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Yamareco

記録ID: 1330989
全員に公開
ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

船石林道から御所平への最短コースを歩いてみる

2017年12月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:44
距離
7.1km
登り
687m
下り
680m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:10
休憩
1:35
合計
5:45
7:01
14
スタート地点
7:15
7:15
39
コスギ谷?出合い
7:54
7:57
23
長坂の頭尾根に合流
8:20
8:32
10
8:42
8:43
15
8:58
9:04
11
御所平南峰
9:15
9:15
13
9:28
9:34
1
9:35
9:41
2
9:43
9:45
4
9:49
9:55
35
10:30
10:31
1
10:32
11:15
2
11:17
11:17
5
11:22
11:26
73
東尾根?分岐
12:39
12:44
2
船石林道に着地
12:46
ゴール地点
天候 曇り 時々小雪
【気温】
駐車地出発時:0℃  御所平南峰:−5℃  臼杵ヶ岳:−3℃
駐車地出発時:3℃ 
過去天気図(気象庁) 2017年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鈴鹿ICより国道306〜安楽川を上流へ〜石水渓(せきすいけい)〜
安楽越林道分岐から船石林道へ〜地道に変わる手前の路肩に駐車。
(2台程のスペース)
ちなみに林道分岐から駐車地まで1.5kmほどありそうです。
コース状況/
危険箇所等
【長坂の頭尾根に合流する尾根】
気まぐれですがテープも見られます。踏み跡は?
〜ダ侘啼擦魃へ進んだコスギ谷出合いから急斜面を北向きやや右へ
 上がると明確な尾根に乗ります。
尾根芯を遮る岩場も有りますが、いずれも越えずに捲いて逃げます。
Lも下生えも無い明確な尾根が合流地点まで続きます。

