岩手山(女王コマクサに会いに)
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- GPS
- 08:20
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,206m
- 下り
- 1,206m
コースタイム
9:30 第2噴出口跡 休憩
10:05 第1噴出口跡
10:20 コマクサ群落斜面
11:15 ツルハシ
12:20 平笠不動避難小屋到着 昼食
13:30 出発
14:25 ツルハシ
15:00 第1噴出口跡
15:15 第2噴出口跡
16:20 焼走り登山口到着
天候 | 下は晴れ、上部はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下の駐車場(砂利)には、トイレがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に砂礫の道が多いので、下りは滑りやすいので注意が必要です。 登山口に登山ポストがあります。 すぐ近くに焼走りの湯があり、下山後に汗を流すのに都合がよいです。 ちょっと足を伸ばして八幡平温泉郷まで行くのもよいでしょう。 焼走りの湯の食堂は、夜は17時からです。 |
写真
感想
昨年初めて見たコマクサを、今年も見に行きました。
昨年よりは1週間早い訪れです。
天気予報がずれて、梅雨前線が思いのほか北の方に押し上げられたおかげで、雨に当たらず、また岩手山も拝むことができました。
同行した友達は、そんなに山歩きをしているわけでもないけれど、せっかく行くなら登頂したいと言いだし、コマクサ目的で目指せツルハシのへなちょこな私は、ちょっと不安…。
朝から蒸し暑さを感じる登山口。
ダラダラと登って行く林の中は、まだ余裕があるので、木漏れ日が気持ちよく感じられました。
登山道の両側には、マイヅルソウが実を付けていました。
徐々に、登りが急なところが多くなってくると、息が上がります。
けれど、昨年と違い、一人じゃないのと頂上を目指すのとで、首から提げた2台のカメラも使わず、黙々と歩いていました。
歩き始めて40分ぐらいで小休止を取ったのですが、その直後、猛烈な倦怠感に襲われ休憩。
友達によれば顔面蒼白だったそうです。明らかに、酸欠状態。
でも、10分ほど腰を下ろし、水分と糖分も塩分も取って、少し回復しました。
そこからは、ペースを落として歩きました。
2.2kmの標識までが、とても長く感じられました。
第2噴出口跡まで1時間半。
ここに着いたというだけで、足取りが軽くなるのだから現金なものですf(^_^;)
昨年はここまで1時間50分掛かっているのだから、よほどいいペースなのです(笑)
友達は、長距離型なのでしょう。とても元気です。
ここまで来る途中に、落雷かと思う大きな音がしました。でも、それがその後も続いたので、自衛隊の演習だと分かりました。
登山道に鳴り響く、ズガンズガンという音、あんまり気分のイイものじゃないですね。
そこの自衛隊に知り合いいるから何とも言えませんが…(笑)
上から、空砲の煙がよく見えました。
ここからはカメラ解禁♪
ベニバナイチヤクソウのグループに始まり、気に入ったものを、あまり時間を掛けないようにしながら撮っていきました。
コマクサが近づいてくる嬉しさで、歩くペースは遅いですが、あまり苦しくはありませんでした。
2時間ほど過ぎたところで、コマクサの群落広がる砂礫帯の斜面に着きました。
上から下まであちらにもこちらにも見える、ピンクの可愛らしい女王様達に、ちょっと興奮。
どれを撮ろうかなと悩みます。
コマクサも気になりますが、もっと気になったのが、砂礫の急な坂。
昨年もこんなところ登ったんだっけ〜と、気持ちがしぼみます。
撮っては登り、撮っては登り。
あんまりゆっくりできないという気持ちもあり、結局、あまり撮り方を工夫することもできず、昨年並みの写真ですf(^_^;)
コマクサの中に、ハクサンチドリやミヤマハンショウヅルなどもチラホラ見えました。
昨年は、イワブクロとヤマハハコに囲まれた群落だったので、また違った絵になりました。
群落帯を登っている途中に、第2噴出口跡で会ったおじさまが休憩されていました。
おじさまは今日はここで引き返すとのこと。
山頂までは2時間はかかる、ツルハシ以降はすごい登りになると教えられました。
この時、私よりも友達の方がペースダウン。
お腹が空きすぎて力が出ない…アンパンマン…!!という状態で(笑)
何とか私のソイジョイをアンパンマン代わりにして、山頂は無理でも、せめて平笠不動の避難小屋まで頑張ろうということになりました。
私も昨年よりレベルアップの山歩きです。
女王地帯に別れを告げ、再び樹林帯に入っていきました。
軽い下りとか、傾斜の緩やかなところは気持ちよく歩けるのですが、急な岩場等は息が上がるので、ゆっくりゆっくり…。
ツルハシあたりで、シラネアオイを1つ発見!!
