急登つづきの丹沢前衛・弘法山〜高取山


- GPS
- 06:22
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 727m
- 下り
- 759m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路=神奈中バス・神戸〜伊勢原駅北口、小田急・伊勢原駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
秦野駅北口を出て、水無川にかかる橋を渡ったら右折。イトーヨーカ堂や秦野ガスのタンクを右に眺めながら東へ進む。10分程度歩いて「新常盤橋」交差点を左折。更に10分ぐらいで左手にノジマ電機が見え、道路を挟んでその向かい側に「弘法山公園」の看板がある。小さな水路を渡って左へ行くとハイキングコースの入口。 雑木林を縫うように伸びる小道を登っていくと、富士山を望む(今回はガスって見えず)「浅間山」に出る。更に急勾配の階段を登ると、展望台のある「権現山」に到着。広々とした草むらにベンチや水飲み場などがあり、食事や休憩にはいい場所。 展望台からは秦野の市街地や丹沢の大山、表尾根、渋沢丘陵などが一望できる。また、野鳥観察用のウオールがありバードウオッチャーでにぎわっている(我々も数羽のメジロが水盤で水浴びする様子を観察。2月ごろ来た時はシメ、ジョウビタキなども見た)。 権現山から弘法山までは広々としたハイキングコースで登山の趣はない。弘法山には大きな鐘楼と弘法大師を祀ったほこらなどがある。ここにもベンチやテーブルがあるので、食事などには便利。我々もここで昼食を取った。 弘法山を過ぎると道幅は急に狭まり、登山道らしくなる。まっすぐ東へ進めば吾妻山を経て鶴巻温泉に出るが、高取山は北方向。標識も何もない分岐点があったので、通りかかった登山者に教わって左へ進んだ。 旅人のための常夜灯などが残る「矢倉沢往還」(江戸時代の街道)の切り通し(善波峠?)を横切ると、道は更に登山道らしくなる。一本調子の登りは次第に勾配が増し、念仏山を過ぎるとますます厳しくなってくる。高取山の直下はちょっとしたロープ場もあり、かなりのアルバイトを強いられる。 高取山から先も急な下りで、なかなか気が抜けない。1時間弱で着いた聖峰は見晴らしが良く、空気はかすみ気味だったが江ノ島やランドマークタワー、新宿副都心のビル群もかすかに見えた。小さなお堂の周りには赤い幟がたくさん立っていたので、初めは「ひょっとして茶屋でも?」と期待したが無人だった。 聖峰からの下りは急な「男坂」と緩やかな「女坂」があるが、今回は後者を選択。10分ぐらいで車道に出て、ミカン畑や住宅地を抜け、東名高速の下をくぐって国道246号線へ。「神戸」バス停前には農協の直売所があり、そこで涼みながら土産物を購入。伊勢原行きバスに乗ったが、伊勢原駅周辺には入浴施設がなく、結局は鶴巻温泉の大和旅館に(混んでいないことを電話で確認した上で)入浴した。 反省会はいつもの「黒兵衛」から目先を変えたいと、近隣の別の店へ。うっかり店名を忘れてしまったが、明るい雰囲気で店主のおばさんも気さくな感じで悪くないと思った。近くのラーメン店で仕上げたが、こちらも店名を失念。魚介系主体のスープで自分の好みとはちょっと違うけど、それなりにうまいと思いました。 |
写真
感想
1ヵ月前に捻挫した右足首のリハビリと、購入したばかりのストックの使い心地を試すことが今回の主な目的。同行を申し出てくれたnegiさんに感謝しています。
弘法山から吾妻山を経て鶴巻温泉へ行くルートは過去に2回歩いており、基本的にはユルユルのハイキングコースという認識でしたが、それだけでは物足りないので、蓑毛・大山方面への途上にある高取山にまで足を伸ばすことにしました。
高取山は標高わずか556mの低山ですが、意外に手ごたえがありました。厳しい残暑も加わって、山頂に着いたころは完全に息が上がり、全身汗ビッショリ。持参した2リットルの水(スポドリ含む)はすべて飲みきってしまいました。聖峰方面へ向かわず、そのまま北上すれば大山まで行けるわけですが、夏場はとてもその気になりません。
あと気になったのは、指導標がなかったり、あっても表記が不親切だったりして、分岐点でいちいち地図を確認したり人に尋ねなければならなかったこと。同じように感じた方がおられたのか、不親切な標識にマジックペンで「念仏山→」などと書き込んである場所もありました。
また、高取山から先では、全く他のハイカーと会わなかったのが不思議。地味なルートとは言えまあまあ風情のある山だし、聖峰からの見晴らしも最高なんですけどね。
今回は、「ハイキングコースだろう」と高をくくったのが、痛かった。
念仏山を過ぎてからの急登、頂上の手前の急登、頂上直下の急登と急登3兄弟にやられました。やはりどんな場所でも25000図は見て、コースを確認しておくべきと反省しました。
でも、弘法山から高取山コースは、山らしい趣のあるコースでした。夏以外にまた来るのもいいかも。練習にはいいですね。
ただ、下山の一般道が長い。神戸のバス停で待っていたら、目の前は渋滞の車列。車内の皆さんからの、無遠慮な視線を感じました。神戸バス停は山から遠く離れているので不思議に思われたのかもしれません。
今回の昼食はチャーハンでした。冷凍チャーハンを保冷バッグに入れておくと、昼前には解凍完了。フライパンで炒めました。おいしかった。
また、バス待ちの間に入った農協の直売所は涼しい上に、ものも安い。たまねぎ四個、ニラ一束、谷中しょうが一束、コロッケ2個で500円ちょっと。葉物野菜が急騰しているときに助かりました(きゅうとうという言葉は心臓によくない)。
鶴巻温泉駅前のラーメン屋は「だしラーメン」です。ニューカマーです。そのうちラーメンデータベースに報告しておきます。
矢倉沢往還のことを「鎌倉時代の街道」としましたが、ふと不安になって調べたら江戸時代が正解でした。訂正します。
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