塩見岳 〜原田芳雄さんに捧ぐ〜
- GPS
- 31:30
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,780m
- 下り
- 2,780m
コースタイム
林道ゲート前駐車場6:01 ⇒ 鳥倉登山口6:36 ⇒ 塩川コース分岐8:29 ⇒ 8:55三伏峠小屋
三伏峠テント場9:39 ⇒ 塩見・烏帽子分岐9:41 ⇒ 水場分岐9:45 ⇒ 10:23烏帽子岳11:03 ⇒ 11:36三伏峠テント場
▼2日目
三伏峠テント場5:05 ⇒ 三伏山5:14 ⇒ 本谷山5:47 ⇒ 塩見小屋6;54 ⇒ 7:40塩見岳山頂8:00 ⇒ 10:40三伏峠テント場
三伏峠テント場11:47 ⇒ 鳥倉登山口12:57 ⇒ 13:31林道ゲート前駐車場
天候 | \欧譴里遡訝羆 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大鹿村役場で国道152号を右折、大河原地区で鳥倉林道へ。 駐車場は20台程度。 ※鳥倉林道は舗装されているが、ガードレールのないところが多いので要注意。 また、バス路線でもあるので、すれ違いにも要注意。 ※ストレートに向かうと、コンビニ等はなし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼登山ポスト 林道ゲート横および鳥倉登山口にあり。 ▼登山道状況 塩見岳へのルート [啼札押璽函祖餐凖仍蓋 舗装された林道。ほぼフラット。見晴らしが良い。 鳥倉登山口〜三伏峠 樹林帯の中。斜面を登った後、トラバース気味に進む。丸太の桟道が滑りやすいので要注意。 三伏峠まで1/10〜9/10と「小屋まであと200歩」の標識あり。 三伏峠〜三伏山 軽い登り。山頂は見晴らしが良い。 小屋で時間が余ったら散歩するのに良いと思う。 せ杏山〜本谷山 樹林帯の中。小刻みなアップダウンがある。帰りは相当こたえる。 に榁山〜塩見小屋 樹林帯の中。本谷山から下り、ピークをすべてトラバースしての水平移動。 枯れ沢を渡ったら塩見小屋まで直登。ピークの左側が小屋。 ケ見小屋〜天狗岩 稜線。目の前に見える天狗岩(前峰)に取り付く。山頂と勘違いしないように。 ε袈藉筺善見岳 稜線。天狗岩から一度、コルへ降りる。そこから山頂までは岩場。 鎖や梯子が設置されるほどではなく、危険はない。 しかし、九十九折なので、落石を起こさないように要注意。 山頂は西峰と東峰があるが、離れていない。 烏帽子岳へのルート 〇杏峠〜水場分岐 樹林帯の中。整った道。 ⊃緇貶岐〜ガレの縁 お花畑の真ん中を登る。保護柵の中に入らないように。 ガレの縁〜烏帽子岳 稜線。時折樹林の中。見晴らしが良い。烏帽子山頂は塩見岳の展望台。 お花がきれい。山頂はのんびりできる。 ※コース全般、危険箇所はなく、道は整っていて歩きやすい。 ▼水場 林道ゲート駐車場に水道あり(要煮沸) 登山口〜三伏峠…沢はあるが要煮沸 三伏峠…小屋から往復30分(要煮沸) 三伏峠〜塩見岳…水場なし 各小屋では飲料が販売されている。 ▼トイレ 林道ゲート駐車場…男女別水洗トイレ。トイレットペーパー有。 登山口…簡易トイレ3基。 三伏峠小屋…トイレ7基。使用料100円。トイレットペーパー有。 ※水洗トイレもあるが、小屋受付にて申込み。200円。 塩見小屋…未確認 ▼温泉・食堂・土産 大鹿村近辺では期待できず。 中央道・松川IC付近にあり。 ▼山バッジ 各小屋で販売。 |
写真
感想
原田芳雄さん遺作「大鹿村騒動記」より、大鹿村からの登山を考えた。
大陸からの高気圧で、天気はいいが涼しげなのでテント担いで南アルプスへ。
人が少なそうな塩見岳を選択。しかし、朝5時に駐車場に着くと、すでに満車状態。しかもみんな準備し、出発していく。車もどんどん来るし、バスも来た。
本日は三伏峠までの予定なので、仮眠とってから、ゆっくり登ろうと思っていたが、なんだか殺伐としている。
空気に流されて、寝不足・運転疲労が抜けないまま出発。
いきなりのアスファルト歩きがこたえる。展望が良いのがせめてもの救い。
やっと登山口に着くも、展望のない樹林帯に突入。ブナの森を期待したが、植林帯。「東海林さんの庭」らしく、少々幻滅。
けっこう登ってきたなと思ったら、「1/10」と標識にがっくり。まだまだ遠いなぁ…
ダラダラした感じが続き、なんだか精神的に疲れた。でも、「5/10」が過ぎたあたりから、標識の間隔が短くなってきているようで、なんとなく登ってきているという実感が。