「あ!シラネアオイだ〜!!」と喜びの声を上げると、ちょうど通りがかったおじさまに、上にもっといっぱいあったよと教えられました。
避難小屋の手前にいっぱいあるとのことだったので、俄然小屋まで頑張る気持ちが強くなった私。
道々に見られる花々に癒され、シラネアオイの群落に喜びながら歩きました。
群落の規模としては小さい方なのでしょうが、私にとってはこんな群落見たことないですから!!
なんだか、メインはコマクサかシラネアオイか分からなくなってきました(笑)
カラマツソウやズダヤクシュに囲まれた登山道を登って行き、ツルハシから1時間ほどで、平笠不動前という標識。
前ということは、後ろもあるのかな…などと話しながら(あるわけ無いですね…)、森林限界のハイマツ帯を歩いて行くと…。
この日一番の事件発生!!
林の中では、小さな虫がブンブンうるさく飛び回っていたのですが、ここで、1匹のお馬鹿さんが、私の耳に入ったのです(>_<)
突然のことにパニック!!
耳の中でまでブンブン飛び回ったりはしませんが、でも、何かが入っている!!
いづい〜!!
とりあえず、ザックにヘッドライトがあることを思い出し、ライトを付けて虫をおびき寄せる作戦に。
でも、なかなか出てきません。
その状態でしばらく歩いても出てこないので、水が入ったときのように頭を振ってみました。
そしたら、ブーンって出て行ってくれました〜!!
しばらく、耳に何かがいるような感覚が残っていましたが、一件落着(^^)
養蜂所のような網を被ることも検討したいと思います…。
そんなこんなありながら、無事に、平笠不動の避難小屋に着きました!!
自分の足で登った最高峰です(笑)
この辺りも既に雲の中。
岩手山の山頂方面も真っ白です。
山頂への気持ちは、2人とも全くありませんでした。
ちょっと風はありましたが、外でお湯を沸かしてアルファ米と味噌汁で昼食。
デザートにサクランボ♪
避難小屋では数人の人が食事をなさっていました。
千葉から来たというおばさまも、山頂がガスの中なので今日はここで下山とのこと。
明日は早池峰に行くとのこと。
素晴らしい体力と気力です!
お腹も膨れたところで、平笠不動に別れを告げて、下山開始。
急な下りでしかも砂礫帯が多いので、ズリズリ滑りやすく、余計なところに力を使いながら歩きました。油断をすると、転びそうです。
登りの途中で見つけたけど撮れなかったオノエランを探しながら歩いたのですが、下りのハイペースに目がついていかず、残念ながら見逃してしまいました。
二人ともスキーヤーなので、ブレーキの掛け方が、スキーっぽいです(笑)
1時間で再び女王の群落地帯に戻ってきました。
ここの下りもなかなかにキツイです。
撮影も、足場が安定しないので、なかなか厳しいです。
でもここは、すぐ近くに株があるので、アップで撮りやすいですね。
コマクサは、もう来週には終盤なのでしょうね。
今年も楽しませてもらいました☆
女王様達に別れを告げて、あとはひたすら下るだけ。
だんだん膝が笑ってきますが、登りよりはずっといいです。
小休止のみで、3時間足らずで降りることができました。
私にはハードな山歩きでしたが、友達のおかげで、なんとか頑張ることができました☆
下山してすぐに、焼走りの湯で汗を流してさっぱりしました。
お風呂から上がると、避難小屋でお話ししたおばさま達も到着。
明日早池峰頑張ってください!と声を掛けました。
お風呂に入っているときに雨が降ってきたのですが、私たちが外に出る頃には、雨も止んで、岩手山がお姿を現しました!
