瑞牆山 (みずがき山自然公園から周回)
- GPS
- 04:05
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 980m
- 下り
- 967m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:03
天候 | 晴れ 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高2000メートルあたりから登山道の凍結が見られ、山頂直下の南斜面で岩場が連続するエリアは岩と氷のミックスで難易度が上がっていた。山頂から北側の黒森コースは歩く人も疎らだが、北斜面のためか雪が雪のまま残っていて、南斜面の岩場よりも容易に通過が可能だった。 |
写真
感想
瑞牆山は10年以上前の5月に一度登っているが、記録は残っていても記憶はほとんどなかった。今回再訪して、周回コースで歩いてきた。
みずがき山自然公園の駐車場には8時過ぎの、自分としてはかなり遅い時間に到着。ノーマルタイヤなので早朝の移動は躊躇われ、この時間となってしまった。とまっているクルマは疎らだが、準備中の人もいる。以前来たときにどこにクルマをとめたかは全く記憶がない。歩き始めてもその印象は変わらなかった。昨日の30km近い日帰り山行の疲れがないと言えば嘘だが、好きでやっていることなので致し方ない。登りと言っても登山口で既に1500メートル近いので、今日は大きくは登らないのが幸い。行動時間も、予想では4時間程度とお気楽ハイキング程度だ。気温が低く寒いのでシェルまで着込んで歩き出すが、さすがにこれはすぐに暑くなって、アンダーとソフトシェルの2枚になる。出発時間が遅かったためか、富士見平付近までは人の姿を見なかったが、小屋には幾張りかのテントがあったし、休憩中の人もいた。標高は既に1800メートルを超えているにも関わらず、水場の水は出ていて利用可能だった。特に休憩などせずに進む。ここからは一旦下り、沢を渡ってから本格的な登りに入る。標高が2000メートルを超えると、登山道が凍り始めペースも落ちるようになる。岩場が凍っているので、凍った岩を踏まないよう気を付けて登るが、それでも時折つるつる滑ってしまう。この辺りから前後に人の姿を多く見掛けるようになる。岩場の難所だし、そこが凍結しているので、皆慎重に登らざるを得ないのだろう。登りではアイゼンは不要と考えて登るが、両手のストックはさすがに邪魔になるのでザックにしまう。両手両足を駆使した登りとなった。コルまで上がると反対側は日が当たらない北斜面のようで、氷ではなく雪が残っているように見えた。ここを登下降したほうが楽に見えたが、実際ピークを踏んだ後に歩いたら、そのとおりだった。コルから10分ほど登ると山頂に到達。ここまでほぼ樹林帯歩きで眺望は得られなかったが、山頂付近はさすがに眺めが良かった。ただ、山頂付近も雪がしっかりついているので、軽率な行動で滑って墜ちるなんてことになりそうであった。山頂からはお隣の金峰山がよく見える。ここも一度大弛峠からピストンしただけなので、そのうちもっとまともなコースで歩かなくては、と思っている。近くの八ヶ岳は山頂付近に雲がかかっているようだった。標高がもっと上がると雲が出やすかったのかもしれない。山頂からの景色は良いのだが、何せ狭いので長居はせずに下りにかかる。登りは使用しなかったチェーンスパイクを履いてから下りに掛かる。下りにかかると続々と登りの人とすれ違う。あれだけの人が山頂にいるスペースはないだろうと思う。コルまで戻り北斜面の黒森コースを下り始める。南側の岩場はカチコチの氷が岩場を覆っていて、難易度も高かったが、こちらは傾斜は急なものの、登山道は雪に覆われていて、スパイクの刃が良い具合に効き歩き易かった。岩と氷のミックスになった斜面を下るのも良い訓練になったとは思うが、こちらの下りの方が気楽である。このコースは歩く人も少なく、登りで利用しているパーティはほとんど見掛けなかった。自分は単純ピストンのコースが好きではないので、なるべく周回できるコースで歩いているが、このコースは人も少ないし、かといって手入れされていないわけでも全くないので、当たりのコースだった。山頂で履いたチェーンスパイクは、雪が消えてなくなるところまで使用した。下りでアイゼンをどこで脱ぐかは大抵悩ましいのだが、今回に関しては雪消えが割と分かり易く、雪が見えなくなったところで脱いで正解だった。途中にある不動滝は、ほとんど期待していなかったのだが、思っていた以上に立派。右側半分凍結しており、見応えがあった。ここで水飲みの小休止。もっと寒い時期にくれば滝は完全結氷しているのかもしれないが、その頃は道路がクローズになっているのだろうか。滝を過ぎると沢沿いの歩きが始まる。登山道上の雪氷はほとんどなかったが、時折は現れるので、都度要心しながら歩く。沢には小さい木製の橋が架けられているところがほとんどだったが、渡渉が必要なところもあり、凍っているところもあったので、滑ってドボンしないように慎重に渡渉した。そうこうしているうちに雪も氷もなくなり、林道に至る。もう安全圏。林道を歩き、途中で自然公園の中を歩いて駐車場に戻る。出発からほぼ4時間で戻ってきた。当初の予想どおり。
10年ぶりの瑞牆山は、周回コースで歩いたのでかなり楽しかった。登山道が南側と北側では全然性質が違うためだ。今回ももしまた単純ピストンだったら、記憶に残らない山行になっていたと思う。
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