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記録ID: 130784
全員に公開
ハイキング
祖母・傾

祖母山:尾平登山口

2011年08月28日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 大分県 宮崎県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:53
距離
9.7km
登り
1,188m
下り
1,201m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8/28 09:15尾平登山口-12:45天狗ノ岩屋(昼食)-13:20天狗ノ分かれ-15:00祖母山山頂-16:00宮原-18:00尾平登山口
天候 晴れ時々曇り(ガス)
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
九州自動車道「熊本IC」から国道57号線・県道410号線・7号線経由で約100km
尾平登山口に有料駐車場あり。
コース状況/
危険箇所等
黒金山尾根取付点まで奥岳川を吊橋、飛び石、丸木橋などを徒渉。岩が多く、歩きにくい。
山頂前にロープやはしごをよじ登り、最大の難所。
馬ノ背、前ノ背は期待したほどスリルを感じられない。
全体として、樹林帯にはテープ、笹薮には踏み跡があり、要所要所に看板もあるため、道に迷うことは少ない。
駐車場
2011年08月28日 09:15撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 9:15
駐車場
登山口入口 登山ポストと看板。
2011年08月28日 09:15撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 9:15
登山口入口 登山ポストと看板。
看板。かなり古い。
2011年08月28日 09:15撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 9:15
看板。かなり古い。
登山口付近。雄大な景色。いざ出陣。
2011年08月28日 09:18撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
2
8/28 9:18
登山口付近。雄大な景色。いざ出陣。
第一吊橋 宮原コース(左)と黒金コース(右)に分岐。
2011年08月28日 09:26撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 9:26
第一吊橋 宮原コース(左)と黒金コース(右)に分岐。
河原沿い
2011年08月28日 09:27撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 9:27
河原沿い
第二吊橋
2011年08月28日 09:34撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 9:34
第二吊橋
2011年08月28日 09:35撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 9:35
2011年08月28日 09:42撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 9:42
壊れかけた吊り橋。さすがに渡る勇気はなく、横の飛び石を渡る。
2011年08月28日 09:55撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 9:55
壊れかけた吊り橋。さすがに渡る勇気はなく、横の飛び石を渡る。
黒金山尾根の取付点。ここから上りの急斜面に変わる。
2011年08月28日 10:11撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 10:11
黒金山尾根の取付点。ここから上りの急斜面に変わる。
800m 展望所
2011年08月28日 10:18撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 10:18
800m 展望所
展望所からの眺め
2011年08月28日 10:18撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 10:18
展望所からの眺め
1000m
2011年08月28日 11:09撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 11:09
1000m
1100m
2011年08月28日 11:30撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 11:30
1100m
1200m
2011年08月28日 11:46撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 11:46
1200m
1300m
2011年08月28日 12:08撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 12:08
1300m
1400m
2011年08月28日 12:35撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 12:35
1400m
天狗の岩屋
2011年08月28日 12:46撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 12:46
天狗の岩屋
湧き水。ここで昼食と給水。
2011年08月28日 12:46撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
8/28 12:46
湧き水。ここで昼食と給水。
2011年08月28日 12:48撮影 by  DMC-TZ3, Panasonic
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8/28 12:48
天狗ノ分かれからの眺望
天狗ノ分かれからの眺望
天狗ノ分かれ 右へ行くと祖母山、左へ行くと障子岳
天狗ノ分かれ 右へ行くと祖母山、左へ行くと障子岳
祖母山山頂へ向かう従走路 笹薮が続く。ここからピッチを上げなければ日没までに下山できないかも。
祖母山山頂へ向かう従走路 笹薮が続く。ここからピッチを上げなければ日没までに下山できないかも。
祖母山山頂
大きなヒキガエル
大きなヒキガエル
山頂直下のクサリ場
山頂直下のクサリ場
ようやく山頂に到着。ちょっと撮影ミス。
ようやく山頂に到着。ちょっと撮影ミス。
山頂から東方面 やせ尾根を臨む
山頂から東方面 やせ尾根を臨む
山頂直下、神原コースとの分岐
山頂直下、神原コースとの分岐
ノアザミ
九合目小屋。日没までに下山できなければ、ここで1泊ということが脳裏によぎる。でも、誰もいない。
九合目小屋。日没までに下山できなければ、ここで1泊ということが脳裏によぎる。でも、誰もいない。
九合目小屋下の水場。
九合目小屋下の水場。
メンノツラ谷コースとの分岐。
メンノツラ谷コースとの分岐。
馬ノ背。
山頂東側から臨む祖母山
山頂東側から臨む祖母山
1400m 宮原  障子岩方面との分岐 これ以降、時間との戦いとカメラの電池切れで写真なし
1400m 宮原  障子岩方面との分岐 これ以降、時間との戦いとカメラの電池切れで写真なし
撮影機器:

