船石林道から御所平への最短コースを歩いてみる
- GPS
- 05:44
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 687m
- 下り
- 680m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 5:45
天候 | 曇り 時々小雪 【気温】 駐車地出発時:0℃ 御所平南峰:−5℃ 臼杵ヶ岳:−3℃ 駐車地出発時:3℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
安楽越林道分岐から船石林道へ〜地道に変わる手前の路肩に駐車。 (2台程のスペース) ちなみに林道分岐から駐車地まで1.5kmほどありそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【長坂の頭尾根に合流する尾根】 気まぐれですがテープも見られます。踏み跡は? 〜ダ侘啼擦魃へ進んだコスギ谷出合いから急斜面を北向きやや右へ 上がると明確な尾根に乗ります。 尾根芯を遮る岩場も有りますが、いずれも越えずに捲いて逃げます。 Lも下生えも無い明確な尾根が合流地点まで続きます。 【臼杵ヶ岳下から北東へ派生する東尾根?】 微かに踏み跡も、気まぐれですがテープも見られます。  ̄欝魯岳を下った最初のピーク680mの展望岩場から北東へ流れる 尾根に入ります。(方角:40度) 入口の灌木を抜けるとすぐに尾根形状に変わります。 D杭笋瞭を正面にして下り、580mのコブで分かれる尾根を 右へ選び(方角:80度)、後は薮も下生えも無い尾根筋に従います。 と根筋がゆるく右曲した後、岩コブを越え鬼ヶ牙東峰を正面に見て 下ると次第にコシダが尾根筋を覆い、傾斜が一気にきつくなり 一瞬ルートを失いますが、良く観察するとコシダの間に 僅かな踏み跡が見られます。 450m辺りで次第に尾根形状が崩れ、微かな踏み跡?について 強引に斜面を下ると狭い切り開きから林道に着地します。 林道が地道に変わって数十メートルの場所です。 |
写真
感想
南鈴鹿にゆったりと広がる御所平は展望、雰囲気共に魅力的だが
石水渓を起点にすると、まったりするのは難しい。
調べてみると船石林道を起点に投降できそうな尾根が有る。
バリエーションルートだがこれを使えば短時間で到達できそうだ。
安楽越林道の分岐から船石林道を上流へ向かう。
舗装が途切れ、地道に変わる手前の路肩にわずかなスペースを
見つけ駐車する。車2台ほどの小さなスペースだ。
資料の少ないコースだ、地図とコンパスを片手に林道を歩き始める。
船石谷本流を渡り、コスギ谷出合いで山腹を眺めると、取付きの目印は
すぐに見つかった。
急な山腹をわずかに上がるとすぐに明確な尾根に乗る事が出来た。
下生えも薮も無い、明確な尾根がほぼ北へ向かっている。
右手、梢の間にチラチラ見えるのは長坂の頭だろう。
尾根に立ちはだかる岩場も現れるが、いづれも基部を捲いて通過すると
やがて良く踏まれた長坂の頭尾根に合流する。
うっすらと積もった雪を踏みながら樹林の登りにかかるとやがて
左手に重なった大岩が現れ反時計方向に捲いて行くと、大幅に時間短縮
してあっけなく県境尾根に合流し、小太郎峠に到着だ。
早速大岩の展望台に出て御所平〜仙ヶ岳〜長坂の頭、そして遠くに
光る伊勢湾などの展望を楽しみ、県境尾根を北上する。
小太郎谷の源流に広がる家老平から左に振るように、広がった斜面を
直登し、うるさいほどの馬酔木の茂みをくぐると、突然空が抜けて
モノトーンの世界が広がる御所平の南峰に飛び出す。
時計を見るとまだ9時だ。臼杵山を経由すると約3時間半だが、
今回のコースでは約2時間で到着できた。
さらに足を延ばして御所平まで行きたいが、まだ未知の下山ルートが
残っている。今回は余裕をもって下りたいので次の機会にして、
