甲斐駒ケ岳〜雷鳥に出会う
- GPS
- 07:30
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,199m
- 下り
- 1,193m
コースタイム
仙水小屋 08:20
仙水峠 08:50
駒津峰 10:10
甲斐駒ケ岳11:40-12:30
駒津峰 13:10
双児山 13:50
北沢峠 14:50
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
南アルプス市営芦安駐車場より路線バスまたは乗合タクシーにて広河原へ(1時間:片道1100円) 広河原→北沢峠間も路線バスを利用(25分:片道750円[乗車500円+荷物代250円]) *南アルプス市公式ホームページの観光情報に 登山バス・乗合タクシー時刻表、駐車場の情報等の詳細が掲載されています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北沢峠にある山小屋(長衛荘)に登山ポストがあります 長衛荘前に綺麗な公衆トイレ(チップ制)。 仙水峠へはバス道を500mほど戻った辺りに道標があります(左方向へ) 仙水峠までは樹林帯の中を歩きます。何度か沢を渡渉したり、 少々道がわかりにくい箇所がありました 赤いペイントやリボンの目印がありますので見落とさないよう気をつけましょう。 そのほか特に危険な場所はありませんでした。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
関東甲信越地方の梅雨明けが宣言され午前中はとてもよい天候に恵まれました。
もっと暑くなるかと思いましたが、この日は湿度も低く風もさわやかで快適な山行でした。
芦安より午前5時10分発のバスで広河原に向かいました。
バスは何台か発車があったのですが、混み合いまして広河原までの1時間はバス内で立っての移動になりました。
乗り合いタクシーも運行されているのですが、利用者が多いためか、すでに便がありませんでした。
道中は長いワインディングロードが続き、少々バス酔いしたもようで広河原に着いたときには気分がすぐれなかったのですが、
北沢峠行きのバス乗換えまでに30分ほどありまして、その間で回復に努めました。
北沢峠に着き、歩き始めた頃はまだ気分もすぐれなかったのですが、
仙水峠へ向かう北沢沿いのルートはとても涼しく快適で歩いているうちに完全復調しました。
この道は仙水峠まではひじょうにゆるやかで日差しのない樹林帯の中を歩きますので、体を徐々に高度順化させるべく、良い感じで歩けます。
仙水小屋を超えるとすぐに眺望が開け、後方に仙丈ケ岳の美しい山容が見られます。ほどなく仙水峠に到着すると
ここは見晴らしの良い場所で正面に大迫力の摩利支天、その奥に目指す甲斐駒ケ岳が顔をのぞかせています。
仙水峠より再び樹林帯の中を進むのですが、ここから駒津峰までは500mほどの標高差を一気に登る急登になります。
駒津峰ではすでに高度は2700mを超えて甲斐駒ケ岳の山頂が目の前に感じられる場所なのですが
この頃からガスが出始めてここからはそのピラミッドの全容を見ることはできませんでした。
ここは双児山ルートとの合流地点になりまして多くの登山者が休憩していました。
駒津峰を越えるとやや大きい岩越えのアップダウンが続きます。やがて直登と砂礫の斜面を歩くルートの分岐が現れました。
多くの方は斜面ルートを選択していたように感じました。山頂までは残りわずかで
少々ガスも出ていたのですがはっきりと視界に捉えながら登っていくことができました。
白砂の砂礫斜面からは眺望の素晴らしく、また岩陰には高山の花々も綺麗で南アルプスの高山を歩く喜びを存分に味わいました。
山頂に着いた頃には雲が厚くなって濃く遠方の眺望はありませんでしたが、雲の切れ間から差し込む光が摩利支天の頂を幻想的に照らしていました。
山頂でしばし休憩し下山しようとした矢先…雷鳥と遭遇しました。しばし山頂に留まっておりまして何枚か写真に納めることが出来ました。
その動きはなにかとてもユーモラスでダンスを楽しんでいるかのようでした。かなり人の近くに接近しても堂々としておりまして感動でした。
下山は双児山経由で北沢峠へ戻りました。天候も悪化し始めてきており、また広河原行きのバスが最終15:30発車でしたので少々急いでの下山になりました。
下山途中には、駒津峰からは鋸岳、双児山からは北岳などもはっきりと見えました。
バスに乗り込むと雨が降り出しました。広河原から芦安までは乗合いタクシーを利用しました。マイカー規制で交通量が少ないこともあってか
タクシー運転手の運転がスーパーハードでビックリでした‥行きはバスで1時間程度かかった道のりを40分弱ほどで走ったようです。雨もあったので恐かった…
甲斐駒ケ岳山行は素晴らしいものでした。また訪れたいと思いました。
ただ、立ち乗車のバスや乗合いタクシーのドリフト走行?がマイナスポイントでした。
黒戸尾根コースを行けばその心配もないわけですが、私の技術・体力ではちょっと無理だと思います。
今回の山行で撮影したものから3分間ほどのダイジェストムービーを作ってみました。
終盤に雷鳥の映像があります。その素早い動きに撮影は追い付いていけてませんが…お時間がございましたらぜひご覧ください。
biscuitさん
はじめまして
僕は翌日に登ってきました
仙水峠からの雲海と摩利支天は圧巻でしたね
すぐにガスが上がってきたのが残念でしたが
趣深い山行きになりました
yui7505さん はじめまして
コメントありがとうございました。
yui7505さんの山行記録を拝見しました。
10日も午前は良い天気だったのですね。
最後は雨に降られてしまったようで大変でした。
詳細なレポートで、yuiさんの報告を見た後に登ればもっと甲斐駒を楽しめたのにと思いました。
これからのレポートも私の山行計画に活用させていただこうと思います。
良い山行には情報収集、そして無理のない計画が大切ですね。
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