【臼杵ヶ岳下から北東へ派生する東尾根?】
微かに踏み跡も、気まぐれですがテープも見られます。
 ̄欝魯岳を下った最初のピーク680mの展望岩場から北東へ流れる
 尾根に入ります。(方角:40度)
入口の灌木を抜けるとすぐに尾根形状に変わります。
D杭笋瞭を正面にして下り、580mのコブで分かれる尾根を
 右へ選び(方角:80度)、後は薮も下生えも無い尾根筋に従います。
と根筋がゆるく右曲した後、岩コブを越え鬼ヶ牙東峰を正面に見て
 下ると次第にコシダが尾根筋を覆い、傾斜が一気にきつくなり
 一瞬ルートを失いますが、良く観察するとコシダの間に
 僅かな踏み跡が見られます。 
450m辺りで次第に尾根形状が崩れ、微かな踏み跡?について
 強引に斜面を下ると狭い切り開きから林道に着地します。
 林道が地道に変わって数十メートルの場所です。
【船石林道】
舗装終了地点の僅かな路肩スペースに駐車。
2017年12月09日 07:02撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
12/9 7:02
【船石林道】
舗装終了地点の僅かな路肩スペースに駐車。
林道を塞ぐ倒木には苦労しました。
2017年12月09日 07:07撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 7:07
林道を塞ぐ倒木には苦労しました。
船石谷を渡ってコスギ谷に出合うと、
2017年12月09日 07:13撮影 by  Canon IXY 180, Canon
1
12/9 7:13
船石谷を渡ってコスギ谷に出合うと、
取付きの目印はあっさりと見つかった。
2017年12月09日 07:15撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 7:15
取付きの目印はあっさりと見つかった。
枝尾根目指し急な山腹を攀じる。
2017年12月09日 07:22撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 7:22
枝尾根目指し急な山腹を攀じる。
【枝尾根】
470m辺りで尾根に乗った。
2017年12月09日 07:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 7:26
【枝尾根】
470m辺りで尾根に乗った。
岩場を右から迂回。
2017年12月09日 07:37撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 7:37
岩場を右から迂回。
下生えも、藪も無い明確な尾根筋が続く。
2017年12月09日 07:46撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 7:46
下生えも、藪も無い明確な尾根筋が続く。
どちらから迂回するか迷うが、左からが安全そうだ。
2017年12月09日 07:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 7:50
どちらから迂回するか迷うが、左からが安全そうだ。
長坂の頭尾根に合流。
2017年12月09日 07:54撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 7:54
長坂の頭尾根に合流。
ストックの方向から来ました。
2017年12月09日 07:56撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 7:56
ストックの方向から来ました。
雪景色の御所平〜仙ヶ岳。
2017年12月09日 08:07撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
12/9 8:07
雪景色の御所平〜仙ヶ岳。
今日初めての道標を過ぎると、
2017年12月09日 08:08撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 8:08
今日初めての道標を過ぎると、
大岩に向けて登りが始まる。
2017年12月09日 08:10撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 8:10
大岩に向けて登りが始まる。
大岩を廻り込んで、
2017年12月09日 08:16撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 8:16
大岩を廻り込んで、
【県境尾根】
小太郎峠に到着。
2017年12月09日 08:19撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 8:19
【県境尾根】
小太郎峠に到着。
「大岩」
2017年12月09日 08:21撮影 by  Canon IXY 180, Canon
6
12/9 8:21
「大岩」
「大岩の展望地にて」
長坂の頭〜鬼ヶ牙、そして伊勢湾を遠望。
2017年12月09日 08:22撮影 by  Canon IXY 180, Canon
6
12/9 8:22
「大岩の展望地にて」
長坂の頭〜鬼ヶ牙、そして伊勢湾を遠望。
ギザギザの仙ヶ岳南尾根と野登山。
2017年12月09日 08:23撮影 by  Canon IXY 180, Canon
7
12/9 8:23
ギザギザの仙ヶ岳南尾根と野登山。
御所平〜仙ヶ岳、奥には鎌ヶ岳の山頂がチョコンと。
2017年12月09日 08:23撮影 by  Canon IXY 180, Canon
7
12/9 8:23
御所平〜仙ヶ岳、奥には鎌ヶ岳の山頂がチョコンと。
馬酔木の森は南峰、そして右には御所平だ。
2017年12月09日 08:24撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
12/9 8:24
馬酔木の森は南峰、そして右には御所平だ。
【県境尾根】
濃くなった馬酔木の茂みを抜けて。
2017年12月09日 08:53撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 8:53
【県境尾根】
濃くなった馬酔木の茂みを抜けて。
モノトーンの南峰に到着。
2017年12月09日 09:01撮影 by  Canon IXY 180, Canon
6
12/9 9:01
モノトーンの南峰に到着。
「南峰からの展望」
綿向山から清水頭-雨乞岳〜国見岳-御在所岳-鎌ヶ岳、
そして見事にU字を描くサクラグチ〜横谷山〜能登ヶ峰の稜線。
2017年12月09日 08:59撮影 by  Canon IXY 180, Canon
6
12/9 8:59
「南峰からの展望」
綿向山から清水頭-雨乞岳〜国見岳-御在所岳-鎌ヶ岳、
そして見事にU字を描くサクラグチ〜横谷山〜能登ヶ峰の稜線。
あの崖は鹿の楽園だ。
2017年12月09日 09:02撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 9:02
あの崖は鹿の楽園だ。
御所平は次の機会にして今回は戻ろう。
2017年12月09日 09:04撮影 by  Canon IXY 180, Canon
6
12/9 9:04
御所平は次の機会にして今回は戻ろう。
家老平とベンケイの尾根。
2017年12月09日 09:15撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 9:15
家老平とベンケイの尾根。
好展望の「舟石」に到着。
2017年12月09日 09:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
6
12/9 9:50
好展望の「舟石」に到着。
霧氷の華。
2017年12月09日 09:51撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8
12/9 9:51
霧氷の華。
舟石から望む臼杵ヶ岳方面
2017年12月09日 09:54撮影 by  Canon IXY 180, Canon
6
12/9 9:54
舟石から望む臼杵ヶ岳方面
曖昧な馬酔木の林を辿る。
2017年12月09日 10:13撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 10:13
曖昧な馬酔木の林を辿る。
痩せ尾根を過ぎると、臼杵ヶ岳への登りだ。
