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記録ID: 1261920
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沢登り
日光・那須・筑波

長平沢〜社山

2017年09月18日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.2km
登り
1,159m
下り
1,147m

コースタイム

銅親水公園(8:30)→久蔵沢林道→長平沢林道分岐(9:50)→長平沢林道終点(10:30)→(長平沢遡行)→30m滝(11:50)→社山(13:35)→(登山道)→阿世潟峠(14:25)→阿世潟峠越下降(途中から長手沢源流下降)→林道終点(15:20)→長平沢林道分岐(16:10)→銅親水公園(17:00)
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
銅親水公園の駐車場からスタート
銅親水公園の駐車場からスタート
公園のすぐ先でゲートがクローズ
公園のすぐ先でゲートがクローズ
足倉沢出合い直下の長手沢が林道の上を流れる
足倉沢出合い直下の長手沢が林道の上を流れる
ここで左後方に分岐する長平沢林道を行く
ここで左後方に分岐する長平沢林道を行く
長平沢林道は草いきれとガレに埋まる
長平沢林道は草いきれとガレに埋まる
三連の土管の上を通り右岸に渡る
三連の土管の上を通り右岸に渡る
すぐのヘアピンカーブを過ぎればじきに長平沢林道の終点
すぐのヘアピンカーブを過ぎればじきに長平沢林道の終点
終点から見る長平沢最上部の堰堤群
終点から見る長平沢最上部の堰堤群
最終堰堤から数分で3mの滝。左を巻く。
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最終堰堤から数分で3mの滝。左を巻く。
すぐ上には10m。続けて左を巻く。
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すぐ上には10m。続けて左を巻く。
平凡な川原をしばし進むと滝が4つ連続し、(恐らく)全て左を巻ける。
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平凡な川原をしばし進むと滝が4つ連続し、(恐らく)全て左を巻ける。
これは右側壁を行ったが滑る。
これは右側壁を行ったが滑る。
左の流側を登れる。
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左の流側を登れる。
さらにしばし行くと樋状。左側壁を行こうとするが逆層かつ滑るので、もっと左の乾いたリッジを登る。
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さらにしばし行くと樋状。左側壁を行こうとするが逆層かつ滑るので、もっと左の乾いたリッジを登る。
沢が明るく開ける。手前側の岩壁に近づくと。。。
沢が明るく開ける。手前側の岩壁に近づくと。。。
岩の左側に二段12m。
傾斜が緩くどこでも登れる。
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岩の左側に二段12m。
傾斜が緩くどこでも登れる。
すぐ先に30m大滝が見えてくる。
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すぐ先に30m大滝が見えてくる。
登り始めると水量豊富で壮観。
最上部の吹出し口までは傾斜も比較的緩く階段状。
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登り始めると水量豊富で壮観。
最上部の吹出し口までは傾斜も比較的緩く階段状。
なかなか落ち口にピントが合わない。。。
と思う間もなく全身ずぶ濡れに。トホホ
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なかなか落ち口にピントが合わない。。。
と思う間もなく全身ずぶ濡れに。トホホ
落ち口上は数メートルの滑滝状の流れ
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落ち口上は数メートルの滑滝状の流れ
登り切ったところから振り返る
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登り切ったところから振り返る
すぐに数メートルの緩い滝。
上の方にもう一つ大きな滝が見える。
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すぐに数メートルの緩い滝。
上の方にもう一つ大きな滝が見える。
これが標高1500m二俣の二条20m滝。
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これが標高1500m二俣の二条20m滝。
水量が多い右俣の右側壁を登る。
その更に右側を巻けるみたい。
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水量が多い右俣の右側壁を登る。
その更に右側を巻けるみたい。
二条滝の上。
そのまま右俣を行く
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二条滝の上。
そのまま右俣を行く
標高1550mの二俣も右へ
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標高1550mの二俣も右へ
1600m付近はあえて左のボウル状地形を選ばず右へ
1600m付近はあえて左のボウル状地形を選ばず右へ
小さな沢形がそのまま社山の南東尾根に向かって上がっていく
小さな沢形がそのまま社山の南東尾根に向かって上がっていく
南東尾根の1670m付近に到着。
出発した三川ダム付近が展望できる。
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南東尾根の1670m付近に到着。
出発した三川ダム付近が展望できる。
その右側は皇海山に続く足尾の山並。
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その右側は皇海山に続く足尾の山並。
尾根をまっすぐ登って行く
尾根をまっすぐ登って行く
右手に中禅寺湖が見えてくる
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右手に中禅寺湖が見えてくる
尾根の反対側の長手沢の谷は立派な(そう見える)林道が走る
尾根の反対側の長手沢の谷は立派な(そう見える)林道が走る
この踏み跡。登山道に並走していないか?
右に直登するとすぐに登山道があり、1分で山頂に到着。
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この踏み跡。登山道に並走していないか?
右に直登するとすぐに登山道があり、1分で山頂に到着。
標識の裏側から望む奥日光の山々
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標識の裏側から望む奥日光の山々
これから目指す半月山。
遥か遠方は筑波山?
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これから目指す半月山。
遥か遠方は筑波山?
阿世潟峠に向けて下山開始するが、事前のイメージを超える大パノラマ
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阿世潟峠に向けて下山開始するが、事前のイメージを超える大パノラマ
白く見えるのは竜頭の滝?
白く見えるのは竜頭の滝?
ここからは出発地点へ向けて阿世潟峠を下ることにする
ここからは出発地点へ向けて阿世潟峠を下ることにする
が、あっさり踏み跡ロスト
が、あっさり踏み跡ロスト
1330m付近の最終二俣に降り立ってしまったので、そのまま沢を下降することに。
1330m付近の最終二俣に降り立ってしまったので、そのまま沢を下降することに。
この辺から左岸の数メートル上に人工物らしき石垣を発見し、辿るも今一つ。
この辺から左岸の数メートル上に人工物らしき石垣を発見し、辿るも今一つ。
通路なのか単なる砂防施設なのか不明
通路なのか単なる砂防施設なのか不明
枝沢には石垣があるが、肝心の歩行通路がない
枝沢には石垣があるが、肝心の歩行通路がない
長手沢(西利根倉沢)最上部の堰堤
長手沢(西利根倉沢)最上部の堰堤
ここの右岸に作業道らしき道が降りてきていた。
ここの右岸に作業道らしき道が降りてきていた。
荒れる九蔵川林道の終点付近
荒れる九蔵川林道の終点付近
1147mを過ぎたヘアピンカーブのあたりから、普通の速度で歩ける場所が増えてくる
1147mを過ぎたヘアピンカーブのあたりから、普通の速度で歩ける場所が増えてくる
970mの長手沢・利根倉沢出合い付近の橋は半壊。
970mの長手沢・利根倉沢出合い付近の橋は半壊。
渡った対岸の林道も消滅しているので、少しの間川原を歩くと林道が復活。
左に見えるのは往路の林道分岐で上に見えた長手沢最上部の堰堤。
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渡った対岸の林道も消滅しているので、少しの間川原を歩くと林道が復活。
左に見えるのは往路の林道分岐で上に見えた長手沢最上部の堰堤。
5時間以上かかって長平沢林道の分岐に戻ってきました。
5時間以上かかって長平沢林道の分岐に戻ってきました。
西日に照らされる足倉沢出合いを、足尾へと引き返す。
西日に照らされる足倉沢出合いを、足尾へと引き返す。

