塩見岳、どしゃ降りにやられた!(涙)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,119m
- 下り
- 2,120m
コースタイム
- 山行
- 12:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:10
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:40
天候 | 晴れのち曇りのちどしゃ降り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
7月22日(土)午前4時に鳥倉林道の駐車場に到着、第一駐車場は満杯、第二駐車場に停めましたが9割埋まってました。第一駐車場のゲートに登山ポストあり、鳥倉登山口にも登山ポストあり 塩見岳の最後の上りは落石の危険あり、そのほかは特に危険個所なし |
写真
感想
塩見岳と聞いていったいどれくらいの人がこの名を知っているだろう?
おそらくほとんどの人は知らないと思う
でも山に関心のある人ならきっと知っている山の名だと思う
なにせ100名山のひとつ
なにせ3000M超えの高峰
威圧感のある南アルプスの主峰のひとつだ
そんな塩見岳に登らないかと山の師匠から連絡が入った
この話は去年からのものであり、当然二つ返事で登ることにした
塩見岳は自分の住んでいる岐阜県側からは一番アクセスしやすい南アルプスの山だと思う
午前1時に出発、午前4時に駐車場着
三伏峠まで行ってテントを設営、その足で塩見の頂上を踏んで
三伏峠へ戻り、テン場でビールをやり、ぐでんぐでんになったら
自然とシュラフにくるまるという計画だった
鳥倉登山道はほとんど原生林といった感じ
三伏峠から塩見小屋までの登山道も原生林の尾根道歩きでとても気持ちがよかった。
天気もはじめは晴れでよかったが次第に雲がわいてきた
山頂までの数百メートルは落石の恐れのある岩場歩き
山頂からはガスの影響もあって、遠くまでは見渡せなかったが
仙丈などの主峰のいくつかを見渡せた。
塩見岳、名前は地味だがとてもいい山だと思った
あとはテン場まで戻りビールで乾杯のはず・・
しかし、三伏峠のテン場まであと1時間というところで
いきなりどしゃ降りとなり
完全に雨具を着るタイミングを外してしまった
なんとか上は着たが、下はもう履く余裕なんてなく
あっというまにびしょびしょになってしまった
テン場へ向かう2人は無言でもくもくと歩き続けた
やっとのことでテン場へ着いたがなにせどしゃ降り
都合よくテント内を濡らさずに着替えるなんて経験上、絶対無理!
なんと、ずぶ濡れのまま2人ともテント内に入って着替えて、
濡れた衣類やザックはビニール袋に入れてテント内に置いた
テント内があっという間に湿気80%となってしまった
普通ならこんな状況だと憂鬱極まりないが
なぜかビールで師匠と乾杯するととてもいい気持ちで
ぐでんぐでんになり、午後7時にはシュラフに入って熟睡してしまった
思った以上にシュラフがカラッとしていたおかげだと思う
翌日には隣でテン泊していた神奈川の山ガールとお話ができた
彼女たちは主にテント泊で山に登っているようで
山に登ってビールを飲んでお話をするのが楽しみのよう
お話を聞く限りではかなりのキャリアを積んでいるようだ
ちなみに一人の方はスリリングな岩場が好き
もう一人は高所恐怖症とのこと
で、この高所恐怖症の人のOK!が出たら山へ行くみたい
とても楽しい山ガールたちでした
しかし、今回山登りをしていくうち
今までなら耐えられないような場面が気にならなくなってきたことだ。
どうしようもないこともあるし
なるのようにしかならないこともある
山っていいなあと思えました
junbaderさん こんにちは
「どうしようもないこともあるし
なるのようにしかならないこともある
山っていいなあと思えました」
同感です
私はまだまだ未熟ハイカーなのですが、
”大自然の為すがまま 為されるがまま”の境地で、
動じることなく楽しめるようになりたいものです
ばれてると思いますが実は私、goldengateさんのフォロワーです
自分の登山の計画を調べていると、だいたいgoldengateさんのレコにヒットしますんで
あ、同じような山行をしている人がいるんだなあと思い、フォロワーとなってます
というか、goldengateさんの文面が面白い(詩的?)というのもあります
僕はできるだけいいコンディションで登りたい方ですが
どこかで思うようにいかない場面が大自然の中で起こりますね
そんなとき、人間は無力だな、人間ってちっちゃいなあって思えてきますね
同じような感覚を持ってらっしゃる気がします
ちなみに今後、ggさんって呼ばせて頂いていいでしょうか?
こちらもバレてると思いますが
フォローさせていただいてます
junbaderさんがおっしゃる通り
お互いの山行内容被ってますよねぇ
いつかどこかのピークでお会いしそうな運命の予感が...
(美しい山ガールでなくて誠に申し訳ないです
広大かつ尊厳な峰々を眺めながら歩いていると、
己の微細さを感じずにはいられません
俗世の営みなど些細なもののように思えてきたりもします
登山を始めてから、
人生観と言いますか物事の捉え方が大きく変わっちゃいました
それが好転なのかどうかは分かりませんけど
何だか少々偉そうなこと言いました
実際のところは...
文明の機器を頼りに”少しでも快適”がモットーの
ヘタレハイカーなんですけどね
gg略称の件
もちろん大歓迎です
今後ともよろしくお願いします
むかし昔、自分も登りたい一座でしたので、道路地図たよりに、
いざ駐車場まで行ったのですが、真っ暗で結局、路頭に迷ってそれっきり未踏。
今ではカーナビ・ヤマレコと情報が多様化されたので迷わず行けると思いますが、
逆に体力が。。迷うところです。
あいにくの天気でしたが、御無事で何より。おかげさまで、
こちらも念願だった塩見を登った気持ちで拝見しましたよ。
それにしても体力あるな〜〜〜(笑)
たしかに雨降り山行は、ある意味いい勉強になりますよね。
自分も立っていられない程の暴風雨にやられ、
登山靴の中がタポタポでも歩きましたなぁ。
脱いでは、水を出すの繰り返しでした。
そーなると、どうでもよくなります!不思議と想い出に残っていますよ
死ぬわけじゃありません。雨に濡れるだけです!
完全に濡れちゃったら開き直りますよね〜〜〜わかるなぁ
年々、歳をとるとそれがヤダと思う気持ちの方が勝ってしまいがちで、
ついつい晴れた日にと日延べになってしまいます。
見直さなくてはならないという気持ちで拝見しました。
素晴らしい山行レコに感謝です!
お会いした時にでも、また思い出話聞かせてくださいね!
塩見岳については意外にも高低差がなくてそんなに厳しくなかったですよ
北アと決定的に違うと思ったのはハイマツが上に伸びてることかな?
北アのハイマツは横に伸びてますもんねえ
ただ、南アはどこも行程が深いよね
地味な山だと思ってましたが、山の意思というか、何か人格を持ってるような魅力的な山だったですよ
今回、実は初めて登山靴の中、タポタポ状態になりました
こんなの中学生以来かな?
最初は空しかったですが
そのうち、笑えてきました
あ、こりゃ、どうしようもないって感じで
もう、事実を受け入れる!考え方、感じ方を変える、って
ま、山でやるお酒はやっぱ美味しいです
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