やはり、私のために…(笑)
ウコンウツギだと思います。
それにしてもきれいに写真撮られていますね。
カメラがいいのか、腕がいいのか !?
ありがとうございます!!
ウコンウツギですね。
今年は花のレパートリーが増えて嬉しいです
お褒めいただきありがとうございます。
とりあえず、一眼レフ2台に三脚まで持ってひ〜こら言いながら登っているのですから、それなりに撮らなくてはなりませんよね
今度すれ違ったとき、一眼レフを2台持っていれば私かもしれません
こんばんは Springさん
私はまだコマクサを見たことがないのですが、不思議な形をした花なんですね。
今年中に見てみたいです
アオイちゃん(笑)もいましたね
デジイチ2台って すごい
これからも良い写真撮ってくださいね。
こんばんは
コマクサ、面白い形していますよね〜
私が見てきた場所はもうじき終盤ですが、岩手山の頂上のお鉢などはこれから見頃のようですし、他の地域でもきっと標高の高いところはまだ楽しめるんだと思います。
ぜひ見に行ってくださいね
アオイちゃんもたくさん見られて、満足満足です〜
こんなに見られるとは思っていませんでした。
どうしても、ズームもマクロも…と欲が出てしまいますので
キレイなものをキレイに残せるよう考えて撮れるようになりたいです…。
平笠不動までいかれたのでしたら、山頂まで行く日も近いですね
岩手山は眺めても良し…ですが、登ればもっと良しの世界が
デジイチ2台に三脚担いだなんて、すごいです。
pomchan4さん こんばんは!!
友達が一緒だったから、平笠不動まで頑張れましたよ〜
この日も、天気が良かったら、避難小屋に荷物デポして山頂を目指したかもしれません。
でも、山頂がどこか分からないほど、周囲は真っ白でしたもの
また行く口実ができましたよ
山頂目指すときは、花に期待をしない頃、
素晴らしいです。
コマクサはなぜかあまり縁がないんですよ。群落をたまに見たいと思いましたが、咲いてるところはどこも人が多そうで敬遠していました。でも焼け走りのコマクサは巨大だとか、一度見ないとな〜と思いました。
まもなく山頂に立てそうじゃないですか
kiyoshiさん こんばんは
焼走りコースはちっとも人は多くないですよ。
写真を撮るのに夢中で気付かないのもあるかもしれませんが
山頂を目指さなければあまり会わないはずです!
楽しみは取っておかないといけませんよね〜
いつになることやら
いっぱいですね! コマクサとても綺麗です。
また来年、会えればいいなぁ〜
XNRさん こんばんは!
日頃の行いよろしく、予定通り行ってくることができました
XNRさんのような快晴とは行きませんでしたが。
これからもレコを参考にさせて頂きますね
来年もこの女王達を見に行きたいものです
岩手山のコマクサも、とても素敵ですね。 今度長い休みがとれたら、是非とも東北の山も登ってみたいです。
sssさん こんばんは
やはりコマクサの色は薄めですよね。
ぜひとも東北においでください
お待ちしております〜!!
こんばんは。
7月上旬だとコマクサも見頃なんですね。
それにサンカヨウもこの時期だと見れたんですね。
花びらが濡れて透ける感じのサンカヨウを見てみたいんですよ。
白っぽいハクサンチドリ、初めて見ました。
しかし一眼レフを2台持ち歩くなんてすごいですね。
一眼レフ欲しいなぁとも思うんですが、なかなか手が出ません
tingurumanさん こんにちは
今年は花全体的に遅れがちですが、焼走りのコマクサはそんなに遅くなかったようです。
昨年は7月の3連休に行って、終わりかけでした。
サンカヨウもほぼ終わりでした。
透けるような感じのサンカヨウを見るには、朝露に濡れている時刻を狙わねばなりませんね!
一眼レフは、できれば1台にしたいのですが、ズームもマクロも広角も…と欲が出てしまい、レンズ交換の手間を省くために2台持っていったのです。
つまり、ずぼらなのです…
だいぶ小さくてお安くなってきたので、持つ人は増えましたよね。
ただ、レンズははまると大変です(笑)
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