三浦の南・武山と大楠山をつないで歩く（京急長沢駅〜前田橋バス停）

2017年12月02日(土) [日帰り]

• GPS: 04:53
• 距離: 17.8km
• 登り: 767m
• 下り: 780m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:06
• 休憩: 0:46
• 合計: 4:52

距離 17.8km 登り 781m 下り 795m

11:28 京急長沢駅
11:58 12:01 富士山(三浦富士)
12:19 12:22 砲台山（大塚山）
12:35 12:47 武山
13:24 13:34 鉄塔
14:25 衣笠城址
14:38 大畑橋
15:03 阿部倉登山口
15:29 15:41 大楠山
15:44 15:50 大楠山レーダ雨量観測所
16:20 前田橋バス停
16:20 ゴール地点

天候

晴れときどき曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：京浜急行線・京急長沢駅
復路：前田橋バス停-新逗子駅経由逗子駅行き（京浜急行バス）
逗子駅まで370円。バスは10-15分に1本あります。

コース状況／危険箇所等

■武山ハイキングコース：よく整備されています。京急長沢駅からの登り口は、「三浦富士」を示す小さな手作り標識だけですので通り過ぎないよう。
■武山〜横須賀リサーチパーク（光の丘）：道標に「この道はコースではありません」とあり、公式には整備されていないようですが、この日も利用者がおり、そこそこ踏まれていました。
■横須賀リサーチパーク（光の丘）〜山科台住宅地：過去に整備されたようですが荒れています。途中の市営公園墓地の稜線部では、他の尾根に乗らないよう、ひたすら柵にそって進みます。道幅が非常に狭く、滑りやすい急なアップダウンもあるため、注意が必要です。
■大楠山ハイキングコース衣笠コース：処分場工事のため迂回路が設定されています。迂回路の告知があちこちに出ていますが、1ヶ所間違えてしまいました。迂回路上にある、以前はコース通行者による横須賀PAの利用が歓迎されていたようですが、関係者入口脇にあったその掲示は現在取り外されているとのことです（scsiさんさんに確認いただきました。下記コメント欄参照）。
■阿部倉コース：衣笠コース迂回路が合流します。よく整備されています。ただ、ほとんど階段で標高を稼ぐので意外と大変です。
■前田橋コース：粘土質で滑りやすいところがあります。日没が近い場合は舗装された芦名コースの方が良いでしょう。山から下った前田川沿いには河床に前田川遊歩道が設けられていますが、夕方で真っ暗になっており、並行する公道を歩きました。