2017年12月09日 10:25撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 10:25
痩せ尾根を過ぎると、臼杵ヶ岳への登りだ。
【臼杵ヶ岳】
ゆっくりしよう。
2017年12月09日 10:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
12/9 10:33
【臼杵ヶ岳】
ゆっくりしよう。
御所平〜仙ヶ岳を展望。
2017年12月09日 10:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 10:33
御所平〜仙ヶ岳を展望。
風を避けて食事タイム。
2017年12月09日 10:38撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
12/9 10:38
風を避けて食事タイム。
四日市のコンビナート。
2017年12月09日 11:08撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
12/9 11:08
四日市のコンビナート。
琵琶湖と比良山地
2017年12月09日 11:16撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 11:16
琵琶湖と比良山地
この山域で良く見かける杭の分岐道標。
2017年12月09日 11:17撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 11:17
この山域で良く見かける杭の分岐道標。
東尾根?が分岐する展望岩場。
2017年12月09日 11:22撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 11:22
東尾根?が分岐する展望岩場。
【東尾根?】
臼杵山コースと別れ、斜面のような尾根へ踏み込む。
2017年12月09日 11:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 11:26
【東尾根?】
臼杵山コースと別れ、斜面のような尾根へ踏み込む。
すぐに尾根形状が現れた。
2017年12月09日 11:30撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 11:30
すぐに尾根形状が現れた。
アニマルトレース
2017年12月09日 11:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 11:33
アニマルトレース
長坂の頭を正面に見て下る。
2017年12月09日 11:35撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 11:35
長坂の頭を正面に見て下る。
快適な尾根じゃないか。
2017年12月09日 11:36撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 11:36
快適な尾根じゃないか。
要注意ポイント:尾根が分れる580mの小コブ。
2017年12月09日 11:40撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
12/9 11:40
要注意ポイント:尾根が分れる580mの小コブ。
ここは直進の尾根を見送り右の尾根へ。
2017年12月09日 11:44撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 11:44
ここは直進の尾根を見送り右の尾根へ。
時々岩をぬったり、
2017年12月09日 11:48撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 11:48
時々岩をぬったり、
崖を捲き終えて。
2017年12月09日 11:55撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 11:55
崖を捲き終えて。
右へ振るように尾根が続く。
2017年12月09日 11:57撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 11:57
右へ振るように尾根が続く。
尾根を遮る倒木。
2017年12月09日 12:00撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 12:00
尾根を遮る倒木。
小さな岩場で、
2017年12月09日 12:02撮影 by  Canon IXY 180, Canon
1
12/9 12:02
小さな岩場で、
長坂の頭尾根〜御所平を展望。
2017年12月09日 12:04撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
12/9 12:04
長坂の頭尾根〜御所平を展望。
鬼ヶ牙東峰を正面に見て下るようになると、
2017年12月09日 12:05撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 12:05
鬼ヶ牙東峰を正面に見て下るようになると、
尾根筋をコシダが覆い始めた。
2017年12月09日 12:07撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 12:07
尾根筋をコシダが覆い始めた。
臼杵山と下降を開始したピークだ。
2017年12月09日 12:10撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
12/9 12:10
臼杵山と下降を開始したピークだ。
コシダの茂みに微かな踏み跡が。
2017年12月09日 12:17撮影 by  Canon IXY 180, Canon
1
12/9 12:17
コシダの茂みに微かな踏み跡が。
新名神の奥は雨引山かな?
2017年12月09日 12:19撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 12:19
新名神の奥は雨引山かな?
尾根形状が崩れ、なかば強引に斜面を下る。
2017年12月09日 12:31撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 12:31
尾根形状が崩れ、なかば強引に斜面を下る。
こんな場所から林道に着地。
2017年12月09日 12:39撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 12:39
こんな場所から林道に着地。
着地点は駐車地から数十メートルの距離だった。
2017年12月09日 12:39撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 12:39
着地点は駐車地から数十メートルの距離だった。
【船石林道】
岩坪川に架かる「石水渓橋」
2017年12月09日 13:31撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
12/9 13:31
【船石林道】
岩坪川に架かる「石水渓橋」
橋の手前に鬼ヶ牙登山口が。
2017年12月09日 13:31撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 13:31
橋の手前に鬼ヶ牙登山口が。
左:安楽越林道  右:船石林道
2017年12月09日 13:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
12/9 13:33
左:安楽越林道  右:船石林道
2017年12月09日 13:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 13:33
【石水渓】
こちらは鬼ヶ牙「三ツ淵登山口」
2017年12月09日 13:35撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
12/9 13:35
【石水渓】
こちらは鬼ヶ牙「三ツ淵登山口」
安楽川の景勝地「三ツ淵」
2017年12月09日 13:35撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
12/9 13:35
安楽川の景勝地「三ツ淵」
撮影機器:

