【テン泊】栂池〜白馬岳(&清水岳)〜不帰嶮〜唐松岳〜八方尾根
- GPS
- 56:00
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,167m
- 下り
- 2,151m
コースタイム
天候 | 7/23(土)曇り一瞬晴れ、7/24(日)曇り一時晴れ、7/25(月)曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
<下山後Taxi>八方〜栂池(3,000) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【栂池〜白馬岳】危険箇所なし、乗鞍岳手前に雪渓あり。 【白馬岳〜清水岳】危険箇所なし、ハイマツ&下草の朝露でパンツずぶ濡れ(朝一番の行動時には、レインウェアのズボンを履いた方が良い) 【白馬岳〜天狗山荘】山荘手前に雪渓あり、昨年よりタップリ残っていた。 【天狗山荘〜唐松岳】‥袈蕕梁膕爾:気の抜けない急傾斜のガレ場が続く。不帰嶮:一峰〜二峰迄は、小屋泊まり装備ならなんてことないが、テント装備だと緊張する岩場が2〜3箇所あり。それ以外は普通。 【唐松岳〜八方池山荘】危険箇所なし、丸山ケルンの先に雪渓あり。 |
写真
感想
無理無理、妻と月曜休んで3連休。(うちの職場は夏休みというものは無いので、有休を使って自称夏休みとする。因みに妻も同じ。)
が、どこに行くか毎度のことながら全然決まらず。先週テン泊だったし、小物の詰め替えとか面倒だからそのままテントにしちゃおう。
それでいつも日帰りとか1泊で駆け足山行している白馬・不帰方面へ2泊で行ってみよう!そうしたら行ったことのない清水岳まで足を伸ばして花見のお散歩もできるし。それと、不帰をテン泊装備で越えてみよう。小屋泊まりで何度も来ているが、テン泊装備で越えるのは初めてなので今回のメインとする。
入山口を猿倉から行くか栂池からいくか迷う。妻は猿倉からの大雪渓登りが好きだが、落石多いしなぁ。去年も杓子方面から大量の落石が来てアセッたし。
なんて思いながら金曜の夜自宅で寝てしまい、ハッと気づいたら朝の5時!「5時???」と妻と目が点に!
今から東京から白馬まで移動して登山開始したとしても10時スタートとなる?仕方ない、今日は大池のテン場までとするか、と栂池へ向かう。
が、天狗原までの大勢の観光客を抜きつつ大池へ着いたらまだ午前中でした。こっから2時間、テン泊装備でも2時間半あれば白馬に着くでしょう。と、予定どおり白馬へ向かう。
さすが、花の季節だけあって登山者も超多い。個人・団体とりどり。小蓮華あたりでガスったが、三国境で雪倉方面の稜線が。この雪倉〜朝日の稜線も実に良いところなので何度でも行きたい。とうっかり右手に行きそうになるが、おっと今日はこっちだったと白馬へ。
そしてテン場に着いたらおおっー、15時前だけどものすごい数のテントが既に張られているではないですか?さすが10時スタートは遅れをとったな、とその時点で一番端っこの方に張る。
しかし、それから妻がケーキセットを食べに行きたいといい、食べにいったりしているうちにさらにテントが増え、我々のテントもすっかり囲まれてもっと奥まで張られていた。最後に到着した方々はなんと19時頃。すごいなあ・・・。トイレに行くのも他のテントの張り綱を踏まないよう迂回というか障害物競争状態。
夜も隣に張られた女子高山岳部の皆さんが賑やかでした・・・。
テントで(妻が)白馬ワインを飲みながらまったりしました。
翌朝。ガスっているが予定どおり清水岳まで往復することに。おおっ、サブザックが軽い!
天気もどんどんよくなってこのルートお花が満開なおかつ人が全然歩いていない。祖母谷に抜ける人6名と同じように往復してるっぽい数名としか行きあわなかった静かな尾根。この道、来たかったんだよね〜。小屋のお兄ちゃんに「ところどころルートが判りにくいですよ」と言われましたが、どこが判りにくかったのかと思うほど判り易かった。
そして目の前の剱、槍穂等も見え、お花は満開だし、貸切だし、旭岳、小旭岳を経て清水岳へ。予想どおり良かった。
さて、テン場に戻り、腹ごしらえしながらテントを撤収し、天狗まで移動する。杓子、白馬鑓へ続く道はほんとスカイロード。いつ来ても楽しい。今日はテント装備が重いので杓子の山頂は今日はパス。ガスだし、ここの山頂に上がる道はザレていて登りにくいし。
白馬鑓へ直接向かう。鞍部から見上げる白馬鑓は聳え立つ感じで皆さんここで立ち止まって上を見上げて溜息ついてますが、取り付いちゃうと意外とすぐなんです。
山頂はいつもたくさんの人。話を聞くと皆さん鑓温泉へ向かう人たちでした。
鑓温泉かあ。いつも行きたいと思いながらも素通りのみで温泉に浸かったことはない。
天狗山荘に到着。いつも静かないいところ。ここも水場が冷たくて良い。昨日と違って今日は2番目に到着したので好きな場所にテント張り放題。
午後中まったりする。白馬鑓が見えたりガスッたりするのを眺め、お花を眺めながらぼっーとする。夕方雨が降ってきた。明日の朝には止んでいるといいな。
夜はとても静か。
翌朝。うーん、ガスガスですが、雨は降っていないし風も弱い。テン泊装備での不帰越え行こう!前に小屋泊装備で強風の不帰越えしたときと比べればましか?
