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Yamareco

記録ID: 1314106
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無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部

山陰遠征第二弾 三瓶山 紅葉とお鉢巡りの旅

2017年11月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:00
距離
8.3km
登り
943m
下り
944m

コースタイム

日帰り
山行
4:30
休憩
0:40
合計
5:10
9:00
20
9:50
10
10:00
15
10:15
10:20
10
10:30
15
10:45
10:50
10
11:00
15
11:15
5
11:20
15
11:35
15
11:50
10
12:00
12:10
20
12:30
12:50
30
13:20
30
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
レンタカーを飛ばして西の原から
駐車場は広いです
コース状況/
危険箇所等
全体的には良い道で、踏跡明瞭で分かれ道には必ず道標あり、それに従っていけば迷うことはありません。
ただ、女三瓶〜男三瓶間はロープ・砂滑り、痩せ尾根部分が少しずつありますが、気を付けていけば問題ないです
その他周辺情報 国民宿舎さんべ荘。
露天風呂が500円で入れます。
少し塩分がある温泉で口に入るとしょっぱいですが、スベスベの良いお湯です

装備

個人装備
Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

二年連続の山陰遠征。今回は三瓶山へ。
昨年大山を登った帰りに出雲に寄り、稲佐の浜からふと見た綺麗な山。あそこへ登りたいなぁと思ったのと、田中よーきさんがお鉢巡りをしていた映像が合致し、よし、あそこへ行こうと思って一年。ついにやってきました。
結果から言うと、来て大正解でしたね。とても良いお山でした。
まずは9時、西の原から登りだす。登山口の脇の原っぱで何やら救助犬?の訓練大会中。縁起がいいのか悪いのか、今日は遭難してもすぐに救助してもらえそうです。と冗談はさておき、気持ちの良いすすきの原をゆるゆると登っていく。分岐を超えると杉やぶと熊笹の谷筋を登っていくが、何となく獣っぽい雰囲気が…、ある日森の中で出会わないうちに稜線へ急ぐ。
そんなに急いだわけではないが50分で稜線に出、まずは子三瓶山へ。あまり起伏なく気持ちよい稜線歩きをし、ちょっとだけ急登を登って子三瓶山頂。展望も良く日も差してきて穏やかな陽気。前日までの悪天候がうそのよう。やはりこの地に神は居りますね。
 そのまま今度は孫さんへ。結構急坂を下りる。しかも、ここでやはりここが火山だと知る。少し赤茶げた小石とザレで意外と降りにくい。でも何とか道標のタイム通りに風越まで降りる。するとまた前方に急登、地味に体力を使う。あと、子も孫もよくよく考えたら北側から登っているため、おそらく冬場の雪のせいで結構えぐれている。ちょっと自分のホームの新潟の山、特に守門を思い出す。ただ、守門は1時間半急登、こちらは15分。規模が違うのが救い。
 孫山頂もまずまず展望良し。これから向かう女三瓶・男三瓶の山容がドーンと目に入る。結構爽快。さあ、あそこまで行きますよぉー、と気合を入れなおす。
 ところがここから大平山まではとても気持ちの良いブナとカエデ・イチョウなどの紅葉した森の中を歩く。月並みな表現だがとてもきれいでとても癒される気持ちの良い稜線をゆるゆると登っていく。
 大平山に出ると突如大勢の観光客襲来。ちょっとびっくり。しかもなんかカップルや若い女の子が多い。なぜ?と思ってみんなが写真を撮っている方を覗き込むと、納得。噴火口の池が上から見るとハート形に見えるんですね。しかし、独り者の色気もへったくれもないおっさんは、ちょっとこういうのは縁がなくて苦手なので一応写真だけとってすぐにパスする。その後も観光客の人波を避けつつ女三瓶へ。
 女三瓶山頂は今度はおばちゃん集団が大挙して昼食中。場所もなく、展望もいまいち、雲も出てきたためここもパスして一気に休憩なしで男三瓶を目指す。
 しかし、ここからが今回のメインデイッシュでありました。まずは兜山まではゆるい稜線歩きかなと思いつつ、いきなり岩場出現、ロープまである。ただ、ロープを使わなくても行ける程度の岩でそんなに危険や難易度は感じない。よっこいしょと兜山を越えるとまた下りのロープ。こちらも同様でゆっくりよいしょと降りれば危険なし。
そこからしばらく行くと、今年行った高千穂を彷彿とさせる短いが砂の斜面出現。傾斜は緩いのでゆっくりポイントを選んでいけばこちらも問題なし。そこを越えるとユートピアというポイントに着く。ここでちょうど麓からお昼を知らせるチャイム音が。日も差してきたし、人もいないし、ここでお昼にしようかなぁーと思うが、いーや昼飯は山頂で食うものだ、という変な固定観念に縛られてもうひと頑張り山頂へ。
その後は、少し痩せ尾根があるが、守門や浅草岳に比べればなんてことはない。地元の雪食地形に慣れている理がこんなところで生きる。
 そんなこんなでコースタイムより30分ほど巻いて最高峰男三瓶山頂到着。バンザーイ。少し肌寒かったが天候もまずまず良く、去年登った大山や仰ぎ見ていた稲佐の浜を今年は山頂から眺められたのは感慨ひとしおでした。この景色が見られただけでも来たかいがあったというもの。感動に浸りつつお昼をとる。
 だが、日が陰り、風が出てくるといかんせん寒い。もうちょっと絶景を眺めていたかったのだが、寒さに耐えかねて20分で撤退開始。同じ道をたどるのもなんなので、帰りは来た道に戻らず、一気に男三瓶から西の原に向けて急降下する。しかしこの道が望外に良かったんだなぁ。
 少しだけまだ花が残っていて、アザミやタカネナデシコ、タカネマツムシソウが数輪ずつだが咲き残っていた。こんな時期までよく咲いていてくれたなぁと感動しつつ、急な尾根を下る。また、展望が良くこれから行く道とゴール地点がはっきり常に見えているのはとても気持ちが良い。私の人生もこのぐらい道がぐらいはっきり見えているとありがたいが(笑)
 それはさておき、800mほどまで下ってくると、また杉林とカエデなどの広葉樹混じった木立の中を行く。一面黄色の鮮やかな木立の中を1時間ほど歩く。傾斜もゆるくなってきて歩きやすい。落ち葉を踏む感触、上の鮮やかな紅葉、穏やかな杉木立の木漏れ日、最高の山歩きでしたね。近所にあったら間違いなく毎年登りたい素晴らしい山道でした。
 そんな最高の時間はあっという間に終わってしまい、気づいたらスタートの分岐が目に入ってきた。名残惜しい気持ちを残しつつすすきの原を下る。ただ、森が切れたら熱い。道路まで出て、標識に備え付の温度計を見ると18度。熱すぎるし、汗もかいたので温泉が恋しい。さあ、温泉につかりに行きましょう。
ということで、最高の気分に温泉までついて最高の山旅を終えられました。
山陰はいい山ばかりですね。移住したくなるぐらいいい山でした。また来たいなあ

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男三瓶山、女三瓶山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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1/5

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