【北アルプス】下ノ廊下【周遊】
- GPS
- 06:48
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,547m
- 下り
- 1,710m
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:30
天候 | 10/27 晴れ 10/28 くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
欅平に下りる人は阿曽原温泉小屋を朝早く出るのがいい。 黒部ダムはガラガラ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
水平歩道は約30kmに渡る断崖絶壁を歩くことになる。 ずっと緊張感をもって慎重に進む必要があり、精神的疲労が蓄積される。 個人的には、核心部が限定的な不帰の嶮/八峰キレットよりも難易度は高い。 |
その他周辺情報 | 信濃大町の「竹の家」「七倉荘」で日帰り温泉をやっている。 今回は「七倉荘」で汗を流した。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
|
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備考 | 信濃大町駅の蕎麦屋さんでレインウェアを置き忘れした。 やはり、持ち物はすべてザックに収納するのがいい。 |
感想
★★★まとめ★★★
黒部峡谷の紅葉を求めて、下の廊下に行ってきました!山々の紅、黒部川の碧、自然が織り成すV字谷、素晴らしい景観の連続で心が満たされました!
★★★前段★★★
もともとは下の廊下から立山連峰に抜ける計画でしたが、山小屋オーナーに聞いたところ、室堂で積雪40cm。流石にやばいので立山連峰はあきらめました。
★★★10/27(金)★★★
朝9時に欅平を出発。最初の看板には「展望台60分」とか書いてたけど、20分で到着。サバ読み過ぎ(笑)
晴れてて見晴らし良く、展望台からは後立山連峰の唐松岳や不帰の嶮がはっきりと見えました。しかも雪化粧。もう山は冬なんですね。
ここからは水平歩道が続きます。足場は丸太でしっかり補強されていて、壁側にはワイヤーが張られています。途中、トンネルもあったり、岩を穿った道もあったりして、探検家気分を楽しめます(笑)水平歩道は慌てず慎重に行けば大丈夫です。黒部ダム方面からの人も多く、すれ違いも発生しますが、広いところで無理せずこなしましょう。
滝を過ぎると標識も少なくなり、水平歩道はひたすら続く。アップダウンないから全然疲れず、ノンストップで突き進み、12時30分に阿曽原温泉小屋に到着!オーナーから「今日は混んでるから1枚に2人だよ」と脅される。(脅しではなかった)92名が予約してるんだって。
なにはともあれ、温泉へ。開放的な空間で、熱い湯に浸かりながら山々の紅葉を眺めてぼーっとする、最高です!湯に浸かって、熱いからちょっと出て、寒いからまた浸かる、の繰り返し。結局1時間くらい温泉に入ってました。
阿曽原温泉にゆっくり入りたいなら、お昼の早い時間に到着するか、オフシーズンに行くか、真夜中ヘッデン付けていくか(笑)私は早い時間に着いたので、4人で広々と入れました。
紅葉の欅平は混むみたいで、明日はトロッコ2900人予約してるらしい。最終便で乗れなければ増便するらしいけど、大変だなあ。私は黒部ダムに向かうからセーフ。
例によって、この時期の山小屋はクソ寒く、夕食までの時間が耐え難い。夕食はカレーおかわりし放題。おいしかったので3杯食べちゃいました。どこかでも似たようなことしたな(笑)
夕食後は食堂でオーナーのDVD鑑賞。小屋開き、小屋閉め、登山道整備の様子が映されていました。水平歩道での作業は本当に手間がかかるようで、小屋の方々の不断の努力に感謝です。
★★★10/28(土)★★★
朝6時30分に阿曽原温泉小屋を出発。ほどなくして関西電力の施設に到着。最初は入口に気付かず廃線路を突き進んでしまった(笑)
無事に仙人谷ダムを通過して、S字峡、半月峡、十字峡、白竜峡と見どころが続く。しかしながら相変わらずの水平歩道、道幅も狭く、頼れるのは壁側の細いワイヤー。一歩一歩をしっかりと運び、すれ違いは最新の注意を。
途中、裏劔が見えるところがあり、めっちゃカッコイイ!表の重厚感もいいが、裏の方が鋭さが引き立って見える。
黒部川の透き通る碧を堪能しながら、やはりアップダウンがないので休憩も要らず、ノンストップで11時30分に黒部ダム到着!初めての黒部ダムが登山の終着点というのは感慨深い。
黒部ダムは観光客が多い。周り見ても私しかヘルメット付けてない(笑)きっと「この人はどこから来たんだろう」とか思われてることでしょう(笑)
黒部ダムを一通り見て、雪の立山連峰を見上げる。荘厳。神々しい。近づけない。近づいちゃいけない。あんなところ行こうと思ってた自分が愚かしい。山は優しくもあり、厳しくもある。今回、改めて実感し、山と真正面から向き合えた気がした。
黒部ダムからはトロリーバスで扇沢まで、普通のバスに乗り換えて信濃大町に到着。ここからはいつものルートで帰宅(笑)
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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