しかし、テン泊装備は重かったし、デカいザックが岩にあたってバランスを崩しやすいので要注意。
まあでも逆方向からも含め、何度か歩いているのでルートが読めるから助かる。ここを越えたらああなる、と思い出せるので・・・
天気も天狗の頭付近から回復。剱や五竜や鹿島槍もよく見えた。
難所というほどでもないけど、少し注意が必要なのはアングル(桟道)の手前の岩場位。不帰二峰北峰を越えてしまえばあとはラク。
唐松の山頂からの景色は今日はいまいちなので、そそくさと山荘に下る。(余談ですが、ここは観光客も多いせいか、なかなかお値段も高くてトイレは200円。前に暴風の不帰越えしてきてあまりに寒くて休憩料を払って休んだことがあるが、休憩料を払って休んでいたら、通りかかる小屋の方がその都度全員「休憩料払ってますか!?」と詰問してきてその度に領収書を見せて難儀したことが。教育が行きと届いているなと変なところで感心。)
横道それたが、そこからの下山で八方池近くになってからジャージ姿の中学生の集団登山と行きあい、さらに池から下は大量の観光客が!!いつも人が多いがこんなに多いのは初めてみたかもと思うぐらい多かった。
八方から乗ったタクシーの運転手さんによれば、白馬中学の皆さんらしい。これまで大雪渓を登っていたが、保護者の反対にあい唐松に変更になったとのこと。
ということで、テン泊装備の不帰越えと清水岳往復という当初の目的を達成し、満足の山行。が、仙塩尾根より水場があるということでやや水を軽量化したものの23kgはやはり重かった・・・。
(隣で妻が「お花の写真が全然載っていない!」と文句たらたら。確かにコマクサを始め、多種のお花が咲いており、それなりに撮ったんですが・・。)
白馬〜不帰の瞼〜唐松、お疲れさまでした。
やはり足が早いですね、あの時間から歩き始めて白馬岳には3時のおやつ前に着くんですから。
もっとも奥様にはケーキセットと云う人参がぶら下がっていたからでしょうか?
このコース、鹿島槍、爺ヶ岳までを先週の3連休で歩こうと思ってたとこなんです。
意志が軽いので急遽誘われて剱岳の方に転進してしまいましたが・・・
不帰の瞼、テント泊装備で通れるか疑問だったのですが、
pengin22さんは軽く通られてしまったようですね。
テント担いで行くかずっと迷ってたんですが。
このレコは6月の真教寺尾根の赤岳、先週のテン泊の分と同じくお気に入りに登録させていただきます。
近い内にこのルートに出かけてみたいと思いますので参考にさせて下さい。
あ〜、それから、pengin22さんが6月24日〜25日に歩かれた真教寺尾根、
そっくり真似させていただいて日曜日に行ってきました。
pengin22さんの時とは違い、天気にそこそこ恵まれたお陰で楽しかったです。
特にキレット〜ツルネのピークまでの間にコマクサの群生が何箇所も見られて驚きました!
横岳方面に行かないとコマクサは見られないとばかり思ってましたので。
とっても得した感じです!
コメントありがとうございます!
noborundaさんなら、テン泊装備でも全然楽勝ですよ
朝普通に歩き始めれば、1日目に白馬三山を経て天狗まで行けますし、不帰は別に注意しながら歩けばなんてことないです。(因みに五竜〜鹿島槍間の八峰キレットはもっと楽です。)
難易度的に大キレットを10とすると不帰は5、八峰は2、という感じです。
最も大キレットも数年前に梯子とかボルトが強化されてからそれ以前に較べると難易度は下がりましたが。。
真行寺〜権現一周コース行かれたんですね!日帰りとは凄いです。あのルートはコマクサは小屋付近にたくさんあるし、お花もたくさんで人も少なくて大好きなところです。
あとでnoborundaさんの方にもお邪魔しますね!
先ほどはコメントありがとうございました
清水岳ですれ違った者です。
奥さまは黒い虫よけネットされてましたか?
一瞬だったので記憶違いだったらすみません。
レポを拝見した限り、テントは白人さんチームのご近所さんだったでしょうか。
僕はPengin22さんの対岸に居たかもしれません
清水岳、いいところでした。
そうそう、ピークの往復だと思ってた後続のマダムが
祖母谷温泉まで下って行かれました。うらやましい〜
天狗山荘の水も冷たくて美味しいですね。大好きです。
妻は冬以外は大抵虫よけネットを装着しており、よく驚かれます。(でも、どんな虫よけスプレーより効果的だとか。)
テントも外人さんの真ん前でした。お近くだったのですね(^^)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する