写真

12/2 11:29

おはようございます。京急長沢駅から今日は超〜遅いスタートです。

12/2 11:34

駅を出てすぐ右手、あれが最初に目指すご当地富士だろうか。

12/2 11:35

あっという間に登山口に到着。団地の公園の入口って感じですけどね。

12/2 11:37

駅を出てからものの10分もかからず、すごい早さで登山道が始まりました。

12/2 11:54

照葉樹林でしょうか。この季節にまだ葉を落としていない広葉樹の林が続きます。

12/2 11:55

武山コースの起点は野比だったようで、山頂手前で初めて公式道標が現れました。

12/2 11:58

ほどなく富士山こと三浦富士に到着。火山の神様、浅間神社が祭られています。

12/2 11:58

その本家富士山が相模湾ごしに見えるはずですが、うーん。もう冬なのになあ。

12/2 12:11

行動再開。途中から車が通れる道幅になります。砲台山に物資を運ぶ目的でしょうか。

12/2 12:17

砲台山の山頂は縦走路から少し外れた所にあります。寄っていきましょう。

12/2 12:18

山頂手前の道沿いに古い台座が2基、遺構として残されています。

12/2 12:21

山頂には海上保安庁の施設があり、いまも首都の海の玄関を見守っています。

12/2 12:22

砲台の遺構は、大音量のハイカーグループに再利用されていました。

12/2 12:24

武山方面に少し下ったところに古い貯水槽。これも遺構のようです。

12/2 12:29

稜線を進むと、200mもない山とは思えないほど立派な木も生えています。

12/2 12:32

ただの階段を撮っていたら、トレラン女性に「何かいるんですか？」と聞かれ恥ずかしい（レコです！）。

12/2 12:35

急に視界が開けると武山の山頂部に到着です。ここにもアンテナが立っています。

12/2 12:36

AZALEA HOUSEと気取った休憩所の2階が展望台に。上がってみましょう。

12/2 12:37

三浦富士と違い全方向見えます。東京湾の湾口方面、長く連なる房総もうっすらと。

12/2 12:38

こちらは東京湾の東京方面。立ち並ぶビルや建物が示す海岸線。

12/2 12:42

少し奥に武山不動があるのでお参りします。航海の安全祈願で人気だとか。

12/2 12:50

武山を後にし、来た道を分岐まで引き返します。「この道はコースではありません」、

12/2 12:52

と道標に書いてありますが、私の影が写っている方の左手の小道に下りていきます。

12/2 12:55

確かに整備状態はいまいちですが、この日も他に利用者がいました。

12/2 12:58

出口は草ぼうぼうの民家の庭先のような場所。逆方向は知らないと難しいかも。

12/2 13:02

目の前には突然近代的なエリアが出現。横須賀リサーチパークのNTT研究所。

12/2 13:06

広い歩道が整備された道を進み、光の丘2番のバス停の先で左折します。

12/2 13:08

その先、岩戸養護学校の青い看板がある手前の小道に入ります。

12/2 13:11

学校の敷地を半周くらいして、舗装がなくなった地点が取りつきです。

12/2 13:14

以前公園か何かとして整備しようとしたようですが、荒れて倒木が痛々しい状態。

12/2 13:18

その先には有刺鉄線（鉄条網）の下をくぐるという難所（？）も。

12/2 13:21

しかしご褒美もあります。東京南線3・4号線No.15鉄塔、いただきました！

12/2 13:26

続いて並行する東京南線1・2号線No.15鉄塔も。あれっつ、写す方向を間違えた？

12/2 13:27

鉄塔の下は好展望地です。ここで持ってきたパンを食べて小休憩にしました。

12/2 13:34

行動再開。行く手の大楠山が見えているようですが、まだまだ距離があります。

12/2 13:36

更にもう1つ小ぶりなのをゲット、電々武山線No.4鉄塔です。電電じゃなくて電々！

12/2 13:37

いつの時代のものか、横須賀軍港の裏手の山にあったのと同じような石柱。

12/2 13:38

キターっ！巡視路と別れ、この延々と続く墓地の境界の柵に沿って進みます。

12/2 13:45

途中で内側に歩道っぽいものが現れます。何度曲がっても柵に沿って進みます。

12/2 13:54

しかし道幅が異様に狭い上にこんな急坂も。柵にしがみついて下ります。

12/2 13:55

ついには荒廃してこの惨状。もうどこが道なんだかわかりません。

12/2 13:57

柵をまたいで外側に脱出し、そのまま尾根を伝っていきます。

12/2 14:05

柵を離れ、最後に藪を抜けたら配水塔が現れます。なんとか生還できました。

12/2 14:10

天と地ほど違う山科台に下りました。この山、想像していた以上にひどかった。

12/2 14:12

瀟洒な新興住宅地の住民たちのどれだけが、裏山魔境を知っているのだろうか...

