかったためか、全く見られなかったので、その分もここで見た、という気にすらなった。木の階段や木道をこなして遊歩道上の最高点まで到達する。時間が遅ければワイワイ賑わうところなのかもしれないが、この時点では自分以外に人の姿なし。岩の上に座ってゆっくり休憩する。花が多くて風がないから、周りに虫がブンブン飛んでいて、それが鬱陶しくないと言ったら嘘になるだろう。十分休憩した後に行動再開。これで下山しても良いのだが、さすがに早過ぎるので、警戒レベルが下がって近寄れるようになった湯釜方面を目指す。火口の中を沿うような登山道を歩くが、向かいから続々とハイカーが歩いて来る。この後コマクサの群落周辺は大変賑わうのだろう。落石注意の斜面があるが、ここにもコマクサは咲いていて、止まらず通過を、と書かれているものの、皆止まって写真撮影している。自己責任ですかね?登山道が終わると木道が始まる。木道なので乾いていれば問題ないが、雨中や雨後など湿っている時は気を遣うだろう。何人ものハイカーとすれ違いロープウェイの山頂駅付近に到着。以前の訪問時はこれを利用していて、積雪期ではあったが、この周辺は朧気ながらも記憶があった。湯釜方面に至るには、車道を歩くか、逢ノ峰を登って下るか、巻き道を歩くかの三択から選べる。車道は以前雪のあるときにスキーで歩いたので今回は逢ノ峰を登ることに。標高差は100メートルもないが、木の階段がかけてあり、歩幅が合わず苦戦。山頂には東屋があり休憩中の人多数だった。こちらはそのまま下る。下りにかかると弓池とレストハウスの駐車場が目に入る。天気は曇っていてイマイチだが、海の日連休の中日のためか、朝早い時間帯にも関わらず観光客の入りは多いようだった。ここから先は、登山道と言うよりも観光地の遊歩道の雰囲気で、フル装備の登山者ははっきり言って浮いた存在になる。弓池を半周回って湯釜方面に向かう。ここはコンクリートで固められた石畳で、案外急勾配なので地味に辛い。サンダルで登っている人も多いが、足下が確かな方が良いだろう。湯釜までどの程度近づけるのかよく分からず登ったが、到着してみるとかなり遠くてちょっと期待はずれ。水の青さは印象的なのだが。この後同じ道を下り、逢ノ峰の巻き道を使いロープウェイ山頂駅に到着。ガスが湧いてきていた。下りの道があるはずだがよく分からずにウロウロしていると、清水沢コースを示す道標を発見。どうやらゲレンデを下るらしい。地図を見てもそうなのだから間違いないだろうが、傾斜はきついし踏み跡も怪しげで不安になる。が、これが嫌ならロープウェイで下るか朝歩いて来た道を再度下るかだが、どちらも却下なのでゲレンデを下り始める。始めはどうなのか思ったゲレンデ歩きだが、薄くても踏み跡はあるし、傾斜が急なことを除けば案外快適に歩けた。途中のマーキング類はなく、踏み跡くらしかたどれるものはないが、これだけで特に問題にはならなかった。一度道路と交わり、再度道路に近付くと山麓駅の駅舎が見え駐車場のゴールとなった。10時前に降りてきてしまったため、駐車場にはこれからロープウェイで上がるハイカー多数といったところだった。天気がこの後崩れなければ良いのだが。
高速を降りてからの下道が長くて敬遠していた草津方面だが、草津白根山に関しては、花時期であれば再訪はしてみたい。あとはやはり残雪の時期か。
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