感想

南鈴鹿にゆったりと広がる御所平は展望、雰囲気共に魅力的だが
石水渓を起点にすると、まったりするのは難しい。
調べてみると船石林道を起点に投降できそうな尾根が有る。
バリエーションルートだがこれを使えば短時間で到達できそうだ。

安楽越林道の分岐から船石林道を上流へ向かう。
舗装が途切れ、地道に変わる手前の路肩にわずかなスペースを
見つけ駐車する。車2台ほどの小さなスペースだ。

資料の少ないコースだ、地図とコンパスを片手に林道を歩き始める。
船石谷本流を渡り、コスギ谷出合いで山腹を眺めると、取付きの目印は
すぐに見つかった。

急な山腹をわずかに上がるとすぐに明確な尾根に乗る事が出来た。
下生えも薮も無い、明確な尾根がほぼ北へ向かっている。
右手、梢の間にチラチラ見えるのは長坂の頭だろう。

尾根に立ちはだかる岩場も現れるが、いづれも基部を捲いて通過すると
やがて良く踏まれた長坂の頭尾根に合流する。

うっすらと積もった雪を踏みながら樹林の登りにかかるとやがて
左手に重なった大岩が現れ反時計方向に捲いて行くと、大幅に時間短縮
してあっけなく県境尾根に合流し、小太郎峠に到着だ。
早速大岩の展望台に出て御所平〜仙ヶ岳〜長坂の頭、そして遠くに
光る伊勢湾などの展望を楽しみ、県境尾根を北上する。

小太郎谷の源流に広がる家老平から左に振るように、広がった斜面を
直登し、うるさいほどの馬酔木の茂みをくぐると、突然空が抜けて
モノトーンの世界が広がる御所平の南峰に飛び出す。
時計を見るとまだ9時だ。臼杵山を経由すると約3時間半だが、
今回のコースでは約2時間で到着できた。

さらに足を延ばして御所平まで行きたいが、まだ未知の下山ルートが
残っている。今回は余裕をもって下りたいので次の機会にして、
色彩には欠けるが綿向山からぐるりと鬼ヶ牙にかけて広がる大展望を
楽しみ戻る事にする。

帰路は家老平から馬酔木をくぐり、尾根下のトラバースコースから
ピークを過ぎた小さな鞍部で尾根に合流し、小太郎峠まで戻り
臼杵ヶ岳へ向かう。

峠から僅かな時間で舟石の展望地へ来ると辺りの山腹には
霧氷の華が見られ、いよいよ冬本番を実感する。
ベンケイへの分岐を見送り南下するが、漫然と広がる馬酔木の林は
ルートを失いやすいので踏み跡やテープを追いながら慎重に進む。