感想

台風一過直後の敬老の日に、増水危険が少ないのではないかとの理由で選定した足尾の初級者向けと言われる沢にでかけました。
この山域は初めてでしたが、広く明るく開けた川原が多い長平沢は、ほとんどの滝が巻き道完備で、10m超の滝数個も比較的容易に越えることができると思います(全て巻いて確認したわけではないのですが、たぶん)。
そして詰めの輝く笹原と奥日光の絶景を見下ろしながらの下山は、計画時に全く期待していなかったこともあって、大きなサプライズプレゼントとなりました。
先行各氏のブログに記載されていたチクチク棘が痛い植物も、多少はありましたが、滝の巻き道ではほとんど遭遇しませんでした。季節が違う影響でしょうか。それとも親切な誰かが刈り払ってくれた?
計画時に「皇海山と足尾山塊」(増田宏著:白水社)を参考とさせていただきました。ありがとうございました。
登山そのものは良いことずくめでしたが、アプローチが長く、特に下山はどのルートを採るべきかの悩ましさが加わります。
本来は半月峠経由で深沢古道を辿ろうかと思っていましたが、阿世潟峠に立ってみるとお約束通り半月峠へ登る気力は失せ(しかも最後のクルマ回収も登り返し)、時間と距離が最短である阿世潟峠道を下りましたが、案の定ロストして沢下降のオマケが付きました。
地形図の破線をよくよく見ると、峠からは素直に下降せずに、一旦西側の枝沢を渡ってから(自分はこの枝沢の出合いに直接降りてしまった)右岸を行くみたいですが、正解かどうかは確かめていないのでわかりませんし、今後確かめることも無いと思います。
標高1190m付近にある最上部の堰堤は、同沢の本流が分岐する少し上に作業道の渡渉点とセットであり、東側から合流する涸れた枝沢にも、もう一つの堰堤があって、ここが車道の終点になっています。 とは言っても、ずいぶん前から車が走行できる状態とは思えず、役目を果たし終えて緑の山に埋もれていく途中なのでしょう。
帰り着いた三川ダムの看板に描いてあった九蔵沢右岸の新旧比較写真を見て、自分が山中で見た数々の人工物の意味を理解し、山々を再び緑で覆った人々の苦労がしのばれました。

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