五頭山(三ノ峰登山口から菱ヶ岳周回)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 934m
- 下り
- 935m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年の夏は、長いこと台風が停滞して、各地に未曽有の洪水被害等を生じさせるなど、山行意欲もしぼみがちだ。遠征は無理なので近くの山、五頭山へ出かける。石間から松平山経由魚止滝まで縦走だ、と意気込んではみたが往路を戻るとなると、一日ではとても無理。戻りは、やっぱり下道であろう。実は以前、一周したときはヒッチハイクである。山仲間と登った時は、車を下山口にデポして置いたので楽であった。ヒッチハイクは不確定要素が多いし、やっぱり車デポだろうなあ。しかし、出掛けの思いつきでは付き合ってくれる人はいない。
まあ、無難なところで魚止滝から松平山経由で周回とする。すると神さんから「松平山は熊が出るらしいよ」とジャブが出る。これをスウェーで軽くかわして、三ノ峰登山口から三ノ峰、菱ヶ岳と周回で下りることにする。ジャブをまともに受けていたんでは、強烈なKOパンチが出るかもしれないからなあ。その前に方向転換。三ノ峰は登山者の多いコースだから熊も出ないであろう。
9時10分、駐車場出発。駐車場の直ぐわきに黄色いツリフネソウが咲いていて、花も期待できる。久しぶりの五頭山で、道の様子はうろ覚えだが、以前より整備が進んでいるようだ。何人か追い越したが、もう下ってくる人も居る。朝飯前に一仕事と出かけてきたのだろうか。年配の人が多い。
長助清水で一休み。長助清水では水を飲んだ記憶がないので寄ってみると、足場には半割の竹が敷かれ、きれいな水場だった。おいしい水である。あとはじわじわ登る。ほてった体に冷やりとした風が吹きつけて気持ちがいい。すっかり秋の風だ。三ノ峰に出ると、ちょっと賑やかになる。小屋で休んでいる人も居るが寄らずに進む。
道なりに進み、松平山との分岐を右に菱ヶ岳へ向かう。雪に覆われた時期ならば、開放的な稜線がうねうねと続くが、今の季節は雑木の枝葉が邪魔して大展望は望めない。飯豊連峰稜線は、あいにく雲がかかっている。小さな上り下りの道を進む。陽が照っていて、少しの登りでも汗を絞られるが、真夏の流れ出るような汗ではない。ひんやりした風が心地よい。ツルリンドウが咲き、ムラサキシメジも顔を出していた。
中の沢への道を分け、菱ヶ岳への道を進む。若者が追い越していった。歩き方に勢いがある。うらやましい限りだ。菱ヶ岳は二つのコブで、あと一息。磐梯山は、それとわかるのだが、霞んでいて確信が持てなかった。菱ヶ岳に着くと、磐梯山の三角錐が現れた。御神楽岳は鉾のような笠倉山を従えているのですぐにわかる。夫婦連れと思われるペアが登ってきて、入れ替わるように若者が下りて行った。少し遅れて私も出発する。
私は少なくとも、菱ヶ岳に三回は登っているのだが、下ったのは冬に一回だけだ。夏はどんな状態なのだろうか、と興味津々。出だしは急坂だ。冬は、もっと楽に下りたような気がした。雪山は、道は有って無きがごとしだから、ある意味自由である。石車に乗ることもないし、条件が整えば、駆け下りることもできる。笹清水で一服。後は休まず駐車場まで戻る。
神さんには、3時頃には戻るといっておいたが、30分遅れの帰着となる。まあ、計画通りの山行だ、と一人悦に入る。
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