12/2 14:25

さて、衣笠城址をめざしてしばらく公道を進み、大楠山の衣笠コースに入ります。

12/2 14:27

また公認のハイキングコースに戻ってきました。あの柵の後だけにほっとします。

12/2 14:38

ただしごみ処理施設建設のため、途中で阿部倉コース方面に迂回する必要があります。

12/2 14:42

迂回したおかげで、今日4基めの三崎線No.34鉄塔がおまけについてきました！

12/2 14:48

しかし庭先の柿の木に気を取られて迂回路の左折箇所を通り過ぎ、5分以上大回り。

12/2 15:03

なんとか阿部倉コースの登山口。ようやく落ち着いて登山再開できるか。

12/2 15:04

出だしの方は鬱蒼とした深山幽谷、のような気もする水辺の道です。

12/2 15:09

最年少女性パーティと遭遇。足元は果敢にもビーサン。子どもだけでも登る山なのか。

12/2 15:24

でも川底から山頂までほとんど階段で標高を稼ぐという、意外とキツい道でした。

12/2 15:29

ようやく今日最後のピークにして三浦半島最高峰、大楠山に到着しました。

12/2 15:35

鉄塔以来、久々に腰を落ち着けられる場所でおやつタイム（20円引）。ハラヘリ。

12/2 15:40

「ビューハウス」売店は休業ですが、展望台に登ってみましょう。

12/2 15:37

なかなかどうして、広々とした森の向こうに海を臨む景色。江の島も見えています。

12/2 15:38

西の空は間もなくブロークン・サンセット♪今日は富士山は見えませんでした。

12/2 15:38

のっぺりと三浦半島の先端、左の方に最初に登った武山の山群が見えて嬉しい。

12/2 15:44

測候所の展望台も登りましたが特に景色は変わらず。菜の花の植付が済んでました。

12/2 15:51

帰りは相模湾に沈みゆく夕日を追って前田橋コースを下山します。

12/2 15:52

ちょっと滑りやすい道。木立の間からチラチラと夕日が差し込みます。

12/2 16:16

山道を下り切ったところから、アーベントロートの山並みを振り返り。

12/2 16:25

前田川の遊歩道ではなく、公道を通って前田橋のバス停まで辿り着きました。

12/2 16:35

夕闇の迫るなか、逗子駅行きのバスに乗って帰宅します。

12/2 16:43

バスの車内から長者ヶ崎付近、相模湾の水平線を残照が虹色に染めている。

12/2 17:09

逗子でやっぱりマーロウに寄り、お土産にプリンを買って帰宅しました（終）。

撮影機器：

GR DIGITAL 4 RICOH

感想

guru

今月12月に入ってからか、ヤマレコトップページの「おすすめルート」の写真に私の知っている人（！）がデカデカと出ていて驚いています。特にPC版の方はローテーションもせず、視線の集まる真ん中のいい位置に出ずっぱりで、本人（gura）は髪がボサついているのを気にしているようですが...気になるのはそこか（笑）。
さて、冬は乾燥した晴天の多い関東地方、里山のベストシーズンが到来したようですが、やっぱり早起きが出来ません。雨に翻弄された今年の夏から秋の借りを返したいところですが、、となると、普通の時間に起きて朝食を食べてから悠々と出発しても、すぐに登山口について日没までに下山できる（道迷いしなければ）三浦半島の山に今回も活躍いただくことにしました。
候補としたのは半島南端にある「武山・三浦富士」と「大楠山」、いずれも半島最高の...標高200mクラスの山です。ただしこの2つは既に歩いた「三浦アルプス」「鎌倉アルプス」とは違って峰続きになっておらず、横須賀市によってそれぞれ別のハイキングコースとして整備されています。どちらも単体では少々短すぎるので、つないで歩いてみることにしました。
過去レコを見ると、2つの山の間はハイカー系の人は大楠山の「長坂古道」というルートを使い、トレラン系の人は以前大会が行われていたルートにあたる「衣笠コース」（ただしごみ処理施設工事のため、阿部倉コースに合流する迂回路が設定されている）を使う傾向があるようでした。今回、山を長く歩きたい、住宅地部分の道がわかりやすそうという理由で後者のルートにしたのですが、、、武山を下りた横須賀リサーチパーク(YRP)と、大楠山衣笠コース側の新興住宅地である山科台の間の、都市化の波から逃れた小さな山稜が、、、とても歩きづらかったです。問題は東側に広がる市営公園墓地の稜線部の整備が元々半端なうえに、放置されて荒れ放題になっているからですが、、、私有地ならまだしも、墓地とはいえ公有地であれば、せっかくの半島に残された緑の回廊をもっと活かしてほしいと思いました。
現状ではこのルート、その筋の人には嬉しい鉄塔が3本ゲット出来るメリットもありますが、平坦な長坂古道経由より所要時間もかかるようですし、のんびりハイキングの方にはおススメできません。てゆうかトレランの人とすら、この「裏山魔境」に限っては1人たりともすれ違わなかったじゃないか・・・（汗）

コメント

須賀爺

横横道路の横須賀PA 他
guruさん　はじめまして＆こんばんは

横横道路の横須賀PA

前は「関係者以外立入禁止」の看板がある一方で「トレラン、ハイキングの方もご利用ください」みたいな看板にのぼりまでたくさん並んでいて「一体、どっちなんだ！？」って感じでしたが無くなっちゃいましたか？朝食食べずに出てきたときにうどんとか食べたことがあります。

瀟洒な新興住宅地

谷間をゴミで埋めて上に土を被せた場所なんですよ！一時期、クリスマスイルミネーションの名所として賑わってました。

guru

Re: 横横道路の横須賀PA 他
scsiさん、コメントありがとうございます。

横須賀PAは私も休憩するのを楽しみにして行ったのですが。。。
「立入禁止」の看板の向こうに本物の「関係者」の姿が見えたので、
目立たないよう、コソコソ通り過ぎてしまったのが良くなかったのかも知れません。
のぼりまで並んでいるのを見落としたとしたら、どれだけ節穴なのか情けないです。

現地の写真を撮っておらず確かな証拠がないので、
PAの記述は削除（修正）することにします。ありがとうございました。

新興住宅地、両側が山で衣笠方面が下がり、ここだけまっ平になっていますよね。
90年代半ば頃に開発、一斉に入居したされたエリアでしょうか。
私が当時住んでいた横浜北部にも同じようなところで同じようなことやってました。
ただ、住民同士のキラキラ競争が過熱して大変という話を聞いたことがあります。
ある意味ヤマレコの「話題の山行記録」と変わらないかも知れませんが。

須賀爺

Re[2]: 横横道路の横須賀PA 他
guruさん、こんばんは

私が余計なこと書いてしまったばかりにすみません。
夕方、確認にいったらやはり「立入禁止」の看板だけになってました。
まだまだ迂回期間が続くのに残念なことです。

ちなみに去年はこんな感じになっていたんですよ！といっても
コメント欄に写真はアップできませんので
ヤマレコ日記のページに写真を上げておきました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/40808-detail-155570

guru

Re[3]: 横横道路の横須賀PA 他
scsiさん

わざわざありがとうございます！（でもお近くでしょうか）
以前の写真を拝見しましたが、確かにハイカー絶賛歓迎されていますね。
立入禁止なのに...

何か歩行者による事故やトラブルでもあったのでしょうか。
それとも勝手にやっていたのが、本部に見つかって怒られたのか。

すぐ近くにはコンビニもありませんし、ちょっとした旅気分を盛り上げてくれそうな
PAの休憩所開放、ぜひ再開してほしいですね。