長平沢〜社山
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,159m
- 下り
- 1,147m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
台風一過直後の敬老の日に、増水危険が少ないのではないかとの理由で選定した足尾の初級者向けと言われる沢にでかけました。
この山域は初めてでしたが、広く明るく開けた川原が多い長平沢は、ほとんどの滝が巻き道完備で、10m超の滝数個も比較的容易に越えることができると思います(全て巻いて確認したわけではないのですが、たぶん)。
そして詰めの輝く笹原と奥日光の絶景を見下ろしながらの下山は、計画時に全く期待していなかったこともあって、大きなサプライズプレゼントとなりました。
先行各氏のブログに記載されていたチクチク棘が痛い植物も、多少はありましたが、滝の巻き道ではほとんど遭遇しませんでした。季節が違う影響でしょうか。それとも親切な誰かが刈り払ってくれた?
計画時に「皇海山と足尾山塊」(増田宏著:白水社)を参考とさせていただきました。ありがとうございました。
登山そのものは良いことずくめでしたが、アプローチが長く、特に下山はどのルートを採るべきかの悩ましさが加わります。
本来は半月峠経由で深沢古道を辿ろうかと思っていましたが、阿世潟峠に立ってみるとお約束通り半月峠へ登る気力は失せ(しかも最後のクルマ回収も登り返し)、時間と距離が最短である阿世潟峠道を下りましたが、案の定ロストして沢下降のオマケが付きました。
地形図の破線をよくよく見ると、峠からは素直に下降せずに、一旦西側の枝沢を渡ってから(自分はこの枝沢の出合いに直接降りてしまった)右岸を行くみたいですが、正解かどうかは確かめていないのでわかりませんし、今後確かめることも無いと思います。
標高1190m付近にある最上部の堰堤は、同沢の本流が分岐する少し上に作業道の渡渉点とセットであり、東側から合流する涸れた枝沢にも、もう一つの堰堤があって、ここが車道の終点になっています。 とは言っても、ずいぶん前から車が走行できる状態とは思えず、役目を果たし終えて緑の山に埋もれていく途中なのでしょう。
帰り着いた三川ダムの看板に描いてあった九蔵沢右岸の新旧比較写真を見て、自分が山中で見た数々の人工物の意味を理解し、山々を再び緑で覆った人々の苦労がしのばれました。
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