燕岳ーテント泊(槍ヶ岳と笠ヶ岳ー朝・夕景を求めて)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,432m
- 下り
- 1,432m
コースタイム
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 4:36
天候 | 1日目ー曇りのち雨 2日目ー晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所 なし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
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感想
急な休日が飛び込み日帰りで2・3度訪れた「燕岳」へ、テント泊での山行を決行することに。あわよくば朝・夕焼けに映える「槍・笠」を撮るという、淡い思惑は急な計画が祟ったのか水の泡に・・・。
1日目ー地元から登り口の安曇野へ近づくにつれ山の上空は曇天に。駐車場は思いのほか8・9割埋まっており、もしやテント場が埋まる(30張)のではという不安に駆られ先を急ぐ事に。そんな私は記録的な撮影のみに留まるという気分屋的な悪い一面を出してしまいました。
燕山荘に着くと稜線では三脚が立てれないほどの強風、日没ごろには雨も降りだし全くの的はずれ、早めに夕食を済ませ、シュラフに潜り込みました。テントを叩き付ける雨音は、いつ終わるか分からない校長先生の長い朝礼を連想させました。
2日目ー日の出1時間半前に起床、朝食を済ませ燕岳山頂を目指します。雨は上がりましたが、相変わらずの強風。日の出方角の空には、太陽を遮る雲たちが居座っています。結局、時間になっても日は空を紅く照らすことはありませんでした。体感的に朝焼けとはわずか1時間ほどのタッチの差だったと思います。しかしながら、紅く染まる空色は訪れませんでしたが、それ以降の晴れ渡った「蒼」には想わず「天」を付けたくなるほど鮮やかな空でした。そこを流れる秋の雲たちは、薄く淡く広がったり、山肌にしつこく張り付いたりと様々な描写を観せてくれました。槍と笠を隠していた雲も次第に晴れ、山・空・雲のコントラストを楽しませてくれました。これには機材も腕も寂しい私も気分は上々で、一流気取りでついつい枚数が嵩んでしまいました。
山頂をあとにし、山荘裏手のヘリポートへ向かいます。
この頃には、低く流れていた雲たちの幾つかのは天高くまで高度を稼いでいました。塊を離れた雲たちは、高層の風に惑わされながら様々な姿を形作ります。結局、テント場で最後の一人となるまで時間を忘れて撮り続けてしまいました。
テント場に戻り下山の準備を始めます。1日目の沈んだ気持ちとは裏腹に、紅葉で様相を変えて行く草花に自然と目が向いていきます。数々の登山者の方たちととあいさつを交わしたり、時には山頂の様子を話し合ったりしながら。
最後に燕岳の登山道はよく整備されており、いつも感心させられます。ここでは初めてのテント泊で受付のため小屋の中へ入らして頂き、スタッフの方々と接しましたが、地理的な説明・近日の天候状況・小屋の営業時間など丁寧に対応してくださいました。加えて燕岳の登山者は気持ち良く挨拶してくれる方々が多いように思います。フレンドリーな中にも規律が有り、登山をする環境として素晴らしく感じました。
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