白砂山
- GPS
- 07:01
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,077m
- 下り
- 1,077m
コースタイム
ハンノ木沢 0520
地蔵峠 0544
地蔵山東 0610-19
野反湖見晴台(水場分岐) 0659
堂岩山 0729-41
八間山分岐 0742
白砂山 0852-0915
八間山分岐 1020-30
野反湖見晴台(水場分岐) 1050
地蔵峠 1146
ハンノ木沢 1200
野反湖登山口 1210
天候 | 曇り一時晴れ、のち雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
連続雨量100mmで通行止。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
堂岩山以東は笹のかぶりがあるが、判りにくくはない。白砂山山頂以東は全く踏跡無し。 |
写真
感想
不安定な天気のため、昼には下山する心づもりで、大弛からの金峰山とこの山を候補に挙げた。
シャクナゲよりキスゲ、日本海側の要素のある山ということでこっちに決定。
登山口までの路面は前夜大分濡れたのが乾き始めている部分が多く、
野反湖登山口では雲多く、虹を見る。
登山口付近ではヨツバヒヨドリ、オオカメノキなどが咲いている。
ハンノ木沢、その次の支沢は共にしっかりした橋が架かっており、並の増水なら大丈夫そう。
1608独標分岐、倒壊しかかった小屋を過ぎると間もなく地蔵峠で、実際には4差路と
なっている。南東方向への道も明瞭だが何処に行くのか?
前夜の雨もあり、東北を思わせる泥道。気温は低いが湿度が高く、大汗をかく。
地蔵山付近はギンリョウソウが多く、他は実を付けたマイヅルソウが目に付く位。
地蔵山東からやや開ける。青空も多くなっている。
コル付近で少数のアリドオシラン、イチヤクソウが咲いていた。
堂岩山の登りは鉄分の多そうな赤い岩が印象的。ギンリョウソウは相変わらず多く、
ゴゼンタチバナと、エンレイソウやユキザサの実が目に付く。
堂岩山まで登ると、白砂山が見える。1分先の、八間山分岐のほうがさらに展望が良く、
久しぶりに視界がほぼ全方向開けたと思ったら、なんとほとんど快晴になっていた。
しかし、ここからは笹のかぶりが多い上に前夜の雨が残っている。笹は腰近くまであって
スパッツは無力、20歩でズボンまでずぶぬれ、しばらくすると靴の中までしみ通るほど。
(天気が良くなったので雨具の下を着ける発想はなかった)
足下が悪くスリップしたりで、泥だらけ。はかどらない。
しかし、しかし、ここからは花が多い。
タカネ(クモマ?)ニガナ、オヤマソバ、セリ科、ミヤマコゴメグサ、オオコメツツジときて
2042P先のコル付近から、キスゲ(ノゾリキスゲというそうだが本当に別種か?)、クルマユリ、
アザミ、ハクサンフウロ、シオガマギク、タテヤマウツボグサ、ヤマブキショウマ、
マルバダケブキ(少)、カラマツソウ、オオバ?ギボウシ(少)
ミヤマホツツジ、モミジカラマツ、タカネオトギリ(これから)、他不詳の花2種ほど。
花に見とれながら登っているうちにいつの間にか雲が多くなり、山頂到着と同時に
ガスに包まれる。
上信越三国国境までは300mかそこらであり、行けるものだと勝手に思っていたが、
まるっきり踏跡すらない。ガスは程なく切れるが、回復は望めない状況であり、この笹を
ヤブこぎすると往復30分位はかかりそうなので断念する。
山頂から携帯(au)は、何回かトライするとe-mailは送信できた。
引き返して、1020八間山分岐着。予定では八間山を廻って下山することになっている。
天気は確実に悪化しているが、果たしてあとどのくらい持つかが判らない。
迷った末、白砂山からここまでの時間が予定よりかかったことも考え、往路を戻ることにした。
結局、11:20地蔵山東のコル付近で雨が降り出す。既にズボンはずぶぬれでも
あるので、雨具は上だけでいいかと思っていたが、すぐに土砂降りとなって、
そんなことは言っていられなくなった。
道も川同様になっているが、まあ、靴の中まで既にびしょぬれなので、ある意味
踏ん切りがついていて気楽。
地蔵峠あたりから雷がバリバリと鳴り始める。既にここまで下りているから危険はないし、
雷もひっきりなしというほどでもないが、すれ違った時間から見て、3人ほどが堂岩山以東に
まだいるはずであり、少々心配になる。
ハンノ木沢、支流ともほとんど増水なく、12時過ぎには雨も止み、無事登山口に。
せめて昼までは持ってほしかったところだが、熱雷よりも転倒雷の要素の強かったこの日の
天気では仕方がなかったのだろう。
泥だらけ、ずぶぬれではあったが、これだけの花を見られたのだから良しとしよう。
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