記録ID: 1306617
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
和名倉山〜飛龍山(川又〜ヒルメシ尾根〜のめこい湯)
2017年11月03日(金) ~
2017年11月04日(土)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 2,643m
- 下り
- 2,682m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 7:03
2日目
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 10:09
16:49
天候 | 初日:晴れ 2日:晴れ→曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
08:15 西武秩父駅 08:35 09:35 川又 ■帰り 18:22 丹波山温泉 19:14 奥多摩駅 19:28の電車で最寄駅まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヒルメシ尾根はバリエーションルートとなります。 詳しいルートの内容は下記レコを参考にさせて頂きました。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-194517.html ●ヒルメシ尾根 【川又〜桃源郷】 ・川又バス停から道路対岸に渡り下り階段から橋を渡る。 橋は老朽化しており通行は自己責任。いつ壊れてもおかしくない状態 ・橋を渡ってすぐ尾根に取り付いてしまったが、沢沿いの踏み跡を辿っていくのが恐らく正解。 ・踏み跡は明瞭な部分と落ち葉で急に見えなくなる部分の落差が大きい。 またリボンなど目印を注意深く追っていっても、ルートを外してしまいがちで足場も悪い。1173mのピークまで広い斜面の急登で道迷い要素が続く。 ・1173m以降しばらくは傾斜がゆるみなだらかな斜面歩きが続いた後、1669mへジグザグの急登を超え、1735mコルへ到達する。ルートは比較的迷いづらい区間と言える。 ・1735mコル先を登り返した後から桃源郷まで水平な斜面のトラバースが続く。踏み跡、リボン類もあり概ねルートは明瞭。 【桃源郷−川又分岐】 ・桃源郷から先、斜面のトラバースは谷あいの地形を通過する形となり、さらに足場が細くなり、落ち葉や倒木で不明瞭となる。特に谷筋の前後の踏み跡は頻繁に見失いがちで、目測より高度を下げ過ぎると斜面を登り返す必要が出てしまい、ルート復帰や微調整が蓄積し、通過に時間がかかった。足場が悪く危険も一部あり気な斜度のある崖を通過するが、何よりルートミスによる時間ロスの削減が気にすべき点といった印象でした。 ●和名倉山付近 【川又分岐−水場−二瀬分岐】 ・川又分岐からはこれまでの道に比べればだいぶ明瞭となる。 水場へは二瀬分岐手前をリボンを目印に沢方面へ下っていく。 ・水場から二瀬分岐へ戻り、日が暮れそうなため付近の平場でビバーク。 【二瀬分岐−和名倉山】 ・森の中からいったんカラマツやスズタケの藪地帯のある空が抜ける見晴らしのよいところを抜け山頂へ向かって再び森の中へ。踏み跡、目印は明瞭。 ●和名倉山〜山ノ神土 ・東仙波〜西仙波までは稜線歩きが主体。樹林帯と開放的な稜線歩き。 ・山ノ神土手前、胸ぐらいまでの笹薮がうるさい区間あり。通過には支障ないレベル。 ・山ノ神土以降は奥秩父主脈ルートに合流し、道は明瞭で整備されたルートとなる。 ●将監小屋〜禿岩〜飛龍山〜巻道〜飛竜権現〜禿岩 ・将監小屋からいったんきつい急斜面の登りのあとずっと水平なルート。禿岩手前は急登となる。 ・禿岩看板でザックをデポして、そのまま飛龍山まで尾根伝いへリボンを目印に。 飛龍山山頂の先の三角点から右斜面へ下っていき巻道へ合流、飛竜権現から再び禿岩へ戻ってザック回収。 ●禿岩〜前飛竜〜熊倉山〜ザオラ峠〜丹波〜のめこい湯 ・前飛竜の先、ミサカ尾根の下りが急、ザオラ峠より先もジグザグの斜面が長く続く。 |
その他周辺情報 | のめこい湯 http://www.nomekoiyu.com/ 露天風呂が現在工事中で300円で利用可。 |
写真
撮影機器:
感想
奥秩父の秘峰と呼ばれた和名倉山、いつか来たいと思って早2年。ようやく叶いました。
和名倉山へはテント泊でじっくり登ってみたいという思いから、バリエーションのヒルメシ尾根経由で行ってみましたが、なかなかきつかったです。
落葉で踏み跡はかき消され方向を見失いやすかったり、地形図上では水平そうな移動が多く感じるものの、実際は倒木や足場の状況で蛇行する自分がいたりして、細かなルートミスやルート復帰のための斜面上り下りに体力をジリジリ奪われたりと、バリエーションルートならではのドキドキ感がありました。
初日は結局山頂手前の誰もいない森の中でビバーク。日が暮れるとテント周辺を通過する獣の足音に、もしこれが熊だったらとか想像するとなかなか眠れず…
こういう体験は初めてなので初めはビビりましたが、結局途中で開き直ったら普通に爆睡できました(笑
でもそうして登った和名倉山山頂はやはり格別なものがありましたです^^
2日目の飛龍山までの縦走も、初日の疲労があり険しい道のりでしたが、初日の鬱蒼とした樹林帯から解放されて、清々しい稜線歩きなど変化に富んだ山行となり充実の二日間となりました。
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コメント
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同じ川又バス停で降りた者です。和名倉山は二瀬尾根、ヒルメシ尾根、ナシ尾根、仁田小屋尾根、仙波尾根、八百尾根と主だったルートを歩いてるのに、和名倉山Tシャツの存在を知らず、羨望の気持ちで準備する姿を拝見してました....和名倉山は良い山ですので、是非また来てください
roadman71さん こんにちは
和名倉山 ほぼ全ルート歩かれていますね
羨ましい限りです。
ヒルメシ尾根はとても静かで登り甲斐のあるルートでした。今後も別のルートで訪れてみたいと思う山です(^^)
Tシャツはネット限定のようですが、埼玉山岳連盟で販売されているものを購入しました。お気に召されるようでしたらぜひ^ ^
http://miyagaku.sakura.ne.jp/12Tsyatuhanbai.pdf
ご返事有難うございます。実はご紹介いただいたサイトを探しあてたのですが、日時がけっこう前だったため、もう買えないかと思っていました。打診してみます。
ところで日本のオリエンテーリングの第一人者の柳下さんが先日ほぼ同じルートで熊3頭に遭遇しているのをツイッターで拝見しました。この辺り歩かれました?
https://twitter.com/Yamahitsuji777/status/923909853982027777
こちらのツイートもお付けしておきます
https://twitter.com/Yamahitsuji777/status/920611685907312640
https://twitter.com/Yamahitsuji777/status/920613069952184320
roadman71さん こんにちは
私はほんの少しずれた尾根から登りましたが、
限りなく近いところを通ってますね。
鹿の気配は鳴き声等で感じたものの、
熊の気配や姿はありませんでした。
私、ラッキーだったようですね…😓
情報ありがとうございます
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