色彩には欠けるが綿向山からぐるりと鬼ヶ牙にかけて広がる大展望を
楽しみ戻る事にする。
帰路は家老平から馬酔木をくぐり、尾根下のトラバースコースから
ピークを過ぎた小さな鞍部で尾根に合流し、小太郎峠まで戻り
臼杵ヶ岳へ向かう。
峠から僅かな時間で舟石の展望地へ来ると辺りの山腹には
霧氷の華が見られ、いよいよ冬本番を実感する。
ベンケイへの分岐を見送り南下するが、漫然と広がる馬酔木の林は
ルートを失いやすいので踏み跡やテープを追いながら慎重に進む。
朽ちた鹿除けネットを踏む痩せ尾根を過ぎると、いよいよ登りとなり
臼杵山・安楽越の分岐に出て、右折すると臼杵ヶ岳の山頂だ。
プレートが無いと通過しそうな平坦地で、ゆっくり食事を摂る。
これから下るルートを地形図で再確認して、臼杵山へ向かう。
臼杵ヶ岳を下り登り返した最初のピークが目指す尾根の分岐地点だが、
踏み後について行くとピークの展望岩の脇を右曲するので分岐する
尾根に気づかず通過してしまう。
一度展望岩へ戻り、東へ向かう臼杵山への尾根を見送り北東へ流れる
尾根に踏み込む。
潅木を抜けるとすぐに尾根形状が現れる。小さいながらも明確で
概ね歩いやすい尾根だ。前半は正面に長坂の頭を見て下る。
しばらくして小さなコブで尾根が分れる、要注意ポイントだ。
直進の急降下を見送り、右の尾根を進む。
時々崖を捲いたり、岩をぬったりしながら進むが、足には優しい尾根だ。
やがて現れた岩コブを越えると次第にコシダが尾根を覆い、
一気に傾斜がきつくなる。
ルートを失いやすくなるので、正面に鬼ヶ牙東峰を意識しながら微かな
踏み跡を追うと、やがて尾根が広がり急斜面を駆けるように下ると
小さな切り開きで林道へ飛び出し、見ると駐車地まで僅かな距離だった。
【船石林道を奥まで入れば、御所平をたっぷり楽しめる事がわかり
収穫だった。東尾根の後半は少し紛らわしいが、投降に使った二本の
尾根も問題なさそうだ。林道次第でピストン、周回どちらも選択でき
山行目的に合わせ、いろんなコース取りができそうだ。】
コメント
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onetotaniさん、こんにちは。
南鈴鹿もモノトーンの世界になったんですね
小太郎谷源流は家老平というのですか!
知りませんでしたが、雪がついて一段と趣があります。
真っ白の御所平もきっと素敵なんだろうと思います
船石林道は、あそこまで車で上がれるんですね。
確かに、御所平を目指すには、ありがたい地点です
のんびりしたい気にさせる御所平、一度しか行っていません。
また行きたくなります。
今回も、とても興味深いルート紹介、ありがとうございます。
南鈴鹿も魅力いっぱいですね
totokさん 今晩は。
色彩に欠ける冬らしい天気でしたが、風が無くて助かりました。
今回の尾根を使えば、林道に入れなくても積雪期の御所平を
時間内に歩けそうな感じです。
久しぶりの南鈴鹿でしたが、やはり主脈とは違った魅力を
感じさせるエリアでした。
こんばんはonetotaniさん
つい1ヶ月前に同じ所を歩いているのですが、雪が乗るとまるで別世界ですね。天候や季節が変われば全く違う世界を見せてくれる、山は本当に面白いです。臼杵山へ行かずに下る尾根、興味深く拝見しました。
P.S.日曜日にkomakiさんにお会いしました。コラボレコ楽しみにしております。
teppan2013さん 今晩は。
先月に歩かれたコースは南鈴鹿の魅力満載のコースですが、
少々ロングになりますので、陽の短いこの季節はせかされますね。
それで今回は御所平だけに的を絞って歩ける最短コースを模索した結果、
二本のバリエーションルートを使うことにしました。
季節を問わず御所平をじっくり楽しめる目途が立ちました。
そして積雪期でも行けそうな事がわかり、収穫でした。
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