石鎚山(土小屋から)
- GPS
- 04:00
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 851m
- 下り
- 850m
コースタイム
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 3:59
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
登山口である土小屋へ行く前に、途中にある面河渓にまず立ち寄った。面河渓の五色河原や亀腹岩などの景勝地が見られた。五色河原の水もきれいで、水遊びしている家族連れがとても羨ましかった。すぐ近くには国民宿舎もあり、いいところだなと思った。ここから先の道は石鎚スカイラインを走る。18kmの道を登り切ると、登山口の土小屋に到着。9時で駐車場はもういっぱいになっているほど、たくさんの人が来ていた。標高が1500mほどあるので涼しかったが、日向は刺すような光が差し、少しいると汗が出るほど暑かった。石鎚神社に安全登山を祈願した後、9時40分に出発。この土小屋コースは山頂に最も近いこともあり、普通の格好で登っている人や親子連れがたくさんいた。石鎚山までは4.6kmの道のりだが、その多くは平坦な道となっている。標高のあまり上がらない前半は、ブナ林の中と大峰奥崖道でよく見る笹に覆われた尾根道。3kmほどはそんな感じなのでハイキングのようにしてすいすいと歩けた。しかし二の鎖小屋小屋から先は百名山らしくなってくる。表参道に合流してどっと登山者も増えた。ここから先は難易度の高い鎖場か、それを避ける桟道や階段の迂回路となるが、遠路はるばる四国まで来たので、鎖場で登る方を選んだ。はじめは二の鎖。子どもやお年寄りの方も挑戦していて渋滞が発生し、なかなか先へ進めず待たされるところもあった。ただ手や足を引っ掛ける岩があったり、足を置ける鎖があったりしたので、それほど苦戦はしなかった。次は三の鎖。こちらは先ほどよりきついせいか挑戦者は少なく、待たずに登れた。体全体を使って登るのは楽しかったが、鎖がぶら下がった場所などはかなり登りづらくて、力に頼って登らなくていけなかった。明後日あたり筋肉痛になりそうだ。三の鎖を登り切ると、石鎚神社頂上社を祀る弥山の山頂へ。隙間もないほどたくさんの人で溢れていた。ここで荷物をデポし、石鎚山最高峰の天狗岳を目指した。片方だけ崩れてなくなってしまったような山容の天狗岳は、はやり半分だけ雲に覆われて異様な雰囲気を醸し出していた。弥山からはすぐの場所だが、岩場が多く渋滞ができていた。でも先ほど登っていた三の鎖と比べたら、まだ少し余裕があった。15分ほどで天狗岳に到着。土小屋から2時間半かけて、かなり疲れはしたが、雲っていたはずの山頂からは遠くまで景色が見渡せて元気が出た。北は瀬戸内海。東には瓶ケ森方面の1800m級の山々。南は四国山地らしいどこまでも連なる山々。こんな素晴らしい景色が、全方位で見られたなんて本当に幸せだ。後ろの人に自分との写真を撮ってもらった。帰りはほぼ元来た道を戻っていった。時々目の前をひらひらとアサギマダラが飛んだり、クロヒカゲが私の歩く方をずっと先回りして飛んだりして面白かった。土小屋には予定より少し遅い1時40分に到着。往復で4時間ちょっとかかったことになる。天候に恵まれた素晴らしい山行になった。
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