英彦山(南岳・中岳・北岳)
- GPS
- 06:38
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 2,446m
- 下り
- 2,443m
コースタイム
天候 | くもり時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
別所駐車場前に交番がある。が登山ポストは見当たらない。遭難事故の新聞記事は掲示され、注意喚起していた。 英彦山は日本三大修験場として栄えた霊山で、英彦山神宮(奉幣殿)までは参道が整備されている。 表参道正面コースは前回登ったので、今回は奉幣殿の少し上から右にそれた梵字岩・南岳コースを通る。看板は多く設置しているが、「玉屋神社・鬼杉」だけを見ていると、分岐を見落としてしまった。また、倒木が多く荒れているところがある。南岳山頂手前にはクサリ場あり。 南岳〜中岳(上宮)〜北岳の従走路は、多少のアップダウン。なお、山頂で昼食をとるのなら中岳がお勧め。 北岳から望雲台までがクサリ場・ガレ場があり、もっとも危険。高住神社からは国道と併走して整備されたなだらか下り坂になる。 |
写真
感想
2、3年前に表参道正面コースから中岳・北岳コースを登り、結構バテた記憶があったが、その後の数々の経験も積んできたので、今回は一気に3つのピークを狙ってみました。
駐車場に車を止めて、荘厳な雰囲気の漂う参道に入ると、いきなり後ろから15人くらいの修験者の行列に遭遇。お経を読みながら時々ホラ貝を吹き、さすが霊山であることを実感。
そんな彼らとも奉幣殿で別れを告げ、私は南岳のある右側のコースをとる。このコースは杉が多く、特に鬼杉あたりには巨木が多い。そのせいか、途中には倒木が多くあり、荒れている箇所がある。
南岳山頂の手前にはクサリ場があるが、それほどでもない。
南岳山頂は、思ったほど広くなく、展望小屋はあるものの、老朽化していて立ち入り禁止の看板。もっとも、今日は山頂付近は小雨が降るあいにくの天気なので、視界は皆無。
そんな小雨の振る中そそくさと昼食をとって、中岳・北岳を目指す。この区間は小雨が降り、視界も悪かったので、結構あっさりと通過。天気がよければ眺望もよく、ブナ林などもあって気持ちいい従走路なのでしょうが、今回は残念。また、北岳山頂では奉幣殿付近でであった修験者の行列と再会。修行とはいえ、修験者も大変です。
さて、北岳を過ぎたあたりから、ガレ場、クサリ場がある急坂を下る。ここが今回のコースの最大の難所。雨が降ったらもっと大変と思いきや、急速に天気が回復しつつある。そして、今回最も感動した望雲台ではガスもきれいに消え、眺望もばっちり。ただし、恐怖感は倍増しますが。しかしよくもまああんな切り立ったところに手摺の設置工事をしたものだ。命がけの作業だったでしょうと感心する。
さらに下って、高住神社からは杉並木と石畳が残る参道を通り、途中に県立青年の家や野営場がある。またスキー場ではベンチに腰掛けて、さわやかな風を浴びながらしばし物思いに耽っていました。
なお、この山はかつては火山活動期があったようで、いたるところに奇怪な岩が見られる。例えば、登りは材木石、下りでは逆鉾岩・屏風岩・溶岩の壁など。また全体にゴツゴツとした岩が多く、男性的な感じの山。
ということで、前回よりも長いコースを歩いたことになったが、疲れはそれほどでもなかった。やはりかなり歩き慣れてきたということでしょうか。
しかし、2週間前の雲仙普賢岳といい、今回の英彦山といい、やはり山登りには晴れた日がいいですね。視界が悪いと、達成感も感動も薄れ、疲れが倍増してしまう。今度晴れる日はいつかな。梅雨だから仕方ないけど。
そうですね、山頂で晴れるのは一番です
以前、南峰に取り付く辺りで、「山デビュー」らしきカップルが、鎖場の前で立ち止まってたのを思い出しました
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