感想

 大分県にある日本百名山。どの高速道路のICを使ってもかなり遠い、秘境にある祖母山、その中でも最も交通アクセスの悪い尾平コースにトライ。

 なぜ尾平なのか?それは昭和20年代まで日本有数の鉱山として栄えた尾平鉱山があったから。下山したら、廃墟化した鉱山跡見物でもしようかな、と期待していたものの、自宅から3時間半。往復するだけでまず疲れてしまい、時間も相当遅くなってしまい、土産すら買う時間が無くなってしまった。

 9時過ぎに入山ということで、決して早くはないが、それほど遅くはなかったし、道に迷うこともほとんどなかったにもかかわらず、日没を気にしながら、下山はまさにトレイルラン状態。ルート自体の危険度はそれほどなかったにもかかわらず、時間との戦いでスリル満点、精神衛生上はよろしくない。一歩間違えば事故や夜を越さなければならず、ちょっと無謀であったかもしれない。

 それというのも、歩行距離10kmは経験があるものの、累積標高差1200mが初体験であり、上りの750mから1500mほどは樹林帯の中を単調な急斜面が続き、ここでのモチベーション低下が大きかった。先週も途中断念したし、まあいいかという気持ちが出てくると、人間というのは弱いもの。数十メートル進んではまた休み、水分補給を行い、水筒の中の水も底を着きかける。しかし、本当に水が無くなる危険性があるのなら、引き返すほうが賢明というもの。しかも、空腹を覚え始める。

 そんな葛藤をしながら、何とか天狗ノ岩屋までたどり着いたのが、12:45。ここまでですでに3時間30分も経過。ここで緊急的に昼食と給水。ここでの水がおいしいこと。栄養と水分を十分に補給すると、俄然、元気が出て、「第2の力」をフル起動。なお、昼食中にズボンのポケットに入れていたデジカメが滑り落ち、水没。当然のことながら使えなくなったので、急遽i-Phoneカメラがリリーフ。(とはいっても、幸いに水没も軽症だったので、内部に浸入した水分が乾燥したら、無事に復帰できました。)

 一気に天狗ノ分かれを通り過ぎ、従走路に入ってからはピッチを急激に上げる。山頂の手前に岩の断崖があるものの、先週の雷山に比べると大したことはない。

 そうこうしていると、あっという間に山頂。これまでの苦労とすばらしい眺望に感慨しながら一息入れたいところではあるが、日没まであと3時間程度か。時刻はちょうど15:00。かなり陽も傾いてきている。やばい・・・。

 山頂ではもう少しゆっくりしたい気持ちを振り切り、再び急いで下山を始める。するとすぐに九合目小屋に到着。誰か人がいれば日没時刻を確認しようかと思ったが、誰もいない。少し下の水場で水筒に給水。今日は本当によく飲む日だ。合計で4ℓは飲んだか。まあ熱中症になるよりはいい。

 それからさらにピッチを上げ、程なくやせ尾根の馬ノ背、前ノ背を通過。本当のナイフエッジを期待していたのだが、それほど痩せていなかった。なお、この区間の眺望はいいですよ。

 宮原で分岐し、爽快な従走路に別れを告げ、そこから高度を下げていく。この辺でリリーフのi-Phoneカメラもスタミナが切れ、これ以降は撮影ができない。とはいってもこの状況では写真よりも時間が最優先事項。日没までに無事に下山することが最優先課題だ。

 ちょうどこの頃、もし熊が出没したらどうしよう、と思いながらも、樹林帯を急いで下り、ようやく今朝見かけた第一吊橋見て、ようやく安心。時刻は18:00。途中の樹林帯の中ではだいぶ暗くなってきたことを実感してやばいなと思っていたが、ここまで来ると、意外に明るい。まあ無事に下山できてよかった。

 あと、従走路付近は全般的に人の背丈よりも高い笹薮が続き、視界を遮り、結構閉口。

 そして、先週といい、今週ももう少し安心できる登山を心がけよう。
  

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