記録ID: 1232824
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沢登り
大峰山脈
前鬼川深仙俣谷遡行 (前鬼川支流)
2017年08月19日(土) ~
2017年08月20日(日)
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体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 25:34
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,197m
- 下り
- 1,180m
コースタイム
天候 | 8/19 曇り後晴れ 8/20 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この時期は沢登りに訪れる方が多く、駐車場所は既に満車でした。 稀にマナー悪い停め方される方も居るのでお互いに思いやりましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前鬼車止めゲートから入渓。 黒谷吊橋から2段10mの滝までは快適な沢歩きが楽しめる。 2段10mは左岸を巻き滝上部で対岸へ転じる。 増水時は足を取られるので、不安ならフィックスを張ると良い。 若しくは沢靴のソールを意識し、しっかりとスメアリングして渉る。 10mを越えると一番の見所でもある長いナメ床を楽しむことが出来る。 三重の滝の下部、箱状の廊下は左岸から巻いて進む。 垢取離場からは左岸を巻き、適当な場所で川床へ戻る。 二俣の手前で右岸に残置フィックがあるが利用しなかった。 泳ぎで滝の岩に取付き、身体を挟んで攀じ登り岩を越えて進んだ。 単独ではない場合は右岸でショルダーで越えて後続を引き上げると良い。 二俣を左俣(深仙俣谷)へと進む。孔雀又谷は右俣へ進む。 深仙俣に入ってすぐ、2条12mの滝が懸る場所が核心部かもしれない。 滝に挟まれた中央リッジをフリーで攀じ登るが手も足も微妙に悪い。 ヌルヌルのスローパーがほとんどでカチで持てる場所が少ない。 不安ならかなり手間から左岸から高巻きで進むことが出来そうだった。 遡行を続けると次第に水が少なくなり、ゴーロが目立つようになる。 適当な高台で幕営。 野生動物よりも地虫が脅威な夜だった。 翌朝は6時半に幕営地を出発。 ここからのルーファイが大変だった。 空鉢谷、深仙俣谷、大日谷、杖谷と一気に谷が合流する地点になる。 大きな谷を進むがそれが空鉢谷だと気付き、直ぐに軌道修正をかけた。 藪が多くて谷の入口を見逃してしてしまったようで、とにかく判り難い。 一旦は水が涸れるが、深仙俣の1,020m辺りで潤沢に水が流れていた。 給水するならこの辺りが最後となり、上部では補水する場所はない。 地図にない支流が多く、水線を書いた地図が役に立たなくなり難しい。 常に方位を見ていたが、間違って大日岳に続く尾根に乗ってしまっていた。 四天石の第一石の麓に出るはずが、かなり遠く右方向に見えていた。 大日岳から伸びるルンゼをかわした際に方角を見誤ってしまったようだ。 信用できる支点もなく、8mm×30mで懸垂するには短く長さが足りない。 恐る恐るクライムダウン。 いつ崩れるか分からない脆い岩を掴み下りる。 かなり戻って地図表記の無い谷を2本越えてようやく深仙ノ宿へ伸びる谷へ。 顔を覆い隠す程のシダと笹薮を掻き分け足を滑らしながら尾根へ取付く。 ようやく眼前に見えたのは四天石の第一石。 目的だった場所へ詰め上がった。 巨大な岩の下部には洞窟があり、ここが十一面ノ窟と呼ばれる行場。 窟の中には真新しい札と道具、使い古された毛布とシュラフが残置されていた。 今でも籠り行が行われているのか、修験道の厳しさを窺い知ることが出来た。 更に急斜面の藪を進み、第四石の水場、香精水へ辿り着いた。 新たにやかんが置かれており、給水しやすくなっていたので助かった。 深仙ノ宿はかなり綺麗に整備されており、快適に泊が出来るようになっている。 整備に尽力されている新宮山彦ぐるーぷの方々には感謝の気持ちで一杯だ。 後は奥駈道を経て前鬼へ降り、駐車している車止めゲートへと戻った。 |
その他周辺情報 | 国道169号線の杉の湯さんで入浴可能。 モンベルカード提示で割引あり。 17時まで入浴できるが受け付けは16時半くらいのようだ。 混雑時は受付を早めに切り上げるらしいので要TEL。 馬酔木さんの焼肉はリーズナブルで定食も美味しい。 |
写真
装備
個人装備 |
ファイントラックスキンメッシュ上下
ファイントラックラピッドラッシュ上下
沢靴(フェルトソール)
ヘルメット
ハーネス
8mm*30m
120スリング
60スリング
カム
ハーケン
ハンマー
8環
ATC
安全環付カラビナ
カラビナ
ツェルト
マット
コッフェル
食料
行動食
携帯浄水器
メディカルキット
地図
コンパス
ヘッドランプ
アプローチシューズ
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