でもやはり、トラバース気味な道なので、峠に向かっている感じがしない。なんだか、いつもは嫌がる直登を、待ちわびている自分がいる。変な感じだ。
塩川コースが合流。ここからが急登っぽい。「9/10」の標識が。あと少しだ。上が明るくなってきて、峠が近いことを実感。道がなだらかになったところで、「小屋まであと200歩」の標識が。一歩一歩数えながら進むと、樹林の隙間に小屋が見えてきた。これなら200歩いかないな、と気分よく進むが、結果は210歩。
あぁぁぁ…
小屋でテントの受付と自棄ビール2本。
テント場は4段になっていて、きれいに整地されている。すでに10幕はあるかな。昨日から来ている人が多いようだ。
木々の隙間から塩見岳が見える場所を物色し、一等地にテント設営。時間的に塩見岳に行けそうだが、ここはあえて行かず、烏帽子岳にお花を見に行くことに。しかし、いつの間にビール2本が空になっていた。アルコールの力は凄い。
お花と会話している自分がいる…
私もいよいよめでたくなってきたな。
山頂に何人かいたので、一期一会を楽しむ。そのうち、みな、ラーメンを作り出したり、おにぎりを食べだしたりしたので、私も空腹に耐え切れず、雷鳥を捕獲…はせず、先に下山し昼食にした。
まわりを見ると、缶詰やアルファ米、パスタなど手軽なものが多い。そんな中、粉をコネコネ、生卵を割り、千切りキャベツを投入。お好み焼きを焼く。具は、最近価格が急落したのを見逃さずに買った、国産和牛。ソースをかけ、鰹節をパラパラ。
う〜〜〜ん、たまらん。作っているだけでビール1本空ける。
テント場に匂いが漂う。
自己満足的なやぼったい匂いも漂いまくる。
寝不足のせいか、異空間の扉が開きだしたので昼寝zzz…
16時過ぎに目を覚ます。目覚めのビールを飲みながらまわりを見ると、みな食事を作っている。食べてすぐ寝たので、お腹は空いていないが、夕食を作る。
ビールには中華!と、マーボーらーめん。生麺に豚骨ベースのスープを持参したので、独特の匂いがテント場に漂う。
自己満(略
気分は満たされたので、暗くなる前に寝るzzz…
未明に雨がテントを叩き出した。気温が低かったので気にはなっていたのだが。
まぁ、太陽が昇れば、青空も垣間見えるかなと、あまり気にせず、寝入った。
4時に起床。すでに何人か出発していった音はしていた。しかし、外を見ると一面ガス。ちょいと悩む…。まぁ、明るくはなってきたので、10時くらいまでには一時、ガスは取れるだろうと、塩見岳に向けて出発。思っていたよりも空気が冷たい。まだまだガスは取れなそうなのだが、調子がよく、早めに山頂に着いてしまった。
山頂は案の定、ガスで展望はなく、なのに人は溢れかえっているので、長居は無用!記念撮影待ちで少し時間食ったが、すぐに下山に入る。帰りは急ぐ必要はないし、またテント装備担ぎ下ろさなければいけないので、体力温存でのんびり歩いた。
格好が、特に足元が目立ったせいか、行きで抜いた人がみんな覚えていてくれて、すれ違いで声をかけてくれた。そんな一期一会を楽しみながら、テント場に帰還。
午後からのんびりと下山するつもりでいたが、早めに下山して、周辺を観光でもしようと思い、撤収。
個人的には、山頂からの展望以外は満足でき、いい山行!
anbyさんのお食事が山とは思えないようなメニューでいつも感心します。
うちも、今度初テントです。
私以外のメンバーは絶対、簡単なもんで!というでしょうが、駐車場の隣がテントみたいなんで、ガスコンロ持参で、鍋でもつくろかなって思ってます。
こんにちわ。
せっかくの良いロケーション。
味気ない食事ではもったいないですからね!
おいしそうなお好み焼きのにおいをうらやましく思いながら、すぐ上でテントを撤収していたものです。
てっきり勝手に大阪の方かと思ってました。
でも、レポートを見ていて、常に充実した食事とビールということでうらやましい限りです。
私には、それだけの材料を担ぎあげるの体力もないので、気合を入れた食事は一食程度です。
いやいや、自己満足です。
でも、気付いてくれた方がいて、嬉しいデス。
はじめはアルファ米などでしたが、せっかくの山の贅沢なロケーションなので、かなり無理してますw
日帰りできても一泊で、一泊で行けるところを二泊で。
その分、山を味わっています。
今度どこかでお会いしましたら、ゆっくりお話しましょう!
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