朽ちた鹿除けネットを踏む痩せ尾根を過ぎると、いよいよ登りとなり
臼杵山・安楽越の分岐に出て、右折すると臼杵ヶ岳の山頂だ。
プレートが無いと通過しそうな平坦地で、ゆっくり食事を摂る。

これから下るルートを地形図で再確認して、臼杵山へ向かう。
臼杵ヶ岳を下り登り返した最初のピークが目指す尾根の分岐地点だが、
踏み後について行くとピークの展望岩の脇を右曲するので分岐する
尾根に気づかず通過してしまう。
一度展望岩へ戻り、東へ向かう臼杵山への尾根を見送り北東へ流れる
尾根に踏み込む。

潅木を抜けるとすぐに尾根形状が現れる。小さいながらも明確で
概ね歩いやすい尾根だ。前半は正面に長坂の頭を見て下る。
しばらくして小さなコブで尾根が分れる、要注意ポイントだ。
直進の急降下を見送り、右の尾根を進む。
時々崖を捲いたり、岩をぬったりしながら進むが、足には優しい尾根だ。
やがて現れた岩コブを越えると次第にコシダが尾根を覆い、
一気に傾斜がきつくなる。
ルートを失いやすくなるので、正面に鬼ヶ牙東峰を意識しながら微かな
踏み跡を追うと、やがて尾根が広がり急斜面を駆けるように下ると
小さな切り開きで林道へ飛び出し、見ると駐車地まで僅かな距離だった。

【船石林道を奥まで入れば、御所平をたっぷり楽しめる事がわかり
収穫だった。東尾根の後半は少し紛らわしいが、投降に使った二本の
尾根も問題なさそうだ。林道次第でピストン、周回どちらも選択でき
山行目的に合わせ、いろんなコース取りができそうだ。】

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コメント

モノトーン
onetotaniさん、こんにちは。

南鈴鹿もモノトーンの世界になったんですね
小太郎谷源流は家老平というのですか!
知りませんでしたが、雪がついて一段と趣があります。
真っ白の御所平もきっと素敵なんだろうと思います

船石林道は、あそこまで車で上がれるんですね。
確かに、御所平を目指すには、ありがたい地点です
のんびりしたい気にさせる御所平、一度しか行っていません。
また行きたくなります。
今回も、とても興味深いルート紹介、ありがとうございます。
南鈴鹿も魅力いっぱいですね
2017/12/10 19:14
Re: モノトーン
totokさん 今晩は。

色彩に欠ける冬らしい天気でしたが、風が無くて助かりました。
今回の尾根を使えば、林道に入れなくても積雪期の御所平を
時間内に歩けそうな感じです。

久しぶりの南鈴鹿でしたが、やはり主脈とは違った魅力を
感じさせるエリアでした。
2017/12/10 20:03
別世界
こんばんはonetotaniさん
つい1ヶ月前に同じ所を歩いているのですが、雪が乗るとまるで別世界ですね。天候や季節が変われば全く違う世界を見せてくれる、山は本当に面白いです。臼杵山へ行かずに下る尾根、興味深く拝見しました。

P.S.日曜日にkomakiさんにお会いしました。コラボレコ楽しみにしております。
2017/12/11 17:30
Re: 別世界
teppan2013さん 今晩は。

先月に歩かれたコースは南鈴鹿の魅力満載のコースですが、
少々ロングになりますので、陽の短いこの季節はせかされますね。
それで今回は御所平だけに的を絞って歩ける最短コースを模索した結果、
二本のバリエーションルートを使うことにしました。

季節を問わず御所平をじっくり楽しめる目途が立ちました。
そして積雪期でも行けそうな事がわかり、収穫でした。
2017/12/11 19:49
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