ベニガラ谷
- GPS
- 32:28
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,412m
- 下り
- 2,403m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
九州でも指折りの渓相を誇るという、ベニガラ谷に行ってきました!
入渓ポイントは御泊から払鳥屋方面に伸びる林道(写真1)。
林道沿いに建つ緑屋根のログハウスを目印にして・・少し下った林道脇に駐車してから入渓。しばらく進むと巨大堰堤(写真2-3)が出現。堰堤を右に巻くと伏流に変わり、しばらくは広河原(写真4-6)歩き。その後、数百メートルの美しいナメ(写真21-23)やゴーロを通過して、さんしょう谷と出会う。出会いにて釣り師PTと出会うも・・彼らはさんしょう谷を詰めるとの事。助かります。
しばらく進むと8m直瀑(写真25)と出会う。直登できそうだったが取り付いてみると・・・どうも無理のよう。右に巻く。
770mで2段15m(写真33)の滝と出会う。写真のように下から見上げると3段に見えるが実は2段で3段目は支流。本流は左に屈曲しています。ここも右に巻いて2段滝頭に戻る。今回、巻きがすこぶる順調だ。
その後、美しい釜やプチ滝を乗り越えて860m三差路の出会いで幕営。三叉路出会いにフラットな場所がある。テン泊適地はこの辺りが限界かと思います。
翌日0540起床、0650出発。
今日は核心&長い下山がある・・メンバー全員朝から気合を入れる。
テン泊地から三差路になっているが、水流の濃い右筋は支流です。本流は真ん中の枯沢です。
枯沢を詰めると再び伏流が終わり水が出てきます。高度を上げるにつれ左右の壁が迫って段々とコワモテに・・それらしくなってきます(写真41)。
まずは関門と称される15mのゴルジュ滝(42-46)。ここはカムでランニングをとって左から登りあがり、抜け手前で右にトラバースして滝頭へ。その直後に2mほどの小滝(写真47)。手がかりあまりないので慎重に。
その後、一見核心っぽく見えるが・・・実は右岸(左側)に草付きバンドがある大滝(写真48-49)。その草付きを伝えばノーロープで抜けれます。
そして、ラスボス的な登場でベニガラ一番の核心・・ハングした15m大滝と出会う。
確かに見たところ取り付く島もない感じですが、事前の資料調査で右に巻けることが分かっている。取りあえず左岸岩壁沿いに右上がりトラバース。その後大滝から離れないようにやや左に戻りつつ木登りクライミング。しばらく木登りすると調査資料にあった、岩茸のびっしり生えた3〜4人立てる程度の小テラス【その1】(写真52-53)に至る。ロープを出して次はスタカット。トラバース&リッジの乗越〜プチクライムダウンで約10mほど進み岩壁裏の小テラス【その2】(写真54-55)へ。確保を取り、10mほど懸垂して小テラス【その3】(写真56の上部、人が立っているところ)へ。ここ狭もいが立派なテラスです。ここから15m懸垂して核心15m滝頭へ。巻きに要した時間は1時間。ピンポイントでの戻りに全員すっかりご機嫌。
しかし、パーフェクトな沢もここまで。核心を抜けてウハウハのメンバ全員・・読図を忘れて一見本流のように見えるガレ谷方面へ邁進!
・・・・これが致命傷でした(泣)本当は懸垂下降で戻ったポイント左岸の立ったナメ滝が本流なのに、遡行しやすそうなガレ沢をひたすら進み、気づいたら稜線へ!高度1300m。地図上では稜線に出会うのは1500mなのに200m低い!?
一般道にて小休止も併せて読図&GPSで答え合わせをして・・・支流を詰めてしまったことに気づくw
一同、落胆しながらも8割方は遡行でき、かつ核心を全員無事で抜けれた喜びで・・・嬉しいようなガッカリなような気分で一般道を3時間で下山。林道に至り40分歩いて入渓ポイントへ。
まぁ、致し方ないです。とりあえず核心は抜けたので良しとしましょう・・・。
完全遡行は来年以降に持ち越しです〜。アッチョンブリケ
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